シン・ウルトラマンのレビュー・感想・評価
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ウルトラマンの真髄を凝縮した一作
まさに、ウルトラマンの真髄を一作に凝縮した作品と自分は考える。
宇宙人≒外星人であるウルトラマンはなぜ人類のために戦うのか。そして、人類はウルトラマンという絶対的神に翻弄されるばかりなのか。その答えのためにあるのが原作となるウルトラマンであると思う。そうした核となるストーリーを完全に描き切ったのが本作である。
ザラブ星人、メフィラス星人というあくまで合理的な外星人に対して、非常に人間臭いウルトラマンという対比も面白い。敵はあくまでビジネスであり、宇宙全体から見れば何もおかしなことはしていない。一方でウルトラマンはあくまで個人的な感情で動いているにすぎない。宇宙のルールからも逸脱している。
あくまで合理的に考えて人類は滅ぼされるべき。ウルトラマンもかつてはゾーフィと同じ考え方だっただろう。しかし今は違う。ゾーフィとの会話はまさに、過去の自分との対話のようにも捉えることができる。ウルトラマン、そんなに人類が好きだったのか。あれは自分自身への問いでもある。人間と出会い、そして融合したことによる変化に自分自身が驚いていることの表れでもあろう。
ウルトラマンは怪獣と戦ってなんぼだと思われるかもしれない。しかし原作も非常に哲学的な作品でもある。人類とは何か、その問いを投げかけられることが印象的な作品も多い。そういう意味でも本作のようなウルトラマンの人間臭さを中心に描くドラマが、まさに最も本来のウルトラマンに近い気もする。だからこそ、この映画のタイトルはシンウルトラマンなのであろう。真ウルトラマン、こうなろう。
マイナス点を言えば、台詞回しがくどくて漫画チックなのと、演技もちょっとわざとらしい感じで、リアリティはだいぶんなかったこと。
前々から見ようと思っていたものがアマプラで配信開始したため視聴。 ...
前々から見ようと思っていたものがアマプラで配信開始したため視聴。
率直な感想としては演技が...と思ってしまった
音に関しては映画館で見たらさぞかし迫力を感じたんだろうなぁと少し後悔。ウルトラマン世代の人には刺さるのかな?劇中曲とか。
米津玄師はかっこよかった。
ウルトラマン
オリジナルをそんなに知ってるわけではないけど尺が短い分、仕方ないけどテレビより正体バレたりとかの展開が駆け足で、ちょっと違和感あったかな。
そんな展開の早さもあったりで前半はツッコミどころも多くてコメディ観てる感覚でした。
メフィラス戦やゼットン戦は最新の映像美とアクションが相俟って見応えあったんですが、、、全体としてはストーリーがやや薄く感じたかな。
シン繋がりだとシン・ゴジラの方が好みでした。
ウルトラマンという複雑さが招いた大人騙し
少しほっそりとした光の巨人が実写風撮影から外れすぎずにVFXも取り入れてメリハリ持って戦う登場は、ウルトラマンは神に近い上位存在だと改めて気付き人類との邂逅にワクワクします。
と思ったら話はゴロゴロ進みなんか色んな話をこなしてく感じになり、ウルトラマンの神秘性は影を潜めて、何したいのか分かりません。
ウルトラマンには色々要素があるので、それを全部拾ってしまったようです。神の代理人としての神秘性よりも、テレビシリーズのウルトラマンを優先したのでしょう。
ゴジラはシンプルに超常と人との邂逅とその打倒がメインなので非常に見やすく、ゴジラの世界観に身体を預けておけば良かった。
ウルトラマンは、噛み砕けないまま話が進み、上位存在も比較的シンプルに身勝手なキャラとして解決されてしまいます。この作品単体としての魅力は非常に弱いです。
ウルトラマンは、テレビシリーズによって育てられた複雑性があり、そのコンテキストを知ってる人向けに感じます。悪く言ってしまえば大人騙しの作品に感じました。
それって シン なのかな。。。
地球の救世主ウルトラマン。そしてこの作品の救世主は長澤まさみ。
子供の頃は仮面ライダーよりもウルトラマン好きだったが、懐かしい所もあり、まあまあ面白かった。
俳優陣は普通。
だか山本耕史と長澤まさみが良かった。
特に長澤まさみが居なかったら凡作だったと思う。製作陣がウルトラマンの特性よりも長澤まさみの特性に特化した作品と言える。
色んな意味で良かった!!(笑)
好き嫌い分かれる作品でしょーね。
特撮プロレスとして良い
ウルトラマンの本質が特撮プロレス作品だと理解してれば楽しめる。
『シン・ゴジラ』は『ゴジラ』のリメイクとして、映画としても素晴らしい出来だったが、ウルトラマンは毛色が違う。
劇場公開時は時間が取れなくて見れなかったのでアマプラで公開になった今視聴
ウルトラマンのコンセプトはSFと特撮プロレス、そのコンセプトから大きく外れた作品は作れないので、複数の怪獣と戦わせるためにストーリー的には足早になるだろうと考えていた。
予想通りの内容。そして特撮プロレスっぷりで期待にこたえてくれた。
小難しい用語を早口で繰り出すことで、雰囲気を出すのはシン・ゴジラ同様だが、今回は役所間のやりとりなどには焦点があってないので、シン・ゴジラのようなテイストを求めても期待外れになる。
今回はそうした用語は、さながらプロレスの解説のように機能している。
特撮プロレスはとても楽しいが、
ウルトラマンの人間性への共感や、チーム愛、人類愛がいまいち感じられず、最終戦も演出的にカタルシスが乏しいため映画としては満足感が低い
惜しい作品
しかし「邦画の娯楽大作」としては破格に出来がいい
楽しめた
見てる途中、見終わったあと思った率直な感想は何だこれは と言った感じ。
恐らく原作?の"ウルトラマン"をリスペクトが多分に含まれており、
なんなんだこの展開みたいなのが結構多い。
しかし、話のテンポがいいため、いわゆる置いてけぼり感は特に感じなかった。
登場人物も癖の強いのが揃っておりエンタメ作品として楽しめた。
配信で観た。おもろかった
基本的に面白いモノだと思ってみてしまっているので
つまんない部分が割り出せてないのかもしれないが
割と無重力ウルトラマンの動作が笑えるシーンも多く、
楽しく最後まで見ることができた。
庵野監督の好きな独特な画角は
マネしたくなる不思議な魅力があり
ついでにダイコンフィルムの「帰ってきたウルトラマン」も見てみたら
この時期から既に独特な撮り方はしていて
40年前からこの感覚だったのかと驚いた。
別にストーリーは大したことはなく
「異星人襲来による世界の均衡がくずれた
日本と諸外国の抑止力問題」をベースに
話が進んでいるだけって感じだが、
ゴジラに続いて、政府のアホっぷりには若干イライラした。
基本的にはおもしろい。
仮面ライダーは映画館で見るようにします。
庵野ワールド全開
公開当時、息子に誘われたのだがコロナが怖いので敬遠してしまった、後で感想を聞いたところ、面白さは文句なしだが、触れてはいけない深遠なテーマに踏み込んでしまったと言っていました。以来、気になっていたのですがアマゾンのサブスクに早くも登場、有難い。
シンと付くだけあって庵野ワールド全開、冒頭から透明怪獣ネロンガやウラン怪獣ガボラと立て続けに登場、先ずは観客の期待に添った直球勝負だから胸躍ること間違いなし。
金城哲夫さんや実相寺昭雄さんの作品でも哲学的なテーマがしばしば織り込まれたが庵野さんも掘り下げていますね、ウルトラマンはただの都合の良い存在、国威高揚の為に謎の異星人の甘言にまんまと載せられてしまう政府高官などシンゴジラの背景に似たアンソロジーも相変わらず、「そうまでして人類を救う価値があるのだろうか」といった異星人視点は重い言葉でした。
豪華俳優陣も見どころですね、長澤まさみさんまで巨人化してしまうのは驚き、ウルトラマンの尻を叩いて「気合入れてこっ!」と例によって上から目線のキャラでしたが終盤ではしおらしくなっていました。斉藤さんにクンクンされたりコメディアンヌとしてもいけるでしょうね。
やたらスケールが小さい
まずこの未曾有の大災害に対応する、「禍特対」なる超法規的組織のメンバーがたったの5人。自衛隊もシン・ゴジラの1/10ぐらいの規模だし、すべてが小スケールで軽い。かと思えば急に地球壊滅の宇宙スケールに事件が拡大する物語のちぐはぐさ。
また、しょせん観客はオタクでしょ、といわんばかりの、現実離れした社会性のない会話がダラダラと続くのも辟易しました。誰に向けて、どんな楽しさを提供したいのか、まったく企画が整理されていない、消費者を軽んじた事業に思えました。普通に子供向けとして、日曜の朝TVのような純粋な特撮娯楽作品にしたほうがよっぽど面白かったのでは。
唯一、早見あかりさんの天然系メガネリケジョが、自然な演技で素晴らしかったです。もし次にこのような特撮モノがあったらぜひ再演を希望します。
ウルトラマンが可愛い
ウルトラマン見たことないけど置いてけぼりされずに最後まで見れた。所々ウルトラマンが可愛い。途中『大日本人』、振り返ってみると小説『三体』な感じもある。
私のウルトラマン愛
お金を払って見たから言わせてもらいます。はっきり言ってつまらない映画だった。
長澤まさみを葛城ミサトにして、ハヤタがシンジにされた。メフィラス星人のイメージも山本さんがつまらなかった。ゼットンも使徒、、、
オタクの庵野さんにしては駄作ですね。コート着たチビノリダーみたいなシン仮面に期待がすでに無い。名作を汚すのはやめて欲しい。私はシンゴジラも認めて無いですよ。円谷英二の足元にも及ばない。
庵野さん、監督を人に任せてはダメだと思います。進撃で失敗作を作った監督に世界のウルトラマンを作らせたらダメでしょう?
ゴジラ、ウルトラマン、仮面ライダーを使って変な巡業するのも貴方らしく無い。シン仮面撮ったら隠居したらどうですか?
改めてSF苦手だなと痛感
2022年劇場鑑賞37本目 愚策 35点
メディアの猛プッシュとわたくしの旦那である(?)西島秀俊が出演していたことから、予定の合間に鑑賞。
予算の中の規模感でまあまあ頑張ってはいたのかもしれないけど、限界も感じたし当方は改めてSFは苦手なのだと再認識する作品になった。
斎藤工は実にハマり役だったと思った。
随所に画角や撮り方を工夫してる感がくどくてストレスだった。
愛すべき巨人
映画館で鑑賞。ウルトラシリーズはメビウスドンピシャ世代で、最近になってまたyoutuberの解説やTwitterのネタ投稿で思いがけず詳しくなってしまったという状況でした。
『シン・ゴジラ』の庵野&樋口コンビの再来ということで期待値は高く、特報や新情報が出るたびチェックしておりました。
観終わってすぐ、「また観たい」と思った映画は久しぶりです。高度経済成長と共に生まれたウルトラマンを現代的(庵野的)解釈で蘇らせた手腕には脱帽しました。ウルトラマンがなぜ地球に来たのか、なぜ人間を守ってくれるのかを外星人との戦いを通して見せてくれる、まさに「空想とロマン」が詰まった物語でした。
唯一残念なことがあったとすればお馴染みの「シュワッチ!」の掛け声がなかったことでしょうか。何も語らず、優しい表情で人間を見つめる彼には愛しさと神々しさを感じましたが、やっぱり少し寂しかったです。
とはいえ全体的な満足度は高く、ややテレビシリーズのダイジェスト版のような構成になりながらも一本の映画としてまとまっていたと思います。デザインワークスに載っている庵野監督の構想によれば続編制作の可能性もあるということで、今から楽しみです。
実相寺アングルがすぎる
結構否定めな感想になっちゃったのは『007』だと思ってたら『キングスマン』だった感覚。シンゴジみたいなの期待してたら多分コメディ寄りに作ってた。
色んな怪獣が出現している日本で、突然現れた地球外生命体ウルトラマンが怪獣と戦ってくれる話。
まず最初に良かった所は、ちゃんと特撮の古臭い感じを出しつつも現代のCGで新しい技術を取り入れてなんだか全く見た事のない新しい映像を体験した感覚が得られたこと。ぶっちゃけ最後のウルトラマン同士が話してるやつとか、MCUのドクスト1で見たようなシーンだけど敢えて(なのか技術がないからかなのか)チープな感じが、不思議だった。何事も技術が最先端を行く必要なんてないんだな。
とは言え、ウルトラマンの知識ほぼゼロで行って怪獣との戦闘を楽しみに見に行った私は途中からこの映画飽きました。すみません(笑)話をどう持っていきたいのかが全く見えて来ないうちに、ウルトラマンが人に干渉するべきか否かのテーマが急に立ち上がって終わっていった。
初代ウルトラマンのTVシリーズの見応えあるところをしっかり見せてファンサービスをしてる感じが、昨今のMCUと同じ感覚だーと思った。ミサトさんの「サービス!サービス!」が聞こえて来そうな感じ、それは良いけど話ちゃんとしてくれよ。1個1個の話の繋がりがないんだよね。でも庵野さんって、一旦エヴァが終わって自分の好きな作品・カルチャーを次世代へ繋ぐというステージに今いるらしいので、これがその1つの形なんだろうな。
そして、エヴァの時から多用されてる実相寺アングル(気をてらったアングル)なんだけど今回やりすぎでは?出演者がスマホを持って撮影していたり、どこにカメラ置いてるんだよというショットが、パンパンと切り替わる。アングルだけなら良いとしても、そのおかしなアングルで画面が何度も切り替わると疲れる。
右上にちょっと人が映ってると思えばすぐに左上に人がいるショットに切り替わって、目線の大移動が起こるのよ。IMAXで見たから余計。そこに訳分からないこと沢山話してて(でも実相寺アングル使う時は大した話してないけどね)体力の消耗が激しい映画でしたよ(笑)
後は、ウルトラマンを見てないとやっぱりエヴァエヴァしてる。長澤まさみの役はミサトさんっぽかったし、神永が人類と交流していくのはカヲル君(森の中で座ってるのカヲル君すぎた)っぽい。おまけに人は群れるみたいな話もするし(笑)そして長澤まさみのお尻を叩く仕草がアニメのキャラ的すぎて私には違和感だった。というか長澤まさみの役の使い方がキモかった。
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