シン・ウルトラマンのレビュー・感想・評価
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だってウルトラマンですよ?
「ウルトラマンの正義とは?」という一つの禅問答のような永遠の謎があったオリジナルのウルトラマンをうまく料理して、ウルトラマンが自発的に人類を守る、ホモサピエンスを守る理由を描いたあたりは非常に良いと思った。
シン・ゴジラと比較してダメを出す人が多いけど、私的にはシン・ゴジラの行き過ぎた装飾感、押井守などの作風を焼き直した感がやや嫌いだったので、徹底して「空想特撮番組ウルトラマン」を、丁寧に再構成した本作には好感が持てます。
模型のようなプラスティッキーな飛行ポーズも、「でもこれがウルトラマンだもんね」と安心しました。
反面、ちょっと残念だったのが「ゾーフィ」との関係。
ゾーフィが地球を滅ぼすという裁定を下し、その手段がゼットンという、オリジナルのゾフィーから大きく外れた(でも着地点は同じという絶妙な味付けですが)設定に少しがっかりしたのも事実。
ただ、最後にゾーフィも人類を守るべき存在と認識し、これから異星人が攻めてくるだろうとした所に、侵略に来る異星人との戦いを描いたセブンや、その後のウルトラシリーズに繋がるフラグを立ててくれたことは◎
粗いCGと尻切れ感、私が嫌いな言葉です。
初代ウルトラマンのテレビシリーズは、再放送て視聴(でも、初代の総集編の映画は映画館で見た記憶あり)。
「シン・ゴジラ」は素晴らしい体験でしたので、否が応でも「シン・ウルトラマン」に期待して、この日を楽しみにしてました。
人生初のIMAXは、没入感が凄く、良かった。
特撮は、禍威獣や外星人ザラブまでは特に気になる点もなく、息を呑んで見ましたが、巨大長澤まさみ辺りから合成が雑に見えましたし、メフィラスとのバトル以降、CGが粗いと感じ、ゼットンちついては、プレステ2ソフトのムービー部分並みの粗さで、マスクの下で苦笑してました。
今回のプロット自体は好きですが、112分では短かったような。もう30分あれば、もっと深みが出たり、尻切れ感を回避できたのではないかと思う。さもなくば、前後編で2本作ってくれればと思っている。
俳優陣は本当に言うことなし。おかげで話はわかりやすく、リアリティも具現できていたと思う。
期待が大きかった分、残念さがありましたので、星は4つ。
でもホント、今回、ウルトラマンは何故、地球に来たのでしょう。、
観る人の知識量によって評価が変わると思われる作品
映画の冒頭や所々で出てくるレトロ感は初代ウルトラマンを意識した敢えてのレトロ感で恐らく往年のウルトラマンファンは「これこれww」という感覚になるのではないでしょうか。
しかしウルトラマンに関する知識が何もない方には正直かなり退屈な映画だと私は感じました。
怪獣についてもシン・ゴジラでは第一形態から最終形態に至るまで人類にかなりの損害を出し人類の化学力の限界、絶望感を味合わせる演出がされていましたがシン・ウルトラマンでは冒頭では怪獣の紹介と自衛隊により倒された後の姿が映し出されるだけ、その後も山の中を怪獣が駆け回る、ミサイルでも倒せません、程度で怪獣の恐ろしさが子供向けの特撮の域を出ていません。
敢えて”シン”を付けたのならゴジラの時の様な圧倒的な脅威を感じさせて欲しいです。特に敢えて怪獣ではなく禍威獣と呼び方まで変えたのですから。
他にもレトロ感で既存のファンの心を掴むのはとても重要なファクターとは思いますがレトロ感と放射能汚染だのエネルギーがどうのこうのだの子供向けの方のウルトラマンと違い空想科学読本に出てくるような表現がある以上そこの落差が個人的には気になる所ではあったのでむしろ変身シーンや飛行シーンなどこれぞ”シン・ウルトラマン”と思わせるリアリティーある表現の方が良かった気がします。
シン・ゴジラはゴジラに関する知識が何もない人でも楽しめる作品だと思いますがシン・ウルトラマンは正直ウルトラマンについて何も知らない人が観てもついていけないでしょう。
実際私が劇場を後にする際に目の前にいたカップルの女性が「全然分からなかった」と言って男性の方が「ゼットンは本当は怪獣だったんだよ」とか色々補足説明をしていましたので・・・・
所々不思議な所があるが面白い
・役者陣はとても良い
・怪獣がここまで出てくるとは思わなかったが、
ものすごい駆け足で乗り切ってる
・駆け足のせい(?)か話の細かいところに違和感がある箇所がチラホラ
・アクションシーンは制作陣のウルトラマン愛が炸裂してる
・IMAX最適化映像の記載があったので、IMAXでの視聴を強く勧める
誰も観たことがない
観たときに思ったよりも、ザラブ星人のエピソードもメフィラス星人のエピソードもオリジナルのまんまだったんですね。そういう意味では「なんかセブンっぽい話だな」と思ったのは大間違いで、まさにウルトラマンのリブートだった、ということになる。
シン・ゴジラは誰も観たことがないゴジラを見せてくれたが、シン・ウルトラマンは誰もがまた観たかったウルトラマンを見せたということか。その辺りに庵野の愛情(ウルトラマンのへ偏愛)を見てとれるような気がする…
しかし、当然といえば当然ながら、ウルトラマンもメフィラス星人もゼxxxも、あまりにもエヴァ過ぎる。
そういう意味で「シン仮面ライダー」も好きな人でやっといて、と思わんでもない。
少数派かもしれないが、俺は、誰も観たことがないウルトラマン、が観たかったな…
ウルトラマンに思い入れがあるかどうかで評価は変わる?
「シン・ウルトラマン」に関してほぼ前情報なしで行きました。
ウルトラマン自体に関しては人並み程度は知識はあります。
結果から言えば、「楽しめたけど、退屈だった。」と言う感じです。
手に汗握るほどのこともなく、涙するところもないので見応えとして物足りないなさがありました。最後の大ボスの倒し方も「そんなんでいいの?」って感じで。
同様に前情報なしで行ったシン・ゴジラの方が私は面白かったと感じました。
(シン・ゴジラ)は結果的に2回観に行きましたが、シン・ウルトラマンはサブスクでももう観ないでしょう。
気になる人は映画館で見ておいた方がいいと思いましたが、あまり気になってはいない人には全く薦めはできません。
特に小さい子供や、デートなどでお互いに「観たい」と思っていない状況では観に行かない方がいいでしょう。2つ隣に座っていたカップルの女性の方は不機嫌そうに「途中で出たかったー」っと言っていましたが、ちょっと理解はできます。
ミーハーで観にいくと痛い目に合うかもしれません。
「シン・シリーズ」(って言うのかはわかりませんが)の中で私の本命は「シン・仮面ライダー」なので、そちらはもう少し見応えがあると嬉しいです。
ウルトラマンを予習?復習?してから観に行こう!
ウルトラマンを全く知らない人が、
シン・ウルトラマンを観て
「すげー面白かった」と言ったら
「え?一体どこが面白かったの?あれが本当に面白いの?ウルトラマン見たことないのに?怪獣知らないのに?」と問い詰めるくらい、ウルトラマンを好きな人が作った、ウルトラマンを好きな人向けの映画だった。テレビシリーズを知らないと楽しめない大きなネタ、小ネタが山ほどある。
ウルトラマンを知らない人は低評価で構わないと思う。庵野秀明さんは楽しく作品と関われたのではないだろうか?
ウルトラマンオタクが本気でウルトラマン映画を作ったらこんな映画
前提として賛否はわかれるかなという内容で否定派の意見も分からないでも無いですが
それ以上に、この監督はウルトラマンわかってるなと思うシーンや、こだわり、小ネタが溢れていました。
まさかそんな所からもネタ入れるか!と感心!安易に語りきれないぐらいのネタを沢山仕込んでいます!!
ウルトラマンオタクが本気で作ったらこんな映画だろうなと思いました。
初代ウルトラマンを、観てた人は、絶対観た方が良い!
私は文句なしの満点映画です!!もう1回観ます!!!
シン・ゴジラ程ではない!(キッパリ)
シン・ゴジラの細部にまで渡る作り込みが凄すぎて、スケールダウン感が否めなかった。
まぁ…ウルトラマンという題材にムチャがありすぎたんかなぁ…と。
2~3回観れば味が出てくるんじゃないかな?
昭和ウルトラマンのシュール感とか、つい微笑んでしまうような滑稽な部分、ストーリーの持っていき方に呆気に取られる部分もあったから、初見では脳が追いつかなかったのかな…と。
でも随所に(特に冒頭)シン・ゴジラを踏襲してる感もあって、ちょっとゴチャゴチャになりました。
コレは心構えがシン・ゴジラだったからだろうな
。
しかし、自分の中でシン・ゴジラは越えなかった…
並びもしなかった。
シン・ゴジラを知らないフラットな状態で観たらこれはこれで面白かったかもなぁ…
なるほど…
子供の時見たウルトラマンの本当はこうだったのかも知れませんね。
初回は覚えてるけど、最終回はうろ覚え…
でも、こうだったんでしょうね。
ウルトラマンも宇宙人も細すぎ…
何か頼んない…(笑)
あ〜、こうだったのか〜、の、納得のシン・ウルトラマンでした。
理屈はともかく・・・
どちらかと言えば、ウルトラセブン、またウルトラマンとしては、帰ってきたウルトラマン世代(断じてジャックではない)のため、ウルトラマンには特に思い入れがないのだが、楽しめた。
科特隊(作中では字が違うが)は、いつものお役所的描写で、あんまり興味を引くものではないが・・・スカート履いて現場であーだこーだは、マクロス的?
実際にマクロスだかガリバー旅行記だか分からない場面も・・・
この調子で実写版マクロスでもできそうな?
ウルトラマンの動きは良かった。
スペシウム光線ですべて許す(^_^)/
オリジナルのテレビシリーズはまさに世代なので、喜び勇んで観に行った。
うん、いいよこれ。
最初の初登場シーンからもったいぶらずいきなりスペシウム光線をぶっ放すシーンで痺れた(笑)
「禍威獣」のセレクトもマニアックで、エピソードも"あ~、こんなのあったな~"とワクワクしながら鑑賞。
後半のザラブ編あたりからポリティカルな要素が濃くなり、「シン」シリーズらしくなっていくのだが、このあたりのクライマックスに繋がるロジックはなかなか面白い。なるほどそう来るか~。
惜しむらくは斎藤工と長澤まさみが「バディ」と称しながら2人で組んで行動するエピソードがほとんどなく、「バディ感」に欠けたことくらいかな。
それにしても長澤まさみは、どんな作品に出ても過不足ない存在感を放つ希有な女優だなぁ、と改めて思った。
そしてこれは是非とも続編(シン・帰ってきたウルトラマン)を創って欲しい。
背景設定とかこのまま活かせるので、次作の方が自由に創れそうな気がするのだけどね。
庵野ワールド
シン・ゴジラと同じく、とにもかくにも庵野総監督って感じでした
キャラ付けが独特で完全原作リスペクトとはまた違う世界観ですね。
シン・ゴジラと比べて毒気は抑えめ、展開は分かりやすくしてるから少しだけ対象年齢を広く考えて作られたのかな?という印象
ちょっとダレるところもありましたが珍しくギャグ?もあり楽しめました。
子どもの頃のわくわく感が蘇りました
私は1974年生まれのため、リアルタイムで視聴はしていないのですが、
幼稚園から小学生の頃、ウルトラマン、ウルトラマンセブンの再放送を良く観ていました。
怪獣図鑑を親に買って貰って時間があれば眺めていました。
映画を視聴数日前から、こんなに楽しみにしていたのは初めてかもしれません。
映画の内容はウルトラマンの面白要素を2時間にギュッと圧縮した感じと言えば良いのでしょうか。
子どもの頃、ウルトラマンの放送を毎週楽しみにしていた方は、楽しめること間違いないと思います。
ウルトラマンとは直接関係ないのですが長澤まさみさんのお尻が印象に残る映画でもあります(笑)
日本だって…やればできる!
CG駆使した大作って日本はだいたい面白くないって染み付いてたけど今作はそれを覆したんじゃないでしょうか?
テレビシリーズ知ってると音楽でよりテンション上がります。
そしてまたもやマルチバース!この前聞いたばかりの言葉マルチバース!
多次元宇宙への扉を強引に開いた時、ゲッターロボの真シャインスパークみたいになったけど多次元宇宙はああいう物なの?(笑)
話は難しい所はありますがアクションカッコいい、宇宙人の搦め手怖い、地球人バカ、空想科学読本でみたアイツのあの炎の話とか、もろもろ良かったです。
シンウルトラマンが面白かった事で、過去の大作を手掛けてた殆どの方々はやっぱりエイ!ヤー!で作ってたんでしょうか?と感じてしまいました。
懐かし感。だが、なぜ今これを?
「特撮」はよかった。懐かしいのにゴージャス。「人類が」とか真正面から言っちゃう雰囲気も良かった。滅亡するのが分かってるのにフツーに暮らしてるみたいなシーンも良かった。冷戦下、核の打ち合いで人類滅亡するのを心配してた70年代のトーン。今時の要素を取り込んで、笑えるシーンもあった。
「官邸が〜」みたいなところは薄っぺらい。
なぜわざわざ今これを、という感が否めない…(期待値上がりすぎなんでしょうけどね)。
(帰ってから、アマゾンで、該当話を復習しました…)
神話の世界のウルトラマン
よくぞ、ここまでオリジナルをリスペクトしながら現代版ウルトラマンを作ってくれたと思いました。なによりもCGによるウルトラマンの造形が美しく、土煙から立ち上がる姿は神々しいほどです。さらにオープニングタイトル始め、挿入曲、スペシウム光線や爆発音等の効果音まで、オリジナルまんまでびっくりです。正直言って『シン・ゴジラ』が自分的には好きではなかったんで、いい意味で期待はずれでした。前半は怪獣バトル、後半は外星人との駆け引きと展開を変えているのもメリハリが効いています。外星人やウルトラマンから見た人類論も面白く、結果としてオリジナルの設定を生かしながら作られた、この作品独特の雰囲気と世界観が魅力的です。惜しむらくは、禍特対の役割がただの分析班なのと、後半あたりから似たようなシーンが多くなり、CGがイマイチになってくることかな。役者では、斎藤工のクールな感じがダントツに良くて、山本耕史も妙に地球人くさくていい味が出ています。ファンの人には悪いけど、有岡大貴はとても学者には見えなくて残念。
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