「終わり方がよかったです。」ジョジョ・ラビット ユーキンさんの映画レビュー(感想・評価)
終わり方がよかったです。
とても良い終わり方だと思いました。
流石に旅立ちにしてはバッグがないのはおかしいと思いますが、これからどうしようかと悩むジョジョとエルサが戦争からの開放感から自然にステップを踏み、踊ってしまうのがよかったです。
教官もユダヤ人のエルサの秘密警察からの捜索を庇ってくれたり(教官は反ナチスでジョジョの母の嫌疑がジョジョに及ばないよう捜索に駆けつけたのかな?)、親友のヨーキも最後まで生きていて、顔に傷があり臆病な彼でも変わらず親友でいてくれる安心感や呑気な子供らしさがよかったなと思いました。
キャンプで子供が武器を使った訓練や女の子に妊娠を当たり前のように教えたり、ジョジョがウサギを殺すところを強要されたり、市街戦ではまるで神風のように特攻させられたりと、日本の戦争の過酷さと比較してしまいます。
そんな中想像の中のアドルフ・ヒトラーがユーモアに励ましアドバイスしてくれる心強い味方がエルサと打ち解けるようになった途端、手の平を返すように厳しい態度をとり、少年の心の葛藤を上手く表現していたと思います。
それとジョジョのお父さんは生きているのか気になりました。
コメントする