「私も弱虫ラビットでいたい」ジョジョ・ラビット アンディ・フクさんの映画レビュー(感想・評価)
私も弱虫ラビットでいたい
第二次世界大戦中のドイツが舞台なのになぜか英語、でも観ているうちに気にならなくなる。だってこれは10歳のジョジョが見た世界だから。
ジョジョのイマジナリーフレンドがインチキヒトラー(ジョジョの想像の産物だからあんな感じ(笑))とか、ラブリーなママとか秘密の友達とか。10歳のジョジョにとって戦争は、時に笑ったり怒ったり泣いたり。国や政治なんか関係なくて、何より大事なのは友達や好きな人と遊んだり笑ったりすることなのだ。子どもの世界ってシンプルでうらやましい。
ママのあの靴のシーンと二人のダンスシーンが秀逸。
そしてキャプテンK…!
オープニングのビートルズとデヴィッド・ボウイの名曲のドイツ語版がグッときます。
ノスタルジックでカラフルな色使いもあって、大人のための絵本のような映画でした。
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