劇場公開日 2020年1月17日

  • 予告編を見る

「転向」ジョジョ・ラビット Kjさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5転向

2020年2月2日
iPhoneアプリから投稿

ナチス側から描くことはタブーかも知れないが、視点はあくまでも10歳児。ユーモアを盛り込むことで踏み込んでいる。それでありながら手榴弾のくだりで、単なるコメディーにはさせない緊張感を与えてくる。軍国少年が被差別側との交流を経て転向する様を示して、右傾化する現代に警鐘を与える。
サムロックウェルの位置付けが興味深い。体制に従いながらも信服はしない。ゲシュタポに踏み込まれたときの振る舞いが興味深い。ヨーキーがとにかくかわいい。

Kj