シン・ウルトラマンのレビュー・感想・評価
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アングル最高!最多「顔アップ」映画!
「シン・ウルトラマン」鑑賞
劇中「おもしろー」っと
心のなかで呟きまくりましたw
また今まで観た映画で最多「顔アップ」映画でした。
NHK特集で「アングルと編集が良ければ面白くなる」と庵野さんが言ってた、それが体現されてた作品。
撮り方でこんなにも変わるんですね( ̄∇ ̄)
来年のシン・仮面ライダーも益々楽しみになりました。
日本を代表するSF特撮ヒーロー「ウルトラマン」を、「シン・ゴジラ」...
日本を代表するSF特撮ヒーロー「ウルトラマン」を、「シン・ゴジラ」の庵野秀明と樋口真嗣のタッグで新たに映画化。主人公・神永新二を斎藤工、その相棒となる浅見弘子を☆長澤まさみ☆が演じ、西島秀俊、有岡大貴(Hey! Say! JUMP)、早見あかり、田中哲司らが共演。
ウルトラマンは必ずしも正義の味方ではない
封切りと共に鑑賞。自分は「ウルトラマンメビウス」や各ウルトラマンシリーズの名エピソードのみを振り返る「ウルトラマン列伝」の世代なので怪獣の代表格であるゼットンやメビウスのテレビシリーズや劇場版で出てきたザラブ星人・メフィラス星人以外の知識はあまり無いのだが、それでも充分に楽しめる内容だった。
開始と共にウルトラQやセブンでお馴染みの「ぐにゃ〜」と共にタイトルが出てきてこの時点で世代には堪らないと思うしウルトラマンを少ししか知らない自分もワクワクした。最初からいきなり画像によるダイジェストでこれまで何体かの怪獣が登場し人類がそれらに科学で対処したことが分かるが、新たに登場したネロンガとガロンは電気や原子力など人間の科学を貪り規格外の力で人類を滅ぼそうとする怪獣。人類が手出しができない詰みな状況にウルトラマンがまさに人類にとっての神のような存在として怪獣を倒す。
怪獣の後はザラブやメフィラスなどの外星人との闘いに移っていくがこれもまた面白い。特に山本耕史演じるメフィラスが大変魅力的な描かれ方で、最初だけ交渉を用いたが途中から神永の監禁と偽ウルトラマンに化けた自身による都市の破壊という「力による恐怖」で無理矢理人類を支配下に置こうとするザラブに対して、日本の諺を用いて友好的な面を見せたり、自分達の技術と引き換えに交渉をしたりとウルトラマンが邪魔をする最後の最後まで知恵と交渉で押し切ろうとするメフィラスの対比が良い。
また合間に挟まれるウルトラマンらしからぬギャグ(ピー音ワード、居酒屋のシーンでの「大将、おあいそ」「割り勘でいいか?」などのお前どこで覚えたんだよというメフィラスに愛着が湧いてしまうシーン)は外星人をただ害悪な存在として描いてない、目的は地球の支配でもあくまでただ住む星が違うだけの存在というのが分かって面白い。また、メフィラスを無理に倒さずゾフィーの存在を仄めかしつつ撤退させるという「人類への交渉に始まりウルトラマンとの交渉」で終わらせたのも個人的には好印象。(因みにメフィラスからその後に掛けてシン・ゴジラの登場人物である赤坂秀樹がサプライズ的な登場をし、劇場で幾つも息を呑む音が聞こえ、自分も心の中で大興奮だった。矢口達一同もどこかで忙しくやっているのだろうか。)
メフィラスが撤退したその後の物語は原作ファンの間で賛否が分かれそうと鑑賞中も薄々感じたが、いつも地球や宇宙のために闘うゾフィー隊長と光の国がまさかの地球を滅ぼす側に回り、しかもその方法にあのゼットンを怪獣としてではなく破壊装置として用いるという衝撃的な展開へと向かう。ゾフィーの反対を押し切りゼットンに挑むも一度目はまるで歯が立たずに終わり昏睡する神永マンと、メフィラスも言った「あまりにも規格外で圧倒的な科学力の差」に諦める禍特隊の瀧を始めとする人類。
だが神永の残したデータが瀧を再び立ち上がらせ、世界中の学者を主とした「人間」の叡智と目覚めたウルトラマンの力で破壊装置ゼットンを見事別次元へとワープさせることに成功。物語は元祖ウルトラマンと同じくリピアがゾフィーに人間の美しさ、素晴らしさを説きテレビシリーズでハヤタにしたように神永に自分の命を与えて神永が禍特隊が囲む中で目を覚まして物語は幕を閉じる。
変身やスペシウム光線、ゼットンのピロロロや回転時の不思議な効果音は懐かしさを感じさせ、ラストのウルトラマンが見慣れた赤背景をバックにいつものポーズで登場するシーンなど演出は大満足の出来ではないだろうか。戦闘シーンも特撮と現代の映像技術を組み合わせた素晴らしい出来になっている。エンドロールで流れる米津氏の「M87」もこのシン・ウルトラマンにマッチしていて、感動と共に一抹の哀愁や寂しさを呼び起こす素晴らしい曲である。
上述したギャグとシリアスのバランスも良く、メフィラスが公園で神永と語るシーンはある意味正論とも取れる理論、従来のウルトラマンではあまりされない(または踏み込まない)光の国を含めた外星人たちから地球や人類は資源や兵器として見なされるという割と容赦のないリアリティ、「地球だけでない他の星の政治事情」の描き方もこのシン・ウルトラマンだからこそできるオリジナリティがあって良かったポイント。
と、ここまで概ね称賛しか書いていないし実際に充分満足できる映画ではあるが、最後のゼットン戦がやや駆け足気味だったのと、この映画は人類の技術云々ではなくあくまでウルトラマンが何とかするという話なので、物語の目線も一般人や政治家・自衛隊・海外勢・巨災対など様々な目線で描いたシン・ゴジラに対してこちらの視点はほぼほぼ禍特対を始めとした神永マン・浅見がメインで主要な登場人物もそれほど多くないので、首都圏で完結していたシン・ゴジラよりもスケールは大きいのにその大きさが感じにくくなってしまっているのが玉に瑕。(まあ虚構のゴジラを災害に見立て、徹底的に現実を描いたシン・ゴジラに対しウルトラマンはあくまで「空想特撮」なのでそれが正しいという捉え方もできるが)
ラストも「行ってきます」を「おかえりなさい」で締めるのはグッと来るし、神永に敢えて台詞がない事で神永自身の記憶はどうなっているのかなどのエヴァやシン・ゴジラを始めとした庵野作品らしい「物語のその後」の考察の余地を残しているのは良いが、やはり「ウルトラマンが死ぬ」という終わりなので、シン・ゴジラの一時的にでも完全に決着が着き不気味さを残しつつも、一応は笑顔で終わるというスッキリしたラストに比べて少し哀しげ、物語的にはハッピーエンドでも観客にとってはメリーバッドエンドというのは賛否が分かれるポイントかなという感じ。自分もどちらかというと神永に「ただいま」などの台詞があればもう少し清涼感が持てたかなというのと、でもそれは観客の自分がカタルシスを得たいだけの我儘なのかという思いの狭間で揺らいでいる。
何にせよ物語的には従来のウルトラマンファンなら尚更、絶対に見て損はしない映画であるということを書いてレビューを終わる。
ウルトラマンって、こういう話なの?
ウルトラマン80ぐらいしか見たことない世代です。 やや小難しいストーリーと稚拙な映像を感じました。CGは斬新に感じましたが、アニメっぽく感じる所があります。
中盤で出るメフィラスとかいう外星人は格好良かったです。もっと戦闘シーンが観たかったですね。
いきなりゼットンが出る辺りは、詰め込み過ぎたのか、よくわからなかったです。
あと、バルタン星人出てほしかったですね。
米津玄師の歌はとても良いです。
造ってくれて有難う。ウルトラQ•初代ウルトラマンの体験者は前半に感涙される事でしょう。
造ってくれて有難うです。
ウルトラQ・初代ウルトラマンの体験者には感涙の前半でした。私は再放送でのオリジナル体験者です。構図•空気感のオマージュが素晴らしいです。オリジナルを知らない人にとっては退屈かもしれません。
怪獣の暴れっぷりが嬉しかったです。
長澤さんの美人じゃない設定のヒロイン(失礼)も素敵です。本作では、主人公は長澤さんだと思います。
後半は制作者の新解釈です。見せ方にスピード感が減じ、登場人物の動機付けも弱いですが、私は面白かったです。
合成の残念な部分は、予算の制約かオマージュなのか判断に迷いますが、楽しめました。
但し、ゼットンの質感は残念でした。巨神の禍々しさは無い分、規模による重圧を表現すべきですが、軽い見た目なのでラスボス感に乏しかったです。
台詞は橋田壽賀子さん風を多用しており、状況説明には有効ですが白けてしまいます。
難点有りますが、造ってくれて有難うです。
このクオリティーでウルトラマンのバトルが観れて嬉しかったです。😭
これで終わるべきだと思いますが、バルタン星人、エレキング、ケムール人、レッドキングも見たいですね。
シン・ウルトラマン
子供の時見た最終回。奴に敗れたウルトラマン。科学特捜隊だけで奴をやっつける。⁇?で、ウルトラマンいらないじゃんが率直な感想でした。
今回のシン・ウルトラマンで見事に私の不満を解消してくれた。やはりウルトラマンはこうでなくちゃ。
まさにシン・ウルトラマンでした。
ラストのブツ切りも良かった。
個人的には、長澤まさみさんのあのシーンが一番気に入りました。
話の内容は普通かなぁ。でも二回目みたら気が付かない所にも気が付き面白かったです。
話の内容はとくに感動はしませんでしたが普通ですかねぇ。
テレビで遣っているウルトラマンシリーズみたいなものを期待すると期待外れだと思います。
ただ私の場合ウルトラマンが現代の最新特撮で飛んでスペシウム光線を出して戦っていただけで結構感動したほうです。4つの星はほぼそれですねw
話の流れというかストーリーはウルトラQ的なものに近いのかなぁと思いました。
大人のウルトラマンというか。
かなり賛否の分かれる内容だと思いますので個人的には見に行ってくださいと積極的にはオススメはできません。
ご自分で見に行って判断してくださいという内容でした。
ただ内容次第ではもっと良いものができたのでは?と思えた内容です。
しかしかなりの話題作だったようで今日が会員デ-とうのもあったと思いますが館内はほぼ満席に近い状態だったので驚きました。
最近は映画離れも多いのでかなりの話題作でも平日(土日祝は外す)で満席に近い状態はここ何年かでは数えるほどしかなかったですしウルトラマン世代で期待しに見に来ていた人も多かったのでしょう。
実を言うと私もその一人でしたから。
単純に面白さだけなら月末に公開されるトップガンのほうが期待できそうです。
追伸
6月14日に2回目を見てきました。
一回目はなんか慌ただしく見た感じで細かいところまで目が行き届いていなかったのか2回目は一回目より落ち着いて見ることもでき一回目では気が付かない所も多くかえって一回目より楽しめたように思います。
何回でも見れば気が付かない所にも気がつくみたいは話があったのでとうのもあったのですが確かのその通りだったと思います。
昔の初代ウルトラマンを見ている人なら尚更だと思います。
もともと2回は見に行くつもりでしたがもう一回見に行こうかなぁと思っています。
星も4→4.5にしたいと思います。
オリの再現が素晴らしいが難点多い
戦闘シーンの随所にオリジナル版の再現があって素晴らしかった
禍威獣もシンゴジラの時のように上手く描かれていて、ウルトラマンが来る前に禍特対ができた経緯もわかりやすい
残念だったのはシンゴジラのように人物をアップにするのは新たな要素を出してもよかったと思う
また、ヒロインのお尻を見せたりローアングルから見せるのは微妙でこんなシーンがいるのかと思ってしまいました
あと、やっぱり小難しい話が多くまさか最後の怪獣をアイツが出すとは思わなかった
長い作品を上手く纏められていたと思うが、やっぱり展開が早すぎてもっとウルトラマンと禍威獣の戦いを描いて欲しい
戦闘シーンを見たい人はガッカリするかもしれないので気をつけたい作品だった
モンスターエンジンの「神々の遊び」
マニアにはたまらないだろうけど、普通の人にはまったくもってオススメできない。
前半こそ怪獣との戦いがメインで楽しめるけど…
後半はほとんどお笑い芸人モンスターエンジンのネタ「神々の遊び」だよ。
激アツてんこ盛り
次から次へと敵が現れ、テンポが良かったです。
怪獣とウルトラマンの戦闘シーンは互いが終始ガチでバチバチにやり合っており、何度も見たくなる完成度の高さでした。
私は20代男で本家ウルトラマンは多少知ってる程度でしたが、ガッツリ楽しめました。
しかし、今のウルトラマンとはテイストが全然違うので、小学生には微妙かもしれません。
庵野節 サイコーです。
●作品に対する感想
公開日初回を見てきました! 庵野節サイコーです。 期待以上でした。 満足!
色合い感というか画の色調というか画面の風味?に統一感があった。浮いている画や演技が無かった気がします。
長沢まさみが良かった! もちろんほかの役者さんもハズレ役が無かったよ!
ウルトラマンの所作が良かった。止め画のキマり方が良い。すぐに評論家が解説するだろうけど、アニメ的というか歌舞伎的というか静止芸に近い感じがした。巨大怪獣ともども、それが何ともカッコイイのです。
エンタメとして非常に満足できたし、ウルトラマンをあまり知らない人でも楽しめると思う。
「大怪〇のあとし〇つ」で怒り狂った諸君は安心して見に行ってほしい。シンウルトラマンは満足できる。私は満足できたぞ!
まぁ、見に行くジャンルが「空想特撮映画」であるというのは頭の片隅に入れてみてほしいが。つまりそれ系のお約束とかそういうのを飲み込んだうえで楽しんでほしい。でも普通にドラマとしても高水準でまとまってる。
シンゴジラほどの社会的衝撃は少ないと思う。作家性というか方向性が同じ感じだから、物語としては繋がらないけど「続編」としてもいいぐらいに「同じ色」を感じることが出来る。目新しさは減衰するがエンタメとしては十分すぎるぐらい良くできてた。
自分はシンゴジラに続いてシンウルトラマンも満足できた。たぶん、庵野節のファンに強制されてしまったかもしれない。面白い。大好き。盲目的ファン(庵野を褒めるBOT)にさせられてしまったかもしれない。。。
エヴァはわけわからん事になっていたのでファン以外にはとてもおススメできないけど、今回の庵野節は自分には刺さった。だから他の人にもおススメできるしおススメしたい。脚本的な破綻はもちろん無い(正確に言えば気にならなかった)し、いやーよくできた「空想特撮映画」です。満足しました。
もうね、シンゴジラに続いて「オタク的で語りたい作品」でサイコーです。だから面白くなかった人でもどこが合わなかったのかなども話が聞きたい。語りたい。
●庵野秀明について思ったこと
庵野秀明と実写映画、かなり相性が良いのでは?
庵野の作家性に関わる話だが、庵野はゼロからのオリジナルを作るよりも、元ネタがあってそれを庵野節でブラッシュアップすると傑作になるという感じがした。つまり「超面白い、超優秀な同人作家」であると。たぶんそんなことはどこぞで何度も言われてるかもしれないけど、改めてそう感じた。
彼はゼロから自由に作るとやりたいこと、見せたいことで設定が暴走してしまう。。。
そしてここから導き出される結論は! 次回作 「シン仮面ライダー」 にも大いに期待してヨシ! ということです!!(個人の感想です)
「庵野ありがとう。」自分的にそのような感想が出る作品でした。 「レディ・プレイヤー1」 を見た時「スピルバーグありがとう」と思った以来です。作家に感謝するみたいな映画作品なんてほぼないけど、これにて私がこの作品の高評価具合が伝わればと思います。
シンゴジに続いて、シンウルトラも2022年・私的年間ベスト1映画作品になると思います。ちょっとこれを超える作品は難しそうな気がする。
※細かい演出や見どころ、ニヤリとさせられる所、矛盾に気が付いた所などの個々のシーンについては色々語りたいけど他の人にお任せします。 評論家などの解説がメッチャ楽しみ。一粒で何度もオイシイ作品なんてなかなか出会えないので、ほんと庵野ありがとう。
ハッキリ言うと、何もかも滅茶苦茶‼︎
色々と脚本や構成、そして演出の粗さが目立ち、映画のストーリーに全く集中できなくて萎えてしまいました。
何か脚本の庵野さんの独自視点が他方に散らばった感じで、まとまりが無く観客は置いてけぼりを食った感じです。もう特撮のシン何とかは暫く控えた方がいいのではないかとも感じました。
シンゴジラみたいなんを期待するとガッカリする
庵野の悪い癖が出たな。人任せ。
シンエヴァで多忙だったのかもしれないが。
全体的にまとまりが無く、駆け足で内容が薄い。
おまけに一部の役者たちが下手くそ。
最後もなんだかなあって感じ。
原作リスペクトが半端ない贅沢な劇場版
私は「ウルトラマン」の前の「ウルトラQ」からリアルタイムでテレビの特撮ものにハマった世代である。「シン・ゴジラ」も非常に満足したが、この「シン・ウルトラマン」も期待に応える作品であった。
映画館に行けばアメコミ原作のハリウッド映画が目白押しという昨今にあって、50 年以上も前の日本の特撮テレビドラマを現代の特撮技術を使って映画化してくれたことには、感謝の思いを伝える方法が見つからないほどである。まずはそれが言いたい。
色々と言いたいことはある。まず、ウルトラマンの初回から最終回までを一本化した映画というのは詰め込み過ぎに感じられた。「シン・ゴジラ」が非常に一貫した物語であったのに比べると、話がやや散漫になったのは否めない。
また、政府関係者の出番が激減し、大人向けの見せ場が減っていただけではなく、政府関係者が揃いも揃って国民の幸福を二の次にして地球外生物と協定を結ぶなど、全く情けない連中だったのには非常に失望した。大人の満足度は、「シン・ゴジラ」を 100 として 50 も行ってない感じを受けた。
ただ、メフィラス星人の特殊装置のデモンストレーションの方法には非常に笑ってしまった。長澤まさみのファンにはたまらない演出であったと思う。かく言う私もその一人なので、大いに感謝したい。BD が出たら真っ先に購入したいと思った。
また、映画の冒頭に出て来るゴメス、マンモスフラワー、ペギラ、パゴスなどの怪獣のクォリティは非常に高く、私のようなオールドファンにはたまらないサービスシーンであった。それぞれの登場シーンが短過ぎるのがつくづく残念であった。
ディジタル技術をハックしてしまうザラブ星人やメフィラス星人に対しては、アナログな伝達方法で重要事項の漏洩を防ぐといった話や、異次元世界を利用した敵攻撃の回避方法などもよく考えられていた。だが、ホワイトボードに数式を書き出すという「ガリレオ」風のシーンは違和感があった。むしろそれこそタブレットでやるべき作業であろう。それに、ホワイトボードたった2枚に書き出せてしまうのでは大した内容ではないように思えてしまうと思った。
ゼットンの形態やスケールが改変されていたのも絶望感の演出には良かったと思う。ただし、ゼットンが放出する火球の色が赤いのだけは頂けなかった。1兆 ℃ にも達するという高温であれば青白い色に見えるはずなのである。赤い火球というのは物理的に最も低い温度を連想させるものであるが、ダース・ベイダーのライトセーバーも同様に赤いのは、物理に詳しくない人が決めているためなのだろうと非常に残念な気がした。
ウルトラマンの話には、ゾフィーとのやりとりが欠かせないため、「シン・ゴジラ」のような戦闘が盛り上がって終わるという展開にはなれず、どうしても別の作りにならざるを得ない。終盤の盛り上がりをたとえ欠いたとしても、ゾフィーのあの伝説的な台詞が聞かれたのは嬉しかった。やはり庵野総監督はツボを外さないと思った。庵野と言えば、怪獣の操演者にまで名前があったが、何の怪獣を演じたのだろうか?と気になった。
主人公を斎藤工にしたのは、顔がウルトラマンに似ているからではなかったかと思えるほど、ウルトラマンのスーツの風貌はよく似ていた。音楽や効果音が原作に過剰なほどリスペクトを払っていたのは、「シン・ゴジラ」と同様で、その姿勢も高く評価したい。自衛隊が全面的に協力していたのも素晴らしいと思った。
(映像5+脚本4+役者4+音楽5+演出5)×4= 92 点
おもしろかった。
先ずは庵野秀明総監督 樋口監督のウルトラマンに対しての愛を感じた。シルエット フォルム BGM SE にもこだわっていて観ていてワクワクした。そして見た事ない角度のウルトラマンが見れて高揚した。ウルトラマンにドラマ性や大人の事情を足すとこうなるだろう。全ての対比が静かに上手く描かれていたと思う。
色々と懐かしく観れました
この作品を見る方はおそらく私と同じ年代だと思います
勿論新しいウルトラマン世代の方も見られると思いますが…
先ず子ども向けに作られた感じではありません
TVで放映されたウルトラマンは大人まで楽しめる作品に作られたと思いますがシンは子どもには難しいのではないかと思いました
監督の熱い想いが詰まったシン・ウルトラマン私も熱くなりました
時間もあっと言う間に経過してしまった感じでした
かいじゅう…文字忘れてしまいました…外星人?
次から次へと出てきます
私的には詰め込み過ぎの作品に思えました
できることなら2作くらいに分けてもよかったのではないかと思います
これは私のようにウルトラマンをもっと見ていたいと思うファンだけかも知れないですね…
全1257件中、1201~1220件目を表示