シン・ウルトラマンのレビュー・感想・評価
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ひどいなあ。期待値上げすぎました。
がっかりポイント① カイジュウは怪獣でよい。禍威獣なんて昔の暴走族が使っていた無理やりな当て字。
がっかりポイント② カトクタイは科特隊でよい。禍特対なんて昔の暴走族が使っていた無理やりな当て字。
がっかりポイント③ カトクタイのユニフォームが背広って!シン・ゴジラまるだし。ファンタジーなんやから、そこはわりきろうよ。シン・ゴジラ臭プンプン。そういえばタイトルにシン・ゴジラだしてたな。これがっかりポイント3.5にしとこう。
がっかりポイント④ カイジュウ映画なんやからカイジュウだそうや!カイジュウ退治がウルトラマンの専門。外星人とのやりとり多すぎ。外星人やりたかったらシンウルトラセブンでもつくってやって。
がっかりポイント⑤ カトクタイがしょぼすぎ。もっと最新鋭の武器を出そうや。仮想の武器でもええから。わけのわからん世界会議なんぞせんでえーから。つまらんリアル感はいらん。
がっかりポイント⑥ あのウルトラマンの緑色は何?わけのわからん色使いやめようや。最初の銀色とか。せっかくカラータイマーなくしたのに、台無し!いろいろうんちくあるんやろうけど、一般受けせんウンチクはいらん。
がっかりポイント⑦ もうエヴァまるだし!いくら作り手がいっしょやといっても、あそこまで露骨に使わんでもええやろ。ウンザリ・・・ウルトラマンの体のシルエットがエヴァっぽいのではなく、エヴァが初代ウルトラマンを真似たのだから、そこはしょうがないけど、クリエイターのセンスなさすぎ。
がっかりポイント⑧ ラスボスのゼットンはいったいなんや!カイジュウちゃうんかい。ゼットンも草葉の陰から泣いとるわ。もうエヴァはエエて!だれかエヴァ臭なしの真のウルトラマンつくってーな。
がっかりポイント⑨ 班長の西島さんの演技、というかセリフ回しがあまりにも・・・まあ、わざとなんでしょうが、ドライブ・マイ・カーと比べるとねえ。ちょっとかわいそう・・・監督がダメなんですよね、これは。
これは大作ですね!
スタートの「シン・ゴジラ」は、ウケました。
最初の怪獣との戦い面白かったです。
斎藤工さんの役柄なるほどです。
大きな長澤まさみさん、ビックリです。
ゼットンよかったです。
次回作楽しみです。
ウルトラマン好きによるウルトラマン好きのための
ウルトラマンの知識ゼロで鑑賞。
これはウルトラマン好きがウルトラマン好きのために創ったものだと思う。
序盤からものすごい勢いで進み、倍速再生してるが如くストーリーが展開される。登場人物の情緒に寄り添うことほとんどなく、とにかくこれがウルトラマンというもが詰め込まれている。
内容やその構成自体がウルトラマンオマージュに溢れているんだろうな、これぞウルトラマン(という作品)なんだろうな、とそういう視点では楽しめた。
あと斎藤工の何を考えているかわからないミステリアスな感じは俳優本人のキャラクターととてもよく合っていると思う。
サブスク待ちでも
出だしの怪獣バンバンなのは良かったし、特撮着ぐるみ的なのもノスタルジックだった。
長澤まさみの無駄遣いなところとシン・ゴジラを彷彿させる官邸シーンも越えられない壁を感じた。
ワンパンマンよろしくパンチで倒すのは痛快(笑
IMAXで見たが普通のスクリーンでよかった。
大きなスクリーンで見なくても、サブスク待ちでも可。
エンドクレジット後を期待していたのですが・・・
冒頭から胸が熱くなり、途中涙が出てしまいました。
ここまで感動したのは、久しぶりです。
(特にウルトラQに登場した怪獣達が出ていたのには、涙涙です)
細かな点は、皆さんが評価されていますので割愛しますが、個人的にエンドクレジット後に何も無かったのが肩すかしでした。
私的には、国連事務総長から、「今回の日本で起きた外星人の事件を検討した結果、国家間を越えた地球防衛軍:TDF(Terrestrial Defense Force)を新たに作ることにした。特に外星人と3回も接触した日本には、精鋭を集めたウルトラ警備隊を創設する!」と言って欲しかったな。
ちょっと無理かな?^_^
追申
4DX版も観に行きました。
4DXの出来としては、トップガン以上ではないでしょうか。
特に4DXの効果が出るのは、前半の禍威獣との戦いのシーンです。
その中でも、ガボラをブンブン回し投げするシーンでは、画面に合わせて座席もロールするところがサイコー!
騙されたと思って観に行って下さい。
最新技術で挑む「昭和特撮」「温故知新」
ウルトラマン
1966年に放送された
円谷プロダクション制作の
特撮ヒーロードラマ
ウルトラマンのヒーロー像
毎週登場する怪獣のバリエーション
様々な面で当時の子供を夢中にし
今も続く特撮の代表的なシリーズ
シン・ゴジラの流れでもって
立ち上がったであろう企画だが
製作陣の樋口真嗣・庵野秀明氏らに
とっても思い入れはこれ以上ない題材
果たしてどうだったか
感想としては
最新技術で昭和特撮に挑みつつ
温故知新を観た人に伝え
CG時代のマンネリ化にも一石を投じる
良い出来だったと思います
馬鹿正直に再現したんだなと思いました
ちょっと前に公開された
「サンダーバード55」は本当に
当時の撮影方法や技法を再現して
撮っていましたが今作は
CG技術でもって積極的に
昭和特撮に寄せていますが
雰囲気自体は近代のものです
ウルトラマンのいでたちも
成田亨氏の原案に忠実な「仏像」
をイメージした表情
筋肉が浮くような今っぽいものに
しがちなところを逆にスーツの
しわ等を細かに再現
表面の光沢までこだわった感じ
それが全く古く感じず
これが伝説のヒーローなのかと
印象付けるには十分でした
アレンジではなく復元と
言うべきでしょうか
作中のモーションもスーツアクター
が動作したときのそこまで
関節可動域が広くない感じ
飛行ポーズのミニチュアを
天吊りして撮っていた
当時の飛び方まで再現
していたのは感心しました
これを「しょぼい」と感じる
若年層もいるのでしょうが
こうした方が画面を見つつどこか
脳内で補完して観てる
子供の頃の感覚を思い起こさせる
気がしました
役者の演技まで徹底してます
シンゴジラ並の他カット割の早口演技
は相変わらずで「なにいっ!?」
などの非常にわざとらしい演技
ハイテンポのストーリー展開
ここまで元のウルトラマンなのです
役者に自由に演技なんかさせません
それでいてあたかも庵野氏要素
エヴァの元ネタがウルトラマンだから
エヴァっぽいとは言いたくないのですが
ゼットンの「最終地球殲滅兵器」感への
アレンジなどはエヴァっぽい
禍威獣が日本だけを襲いに来る
地球の命運かけて戦ってるのに
世間は妙に平穏
そんな子供心にも疑問に思っていた
であろう部分にもちゃんと考証入れて
ファンサービス(?)
人物描写やストーリーの深みを
もたらす(ように見えやすい)
感情演技はなく淡白に感じる客層も
いるでしょうがそのへんの評価の
別れ方もシンゴジラの時に似ていると
思います
こうした日本・昭和の遺産の再構築
によって古いウルトラマンに興味を持つ
人がいればこの作品の意義も大きい
のではないでしょうか
実際自分は元シリーズ見たくなって
最初から見ています
ウルトラマンを愛するすべての人々に観ていただきたい。心に刻むべき作品だ。
嚙み締めれば噛み締めるほど、味わい深い作品。
ウルトラマン草創期にこのたぐいまれなるシリーズ作品を産み出した作家・演出家たちへのオマージュ、リスペクトが映像の隅々にまでにふんだんに満ち溢れたた娯楽芸術作品だ。
願わくは、円谷英二に、円谷一に、成田亨に、実相寺昭雄に、上原昭三に、飯島敏宏に、野長瀬三摩地に見せたかった。誰よりも金城哲夫に見せたかった。彼へのリスペクトはこの物語世界そのもの、ウルトラマンの存在意義そのものが重なる。
そしてウルトラマンを愛するすべての人々に観ていただきたい。心に刻むべき作品だ。
テレビ版ウルトラマンの元となった物語は以下のようになるだろう。
第1話「ウルトラ作戦第一号」ウルトラマン初登場、ベムラー(シンウルトラマンでは、ベムラーの代わりがネロンガ)
第3話「科特隊出撃せよ」ネロンガ
第9話「電光石火作戦」ガボラ
第18話「遊星から来た兄弟」ザラブ星人、にせウルトラマン
第33話「禁じられた言葉」メフィラス星人、バルタン星人、ザラブ星人、ケムール人、巨大フジアキ子隊員
そして第39話(最終回)「さらばウルトラマン」ゼットン、ゼットン星人、ゾフィー
番外で、実相寺昭雄へのリスペクト回。ウルトラセブン第8話「狙われた街」メトロン星人(もちろん金城哲夫にも)
なぜ上記の話数回がモチーフとなったのだろうか。ちゃんと理由がある。
前半の第9話までは、歴史的な名作シリーズとなった円谷プロ作品、しかも円谷の名を世に知らしめた劇場作品「ゴジラ」から、空想科学シリーズと銘打って制作されたテレビドラマ「ウルトラQ」「ウルトラマン」の連続性をきちんと提示するためである。冒頭の「シン・ゴジラ」のアイキャッチ。空想特撮映画ウルトラマン、そして怒涛の情報量で禍威獣、禍特対に関する映像がわずかな時間に目まぐるしく展開する。
わりと知られた話であるが、当時の円谷プロは、制作費を抑えるため怪獣の着ぐるみをうまく使いまわしていた。ガラモン(Q)⇒ピグモン(マン)、海底原人ラゴン(Q、マン)のようにそのまま使われたものから、一部を手直ししたものゴジラ(劇場)⇒ジラース(マン)、ぺギラ(Q)⇒チャンドラー(マン)など。
そして最も多く使いまわされた着ぐるみが、バラゴン(劇場)、パゴス(Q)、ネロンガ(マン)、マグラ-(マン)、ガボラ(マン)、、、(その後も続く)なのである。この着ぐるみの使いまわしを逆手にとって禍威獣襲来の連続性に結び付けているのだ。これがシンウルトラマンの前半である。(実はウルトラマンの造形も3パターンあって、シンウルトラマンでも最初の登場から地球人神永新二との融合度合いによって微妙に造形が変化する。これもテレビドラマの三世代のウルトラマンの着ぐるみが使われたことへのオマージュである。)
そして外星人が登場する後半18話33話29話に共通する事項はなんだろうか。こちらは知る人ぞ知る、かの実相寺昭雄をして「天才」と言わしめた企画・脚本家、金城哲夫(きんじょうてつお)が脚本を書いた回なのだ。(第18話は共同脚本)
なぜ異星人ではなく「外星人」なのかを深耕すると、この背景が読み解ける。
「あなたは地球人なの外星人なの?」浅見弘子の質問にウルトラマンはきっぱりと答えた。「両方だ」
エイリアンに対する日本語は異星人だ。(宇宙人という言い方は地球人も含まれる)しかしシンウルトラマンの世界では「外星人(がいせいじん)」と呼ばれる。この耳慣れない言葉に金城哲夫への奥深いリスペクトを感じる。どういうことか。日本人は自国民以外の人々を通常、外国人と呼ぶ。(異国人、異邦人という言葉もあるがふつうは外人だ。)島国で生まれ育った日本人独特のムラ意識、内向きの国民性を暗示的に語っている。ただし、それは必ずしも否定的な観点ではない。仲間意識、チーム意識に通じ、バディのあり方にもつながっている。地球人以外の宇宙人は、日本人の精神文化からすると「外星人」となる。ウルトラマンの「両方だ」という言葉は、どちらの立場も理解し、その間に立って両者の橋渡しを行おうとの決意表明ともとれる。この立場は、50年前に日本に「復帰」した沖縄人である金城哲夫その人の立場に重なる。
ウルトラマンの放送が開始された1966年、沖縄はまだ日本ではなかった。アメリカ施政権下にありその住民は言葉が通じる外国人だった。金城哲夫は、東京で大学を卒業した後、縁あって円谷特技プロダクションに入社する。みるみる頭角を現し「ウルトラマン」という歴史的シリーズの立ち上げに尽力し、これを成功させる。円谷を去ったあと、沖縄に帰って海洋博の企画に参加するなど、日本人、沖縄人どちらの立場も理解しその間に立って両者の橋渡しに奔走し、37歳の若さでこの世を去る。
金城哲夫は、沖縄人と日本人の両方のアイデンティティを持つ立場で、その二つの世界の懸け橋として自らを捧げたのだ。
沖縄復帰50年。いまシン・ウルトラマンが公開されたのはもちろん偶然ではないだろう。
シン・ウルトラマンは、若くして他界した金城哲夫へのリスペクトにあふれいている。
彼の象徴的な言葉は、実際にメフィラス星人登場回第33話「禁じられた言葉」に出てくる。
「さて、サトル君。私は自分の星からこの地球を見ているうちに、地球とサトル君がどうしても欲しくなったんだよ。でも、私は暴力は嫌いでね。私の星でも紳士というのは礼儀正しいものだ。力ずくで地球を奪うのは私のルールに反するんだ。そこで地球人であるサトル君に了解をもらいたいと思うんだ。サトル君は素晴らしい地球人だ。どうだね、この私にたった一言、『地球をあなたにあげましょう』と言ってくれないかね。」
「やだ!絶対やだ!」
「そうだろうね。誰だって故郷は捨てたくないもんだ。でも…、これをご覧。」
メフィラスはサトルの心に語りかける。
「宇宙は無限に広くしかも素晴らしい。地球のように戦争もなく、交通事故もなく、何百年何千年と生きていける天国のような星がいくつもある。どうだねサトル君、地球なんかサラリと捨てて、そういう星の人間になりたくはないかね。」
「いやだ!」
「聞き分けのない子だ。なぜ『地球をあなたにあげます』と言えないんだ。私は君が好きだ。私の星で永遠の命を与えようというんだぞ。」
「ボクだけがどんなに長生きしたってどんなに豊かな暮らしができたって、ちっとも嬉しくなんかないや!ボクは地球の人間なんだぞ!」
ウルトラマンがメフィラスに言う。
「とんだ見当違いだったな。地球を売り渡すような人間はいない。サトル君のような子供でも地球を良くしていこうと思いこそすれ、地球を見捨てたりは絶対にしない。」
「黙れウルトラマン!貴様は宇宙人なのか、人間なのか!」
「両方さ。貴様のような宇宙の掟を破る奴と戦うために生まれてきたのだ。」
「ほざくなっ!この手で必ずこの美しい星を手に入れてみせるぞ!我々は人類が互いにルールを守り、信頼しあって生きている事に目をつけたのだ。地球を壊滅させるのに暴力を振るう必要は無い。人間同士の信頼感を無くせばよい。人間達は互いに敵視し傷つけあい、やがて自滅していく。どうだ、いい考えだろう」
地球人の愚かさは、メフィラスに見抜かれている。
そして同じく金城哲夫の手によるウルトラセブン第8話「狙われた街」のエンディングのシナリオは以下のようなものだ
「メトロン星人の地球侵略計画はこうして終わったのです。人間同士の信頼感を利用するとは恐るべき宇宙人です。でもご安心下さい、このお話は遠い遠い未来の物語なのです…。え、何故ですって?…我々人類は今、宇宙人に狙われるほど、お互いを信頼してはいませんから…」
シナリオでの金城哲夫の予言は、現代においてそのままあてはまる。地球は何も変わっていないのだ。
庵野監督の好きな物てんこ盛り?
「そんなに人間が好きに…」ってセリフで、どこでウルトラマンが人間を好きになっただろう?って思ってたけど神永と一体化して神永の心?生き方に感動したからなのかも?と思ったのよね。
これがウルトラマンか!!
小さい頃あまりウルトラマンを見たことがなく、ほぼ初めましての状態で見に行きました‼️
やはり、ウルトラマンってかっこいいな!!
そう思わせてくれる映画だなと感じました!!
公開延期になって、やっとの公開。みんな待ち望んで期待を膨らませてたと思います。
期待通りの映画でした!!
庵野史最低の何か
ウルトラマンをリスペクトしてるんだろうが、特撮らしさを出そうとして生み出された低クオリティの何か。
戦闘シーンははっきり言って煽られてるのかなあって思いました。
全体のストーリー構成は"野生の思考"に則った宇宙人に流されずに人間らしくいようぜ的なよくある話で、まぁいいんだけど、
カット割、CGなど酷かったと思う。近頃の映画のレベルではない。
そもそもウルトラマンがかっこよくない。
二戦目の棒立ち回転キックはわらいました。
1番可哀想なのは長澤まさみ。局所局所で自分の腰というか尻を自分で叩いて気合いを入れるシーンがあります(原作名場面)が、くどく繰り返されるし、ズームはされるし、、、
挙げ句の果てズームどころか本人をデカくするという所業。だだすべり。
私はシンウルトラマンというよりシン長澤まさみの印象が強かったです。
唯一評価できるのは展開が早かった点。時々眠くなるのをリセットすることが出来ました。
まぁ駄作でしたね。要所要所にファンが喜ぶようなところがあったけど、私はそれすら煽りに感じました。
シン仮面ライダーはここまでにはならないことを祈ります。
樋口真嗣の演出と庵野秀明のアニメ文法の良し悪し
1500字以上のレビューを書いていたのですが、途中で落ちて全消えしたので萎えました。
なので、端的にザックリ、ウルトラマンエアプ視点で記述します。
まず、演技について。
これは、テレビシリーズなら良いのかもしれないですが、ダサいし言わされてる感が強い印象が強かったです。西島秀俊が「まさか、電気を食ってるのか!?」とハキハキ発言した時は席から崩れ落ちそうになりました。私なんかだと、平成仮面ライダーのテレビシリーズでもそういう事がないわけではないので、「もしかするとオマージュなのか?」とも思い、一概にダメとは言うつもりはないのですが、「シン」にあたって別にダメな所をオマージュしなくていいから!とは思いました。あと、押井守ほどではないにしろ、庵野秀明語録が飛び交い、そんなに難しい話をしてるわけじゃないのにえらく難しく聞こえます。レトリックってやつですね。
次に、怪獣。良かった。もっとアクションとかは新しいものが観たかったというのが、欲を言えばの感想です。
次に、ウルトラマン。良かった。ウルトラマンエアプなので、まさかあんなシュールで独特なアクションで戦うのかと、驚きと感動がありました。
次に、媒体について。これは少し真剣に書きます。これは「ザ・バットマン」に関しても思ったことなのですが、作劇法として映画向きじゃないと感じました。というのは、元々は1話30分のテレビシリーズだったわけで、本編はそれを4話分繋いだような構成になっているんです。これは、所謂映画的な90分の起承転結の一連の流れを考えると、凄く歪な印象を持ちました。
最後に、演出について。
これは見ている間ずっと思った事なのですが、実写というよりは庵野秀明のエヴァンゲリオンや新房昭之の魔法少女まどか☆マギカなどのアニメの方が近いなぁと思いました。ほぼ意味のない背景シーンがめちゃくちゃ映ったり、難しい会話劇を延々聞かされたり、やたらシーンをカットで割りまくってたり、実写として見ると癖が強くてくどいなぁと思いました。
こんな感じで、まぁ、全7話とかのテレビシリーズでやった方が作品としては良くなったのかなぁと思ったのと、アニメの文法をまんま実写に持ち込むことはあんまり良くないと感じさせられる映画でしたね。
なんだかんだ言いましたが面白い所も色々あるので、映画館に行くこと自体はお薦めできるかなぁと思います。あと、私はウルトラマン全然分からないので、詳しい人のレビューとかも見てバランスを取るというのが良いかと思います。
以上。ではまた。
大人向け現代版ウルトラマン!
子供向けテレビ版をうまい具合にアレンジして大人向け現代版のウルトラマンに仕上げた感じ
自分的にはシンゴジラ全然つまらなかったのとエヴァンゲリオン全然知らないので非常に不安でダメもとで見たが凄く良かった
話も分かりやすかったし各キャラクターも良かった
斎藤 工、長澤まさみの二人の演技が素晴らしい!
ウルトラマン初心者でも楽しめた
私はウルトラマンをあまり観たことがありません。幼少期にテレビでやっていた「ウルトラマンティガ」とか「ウルトラマンコスモス」とかをチラッと見ただけで、本作のオリジナルにあたる初代ウルトラマンやウルトラQについてはほぼ知識が無い状態です。
そんなウルトラマン初心者の私ですが、非常に楽しめました。
庵野さんが総監督を務めた前作『シン・ゴジラ』のような作品を期待して鑑賞したので、会議のシーンが非常に少なかったのが意外でしたが、迫力のあるアクションシーンやウルトラマンの心情変化や個性豊かなキャラクター達が際立っていて面白かったですね。
・・・・・・・・・
謎の巨大生物が突如として現れるようになった日本。災害のように街を破壊するそれら巨大生物は「禍威獣(かいじゅう)」と名付けられ、禍威獣討伐のための特殊部隊である禍特対が設立された。ある日、禍威獣討伐のために現場に赴いた禍特対の前に謎の銀色の巨人が現れ、あっという間に禍威獣を討伐する。新たに禍特対に加わった浅見弘子(長澤まさみ)はその巨人を「ウルトラマン」と命名し禍威獣と併せて調査を開始するのだが、彼女とバディを組む神永新二(斎藤工)の様子がどこかおかしいことに違和感を持ち…。
・・・・・・・・・
アニメや特撮の描写を科学的に検証する『空想科学読本』(著:柳田理科雄)というシリーズ本があります。小中学生時代の私はその本にドはまりして夢中になって読んでいたんですが、その本によって得られた知識が『シン・ウルトラマン』の鑑賞に大いに役立ちました。
特にラストの強敵であるゼットンの必殺技「一兆度の火の玉」で、私は笑いをこらえるのに必死でした。オリジナル版のゼットンは実際に火の玉を出して科学特捜隊の建物を破壊したりウルトラマンに攻撃したりしているのですが、本作においては有岡さん演じる科学者の滝が「一兆度の火の玉なんて出したら地球が一瞬で蒸発する」という台詞を言うんです。滝の説明と全く同じ内容が『空想科学読本』の中でもされています。
劇中で何度か「これオリジナル版じゃなくて空想科学読本を参考にしてるんじゃないか」って部分がありましたので、空想科学読本ファンの私はウルトラマンの知識が無くてもめちゃくちゃ楽しめました。
基本的には初代ウルトラマンのリメイクのような構成でストーリーが進みます。
ウルトラマンのファンの方はクスリとしてしまうようなオマージュが随所に散りばめられていますので、私のような初心者よりは元々のウルトラマンのファンの方が作品の楽しみは増える気がしますね。
感動と興奮
最高でした
自分はそこまでウルトラマンを見てきたわけではないのですが、点と点のエピソードがストーリーとしてうまく繋がっていて一本の映画として面白かったです。
最後はその流れであの怪獣が出るのかと感嘆しました。
斎藤工もハマってた!ウルトラマンの自己犠牲の精神と孤独感に感情移入してしまい歌も相まって最後は軽く泣きました
ただ序盤はもっと緊迫感があって欲しかった…
ウルトラクイズ
まさにウルトラクイズ
このシーンはどのウルトラシリーズのどの回にあったでしょうか?のオンパレード。ウルトラ愛を充分に感じたが、映画の体をなしていない。
シンゴジラが原作を知らない人も楽しめたのは、庵野氏自身がゴジラにそれ程の思い入れが無いと言っていたのが幸いしていたが、逆効果になってしまった。
もっと人間模様や俳優陣の演技を深掘りして欲しかった。そんな中でもメフィラス星人の山本耕史さんは素晴らしかった。狡猾だけど知性や良識?ある役をドアップで見事に演じていた。
コロナ後に円谷ファンが集まって飲みながらうんちくを語りワイワイ騒ぎ観るのが良いのかも?
そういう私もマイティジャック号のプラモ欲しくなったわ。
マニアックな考察もできるが一見さんでも十分に楽しめる
現在もシリーズが続いている特撮ヒーロー「ウルトラマン」。その第1作目をリメイクしたSFアクション作品。
庵野秀明が総監修、脚本を担当し、樋口真嗣が監督を務めた作品である。
オリジナル版から設定が色々変わっているが、基本的な物語は前作を踏襲した形で展開されいている。人によっては賛否あるかもしれないが、個人的にはオリジナル版に対するリスペクトが感じられたので特に違和感は持たなかった。むしろ庵野秀明のウルトラマン愛が全開で、どこか愛おしさも覚えたくらいである。懐かしいBGMやSEにも心躍らされた。
ただ、内容を詰め込み過ぎたせいで、若干ドラマが弱くなってしまった感は否めない。ウルトラマンこと神永と禍特対メンバー、特に浅見との関係性は本ドラマの大きな見どころであるが、いかんせん次々と現れる禍威獣や外星人との戦いにストーリーが追われてしまい人物描写がなおざりになってしまった。肝心の神永(ウルトラマン)と浅見の関係を深く掘り下げることが出来ず、本来であればそこから生まれるはずの神永(ウルトラマン)の葛藤もクライマックスを盛り上げるまでに至っていない。
また、禍特対のメンバーは夫々に個性的に確立されていたが、果たして神永はどうだったか?と言うと、最速ウルトラマンに憑依されてしまうので掴み所のないキャラクターとなってしまった。彼らの間で果たして本当に同僚以上の仲間意識はあったのか?その絆が弱く感じられたのは残念である。
一方、映像的な見せ場には事欠かない作品だと思う。冒頭から驚かされる幕開けだったが、次々と登場する特撮シーンのオンパレードに自然と胸躍らされた。以後もウルトラマンと禍威獣の戦いは続き、そのどれもがオリジナル版を意識しつつ確実に現代風にアップグレードした迫力あるシーンになっている。
パースを強調した構図や物越しのショットなど、いわゆる”実相寺アングル”の多用は流石にどうかと思ったが、これもまた庵野氏のカラーだろう。彼が自主制作した「帰ってきたウルトラマン マットアロー1号発進命令」でもそうだった。彼の実相寺昭雄監督に対する敬愛が感じられた。
ここまで書き連ねてみると、まるでオリジナル版を観ていなければ楽しめない作品のように思えるかもしれないが、決してそういうわけでもない。もちろん知っていれば色々とマニアックに楽しめる作品ではある。しかし、単純に巨大ヒーロー映画として十分に完成された作品になっているので、一見さんでも楽しめる作品になっていると思う。
尚、庵野秀明と樋口真嗣のコンビと言うと、どうしても「シン・ゴジラ」を連想してしまうが、作りからして完全に違うので比較するのはあまり意味がないような気がする。
「シン・ゴジラ」はゴジラ第1作を元にその概念を現代的に再解釈した映画だったのに対し、こちらはウルトラマンという概念をそのまま引き継いだ、昔ながらの勧善懲悪な物語である。言い方を変えれば、元の料理の美味しい所をかいつまんで創り上げたサービス精神旺盛な寄せ鍋風な味付けになっており、ストイックに素材の味を煮詰めていった「シン・ゴジラ」とはまったく異なる作品のように思う。
シュワッチ
思っていたよりも怪獣がでてきて大満足。懐かしい感じと新しい感じでウルトラマンのファンもウルトラマンを知らない人も楽しめると思う。自衛隊もがんばってたのもわくわくしました。
科学の話が多少難しく感じたけど気にならないほどに没頭できました。
IMAXでみました。
でも、昭和を思わせる映像なので
普通のスクリーンで、良かったです。
シンゴジラやシンエヴァンゲリオンほどの
感激(?)は無かったかな。
来年のシン仮面ライダーに期待してます。
申し訳ないですが、
予告映像のトップガンの方にたいして
全面的に期待が高まりました。
カルピス姉さん長澤まさみが●大化してシン・ウルトラマンを食っちまった!
こりゃ円谷特撮オタクの全編フェチな傑作SF爆誕の巻だ!
いやはや大好きだなぁ〜この映画。チラリズム満載、匂いフェチ、星人同士が実在の居酒屋(浅草・一文)で重大な会談しちゃったりで、粋でいなせな脚本と演出を堪能させていただきました!いろんな楽しみ方が満艦飾でBlu-ray出るのが今から実に待ち遠しい傑作が完全に意表を突いてコロナ禍、戦争の暗い世相に爆誕した!
この作品を創り上げた関係者の後悔しない振り切った大谷級スイングに敬意を表します
(^◇^)
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