「米軍は何語を喋る!?」ジョジョ・ラビット 万年 東一さんの映画レビュー(感想・評価)
米軍は何語を喋る!?
ナチス・ドイツ、ヒトラーが絶対悪であるのは承知の事実だが、支持者は世界中にいるのだろう今も昔も。
ユダヤ人迫害、同性愛者などヒトラーの意に沿わない人種差別的思考が最悪なSS。
コミカルなコメディ要素、子供が主人公で、感動的に進む物語とアメリカ映画らしい雰囲気満載!?
何か?単純には楽しめない、日本人としても府に落ちない展開があるように思え、英語で話す登場人物とアメリカ映画、ディズニーなどノイズになる要素が気に障り。
アメリカ人から説教されている感覚?アメリカ人が裁きを下す?正しいのはアメリカ人?どのツラ下げて本作を作っているのやら!?
捻くれて頭が硬い自分を、柔軟にする事は出来ずに。
自分の半分以上はアメリカの文化や音楽など、計り知れない影響で作られているのは否めない。
全編通して英語の反面、狙ったかの如くビートルズのドイツ語に違和感を感じました。
本作はコミカル要素など一般受けし易いLOOKが目立ちオスカーノミネートも手伝って大衆受け抜群!?
「サウルの息子」は話題にはなりましたが小難しさと暗い雰囲気もあり食い付きが悪いと思います。
だからご覧になっている方は少ないのでワ!??
1.映画開始直後、“ドイツ人”がしゃベる英語への違和感ゆえ、集中して観られなくなくなりました。連合軍が攻め入った時に話が成立しなくなるのでは?という予想を伴っての鑑賞でした。2.あざとい程巧みな映像、よく練られた靴紐のエピソード、リルケの詩、若干のC.G.といった、商業的成功を熟慮した上での演出=監督の“職人芸”が嫌な印象に繋がりました。 3.感動していらっしゃる方々は「ハウルの息子」(この映画とは切り口が異なるとはいえ)をご覧になっているのでしょうか?