ジョジョ・ラビットのレビュー・感想・評価
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なぜ高評価なのかさっぱり分からない。
何度も睡魔に襲われて大変だった。 早く終われとひたすら願っていた。 ナチスのユダヤ人差別が悪なら、 アメリカの黒人差別は? 中国のチベット、ウイグル差別は? 南アフリカのアパルトヘイトは? 李氏朝鮮の特権階級両班の一般民衆への差別は? 欧米列強のアジア植民地支配は? ナチスを批判できる国などこの世にあるのか。
K大尉は優しいし、善人。
第二次大戦末期のドイツで生きる10歳の少年の姿を描いた作品。 コメディなのか、マジなのか。ぶっちゃけ、ふざけているのかと思う程ナチスを茶化している訳ですが、実は、茶化すことでナチスの愚かさを示しているというような気がします。特に、作品の取っ掛かりは、完全にナチスをバカにしています。 物語にシリアスさ?が加わってくるのは、物語中盤から。それでも、どこかコメディタッチで話の深刻さを緩和している様な気がします。 実は、物凄く深刻で、悲しい話を描いているはずなのですが、物語のタッチで救われている気がします。
第二次世界大戦のドイツ少年の生活
敗戦の色濃い戦時下のドイツの少年の生活とユダヤ人差別を扱った映画だが、重苦しくは描いていないと私は感じた。こんな扱いを嫌う『真面目な方』もおられると思います。でも、重い映画を嫌う人もいるから、そんな人に観てもらう為なのかもしれない。 ナチの非情な振る舞いは描いてはあるが、それも10歳の少年の視界を反映してか、酷い場面を見せないためか、カメラの視線は低い。 軽やかに描きながら、戦時下の狂気と人間の持つ正義感を伝える良い映画です。 時間を作ってみていただきたい。
予告と評判を裏切らない
ある程度の時代背景設定を分かっていた方が良いのかな。 (知識ゼロでなければ流れでなんと無くわかります。) タイカワイティティであのルックスの少年で可愛いコメディという印象だったが、それだけでは評判と、アカデミーの各賞ノミネートと繋がらないかなと思っていた。 それでこのストーリー展開、こういう世界だった、という事を見させられる場面もあり、しかしながらコメディ要素もありつつ、ジョジョ自身がいかに「臆病ラビット」を封印し勇気を持って自分自身と向き合っていくかに涙した。
最後まで乗れなかった
一言。「うーん」。 ☆よかった点☆ ・10才のジョジョ目線で話が進む、ドイツの戦時下という設定が新鮮。全然子供騙しではないところも。 ・母親(スカーレット・ヨハンソン)、キャプテンK(サム・ロックウェル!出てるってしらず、驚き)。 大変な時期でもジョジョを、ちゃんと子供として接し守るところ。 大人の取るべき姿を貫いているところが、優しさを感じました。 ・登場人物があまり出ないので、混乱することはない。 △うーん、な点△ ・個人的な意見です。 実は最初の15分で、「ちょっとこれはパッとしないな」と。 話の盛り上がり方もイマイチだし。空想のヒトラーっていうのも、映像ではもうちょっと工夫が欲しい。 ・アカデミー賞作品賞候補になってましたが。それほどのものではないような。 単館の名画座系で渋く上映されているような分類。 ・子供が主人公の割に、ちょっと「げ」っていうシーンが個人的にいくつかあったのも。 週刊誌の映画評や、観た方の評価は高いので。 見る人を選ぶのかなあ。ま、旧作DVDで見る程度ならいいと思います。
笑って泣けて、蝶が舞う
控えめに言って、最高でした。最初から最後まで。 10歳のジョジョが、少女と出会い成長する。 これは、ボーイミーツガールとも言える!? ナチ思想に染められてはいても、元々は、ウサギを殺せと命じられても逃がしてしまう、心優しい少年なんですね。 ジョジョの友人もヒトラーユーゲントながらとてもいい子っぽいし、お母さんは、行方不明のお父さん(共産主義者?)とともに、愛情豊かにジョジョとジョジョのお姉さんを育てていたのでしょうね。お母さん、とてもいい味出してます。こんなお母さんになりたい。こんな美人にはなれないけど😅 ジョジョのお姉さんが何故亡くなっているのか、はっきり語られていなかったのですが、お姉さんとよく似た、ユダヤ人の女の子を匿う、勇気あるお母さん、凄いです。 お母さんと、もう一人、勇気ある人の、ジョジョを助けてくれる大尉さん。2人の場面、泣けました。 ジョジョが劇中、妄想のヒトラーと会話するのが、めちゃくちゃ笑えます。本物のヒトラーも最期は拳銃自殺しますけど、ジョジョが、妄想ヒトラーとどう決別するか、未見の方は是非御自身の目でお確かめ下さい!
高評価レビューにヤラレた。。。
全世界的にヒットしたスターウォーズとアベンジャーズではなく・・・ 映画好き以外は知らない作品で、アカデミー賞主演男優賞・主演女優・助演女優賞にノミネートされてるアダム・ドライバーとスカーレット・ヨハンソン 公開作が多くどれから観るか悩むも・・・ 予告が面白そうだったのと、初日の時点のYahoo!レビュー4.5超の高評価〜ジョジョ・ラビットチョイスの金曜レイトショー 冒頭からビートルズ、落ちこぼれな10歳の主人公と、彼にしか見えないコミカルなヒトラー コレは、レビュー評価通り面白いやんと思いましたが・・・ だんだんイーストウッド作品を先に観た方が良かったかも!?と思ってしまう(^◇^;) 終演後、後ろの席の2人の会話 A『面白かった!?』 B『なんか微妙;;;;』 私も心の中で『確かに^^;;;』 この作品でアカデミー賞助演女優ノミネートのスカーレット・ヨハンソンの存在感と愛情演技は素晴らしいですが・・・・ アベンジャーズでの彼女の頑張りの方が、私的に超助演女優賞です^^!! この時期、アカデミー賞最有力!!とか事前評価に惑わされるよね(^^;;
評価高いの納得
1/17 評価が高く,アカデミー賞作品賞候補なのでレイトショーで観賞。 第二次世界大戦中,ドイツ国内の話なので暗く,重い時代背景で本当は、心やさしく想像力豊かな10歳の少年がナチス,ヒトラーを尊敬していた少年が、いろいろな事を経験する事により本来の心やさしく想像力豊かな少年に戻って行く事を最小限の映像,セリフで表していて、ラスト、少年に対して応援の拍手を送りたくなる作品でした。
音楽やダンスを楽しむ時代が続けば戦争も起こらない
エルサ役のトーマシン・マッケンジーがいいね。仕草や表情が自然なのに心の揺れがこっちに伝わってくる。あの年頃の少年は、頭の良さそうでほのかに色気のある年上の女性に憧れるんだよね。 この映画で一番惹かれたのは、天才子役のローマン・グリフィン・デイヴィスでもなく、スカーレット・ヨハンソンでもなく、サム・ロックウェル演じるキャプテンK。本当の勇気とは、銃弾を浴びながら突撃して敵を一人でも多く倒すことではなく、自分より弱い人間を命がけで守ること。キャプテンKの俠気には魂が震えた。この人、どっかで見たことあると思ったら。「スリー・ビルボード」のレイシスト保安官役。 10才ぐらいの時って警察とか、軍隊とか制服がカッコいい職業に憧れてしまうんだよね。その上、あの時代だからナチスに傾倒してしまうのもよくわかる。 ゲシュタポをはじめとするナチスはとんでもない組織ということは言うまでもないが、天文学的な賠償金をドイツに課して、ナチスを生む土壌を作った第一次世界大戦の戦勝国のエゴも忘れないようにしないといけないと思う。ナチスドイツをソ連への防波堤にしようとして、ナチスをほったらかしたのもイギリスとフランスだからね。 まさかああいうエンディングが待っているとは思わなかった。とてもいいんじゃない。ビートルズで始まり、デビット・ボーイで締めるなんて。音楽やダンスを楽しむ時代が続けば、戦争なんて起こらないから。
ジョジョの希有な体験
第二次大戦中のドイツを舞台に、ヒトラーユーゲントの少年ジョジョの目線で当時のドイツを描きつつ、彼自身の成長を描いた良作でした。ジョジョ役の子の演技がすばらしく、彼とともに一喜一憂してしまいました。ヒトラーを尊敬し、ナチに憧れ、ユダヤ人を蔑みつつも、優しい気持ちを失わず、やがて自分の心にしたがって歩き出す、そんな少年ジョジョをみごとに演じきっていたと思います。 物語は徹底してジョジョを中心に展開し、彼の目線で語られていきます。そのため冒頭から描かれるのは、戦争の悲惨さより、憧れの対象としてのドイツ軍と、戦時を感じさせない暮らしぶりです。そして節目節目に、ナチへの憧れの具現とも、もう一人の自分ともとれる存在として、ヒトラーが現れます。これが、ジョジョの内にある葛藤を描いているようで、わかりやすくておもしろかったです。当時のドイツが10歳の少年の目にはどのように写っていたのかがうかがえるようでした。 そんなヒトラーユーゲントのジョジョが、自宅に匿われていたユダヤ人少女を見つけたところから物語は動き始めます。はじめは驚き、嫌悪していたジョジョですが、少年の憧憬としてありがちな、年上女性への淡い恋心が、本人も気づかないうちにどんどん大きくなっていきます。そして、それがナチに傾倒していたこれまでの自分を否定していくさまが、実に鮮やかに描かれています。 こうしたジョジョの成長を促してくれたのが、彼を取り巻く魅力的な人々です。エルサはユダヤ人を蔑むジョジョに新たな一面を見せ、友人のヨーキーはいつも素直にジョジョに接し、キャプテンKは危険を顧みずジョジョを支えてくれます。中でも母の存在は極めて大きく、叱るわけでも説得するわけでもなく、絶妙な距離感で息子を導く道標を示しているようでした。そんな母役のスカーレット・ヨハンソンの演技が秀逸です。 本作は、反戦、平和、自由、家族、愛、人生など、多くのテーマを含んでいると思いますが、私はジョジョの恋と成長を最も強く感じました。プロパガンダによりナチ信者になる姿は、ネット情報に踊らされる現代人に通じるものがあります。自分で靴ひもを結べるようになったジョジョのように、自分の目で見て、自分の心で感じ、自分の頭で考え、自分の足でしっかり歩いていきたいものです。
良い会話とシーンが1000個くらい集まった映画
笑えるところも、厳しい現実も、ホロっとくる温かさも、 どれも記憶に残るシーンばかりで、 終わってからあれこれと思い出しては、 「良い映画だったなぁ」「映画はやっぱりいいなぁ」と言い続けてしまう映画でした。 子どもが主人公で、そのジョジョも友達も、 家族も身近な人たちも、みんな強くて愉快な人が多いからこそ、 戦争や憎しみ合いがあった歴史をより残酷に感じました。 人と人との会話がどれも印象的で、 1つひとつのシーンがとても大事に描かれている、 映画らしい映画でした。
もう一度観てもきっともう一度感動する。そんな映画だ。
戦争。よくないことと思ってても、平和が当たり前の今はわかりにくい。 当たり前と思ってたことは、洗脳だったりする。戦争の時は戦争が当たり前だったんだろうと思う。そんな映画だ。 テーマは重いけど、とてもコミカルに撮られていて戦争映画だというのを忘れてしまう。そんな映画だ。 笑ってたら、悲しくて苦しくなる。悲しいのに、なぜか温かくなる。そんな映画だ。 2020年を代表する映画だと思う。 もう一度観たい。そんな映画だ。
10歳男児目線の戦争映画
公開初日に鑑賞。第二次世界大戦時のナチスドイツをユーモアを交えて描いた作品ですが10歳男児目線の戦争映画は珍しい。ジョジョ少年の可愛さと健気さに引き込まれた。母親役のスカーレット・ヨハンソンの演技も素晴らしく存在感も抜群。 2020-9
この悲しみは永遠と語り続けなければ
悲劇を笑い飛ばしてしまうような出だしに、正直、ものすごーく不安を覚える。これは単に史実をパロったコメディ映画に過ぎないのではと─。 結構笑えるけど、なんかお寒い・・・。これでは全然笑えない。それどころか、怒りさえ覚えるかもという危惧さえも・・・。 しかし、そんな心配が無用なくらい泣いた。これほどまでに悲しくて、戦うことが無意味に感じた戦争映画はない。 やったらやり返すような構図は全くない映画で、心のわだかまりが晴れることは全くないのだけれど、積み重なっていく不安や悲しみといった感情が何かのきっかけで決壊して、そこから最後まで自分の目からは涙があふれ続けた。 映像の美しさやコミカルさは、この悲しみを中和するためのものだと勝手に解釈。 こうやって風化させることなく過ちや悲劇といったことを語り継ぐことが重要なんだとつくづく思うと同時に、この作品の志みたいなものを強く感じた。 映像と音楽の調和度も素晴らしくて、そのせいで余計に涙が出た気がする。 色んな知識や工夫でもって、戦争を愚弄してくれた、素晴らしい映画だった。
良かったです。
ストーリーが凄く良かったです。 ローマン・グリフィン・デイビスの可愛い演技が、魅力的でとても良かったです。 監督のヒトラーも笑えて良かったし、母役のスカーレット・ヨハンソンの演技も素晴らしくて、流石アカデミー賞にノミネートされているだけあった。 心温まる映画だった。
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