劇場公開日 2020年1月17日

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「ハートフルで反差別」ジョジョ・ラビット いするぎさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0ハートフルで反差別

2020年2月2日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

ヒトラーに熱狂するけど気弱な少年ジョジョが、第二次世界大戦のドイツで悲惨さを通じて成長するお話。
この作品の魅力を挙げるならば、優しくてコミカルな登場人物たちは外せません。
空想上の友達アドルフ(ヒトラー)、陽気に振る舞ってくれる母親、差別はしない教官キャプテンK、ドジで包容力のある親友ヨーキー。
物語は、主人公がユダヤ人女性を隠し部屋で発見したことで進み始めます。
周りには気弱な性格・顔のアザを差別する人達が沢山いますが、主人公はヒトラー信者なのでユダヤ人に対しては差別的な決めつけを投げかけます。
ユダヤ人女性は時に厳しく否定し、時にはユーモアに話を膨らませる。相手が同じ人間であることを直に学んでいく主人公。
そんな中で、戦況は刻々と変わっていき・・というお話です。ハートフルで反差別のお勧め映画です。

ドゥニ