「ナチ少年の心は揺らぐ」ジョジョ・ラビット しげぴいさんの映画レビュー(感想・評価)
ナチ少年の心は揺らぐ
お互い必ずわかりあえる
だって同じ人間だもの
なんかそんな気分にさせてくれる
やっぱりほっこりなラストシーン。
少年たちをあそこまで洗脳してしまう
宣伝効果に社会の風潮というのは
本当に恐ろしいと改めて想う。
子供は子供らしくと母は言う
無邪気が許される子供時代を
有意義に過ごしてもらいたいものだ。
アカデミー脚色賞おめでとう。
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2020.1.21 TOHOシネマズ西新井にて1回目
心に刻み込まれたシーンが山ほど
平和を謳歌するラストシーンに向かって
くすくす笑ってほろりとさせられて
ジョジョと一緒にエモーショナルな旅へ。
ここまで面白いとは思わなかった。
とにかく多層的な登場人物たちが魅力的
それを説得力ある演技が裏づける。
息子への至上の愛情についつい笑み
しかし秘密を抱えてるだろう佇まいを
スカヨハがカリスマ性溢れる大好演。
方やロックウェルも冒頭から大暴走
コメディアンぶりを充分発揮し最後には涙。
皆が平和を渇望しているのに
でもその手に入れ方が異なっていて
世間のちぐはぐは留まらない。
新たな角度の反戦映画。
あの少年そしてユダヤ少女を
また映画館でぜひ応援したい。
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