シン・ウルトラマンのレビュー・感想・評価
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ちょっと物足りない
個人的にウルトラマンは怪獣との戦闘シーンが見所だと思ってるんですが、ちょっと物足りなかったかな。
戦闘シーンがダメだったという意味ではなく、短い。怪獣も迫力があってウルトラマンもカッコイイ、だからこそ「もっと見たい」と感じました。大人向けに作られたものだからかドラマパートに時間が割かれてしまってます。子供の頃にワクワクしながら手に汗握って見ていた、ウルトラマンと怪獣の戦いを再び楽しめると期待していただけに、少し残念。
シン・ゴジラは終始ワクワクしっぱなしであっという間に観終わったけど、ウルトラマンの方はドラマパートの途中で少し寝てしまいました。内容的に1回の映画でまとめるよりは、テレビシリーズでじっくり描いて掘り下げて欲しいと感じました。出てない怪獣たちもまだまだいっぱいいるし。テレビとかNetflixでドラマ化してくれないかな。
個人的なトータル評価は星3ですが、随所に小ネタが散りばめられていて、確認する意味でも1回目より2回目以降の鑑賞の方がより楽しめると思います。
面白かったかも
メモです。すみません。
オタクが豪華な条件で好きな作品を作ったって感じかも。
マルチバース、シンエヴァ、シンゴジラ、じゃあシン仮面ライダーも?。
長澤まさみさんが気合入れるためにお尻を叩くのとか、巨大化してスカート覗かれたりするのは必要無かったのかなと思いました。元ネタ知ってたら嬉しいシーンだったのかもしれないですけど、時代的に良い顔する人は少ないんじゃないかと個人的には思います。
外星人としてのウルトラマンの目線から撮った作品だと思う。ウルトラマンが来るまでのカイジュウは全部カット?されてるし、ゾフィーとの会話の後で映画が終わるから。ウルトラマンが人間になるまでの物語なのかな。
活動時間は短いのは変わらない。
ただ結果として何も解決してなくてウルトラマンの力を持った人間が生まれてこれからもカイジュウが来る。
シンゴジラほどのリアリティは感じなかった。
死ぬ可能性あるのにカイジュウがいない時は日本は日常だし。実際は海外に避難する人はし終わって、多少諦観してる人だけが残ってるのかな。
自然破壊の結果、兵器によってカイジュウが生み出された。カイジュウとウルトラマン、メフィラス、ザラブとかの星人は別。今後どちらも基本的に敵対勢力しか登場しないってことか。
シンゴジラほどよく感じなかったなと思ったけど、しばらく経ってもシンウルトラマンのことを考えたりしてしまっていてすごい面白かったのかもしれない。
長澤まさみのお肌ツルツル
長澤まさみのお肌ツルツルぐらいしか感想がない。
全体的にエヴァンゲリオンのウルトラマンで焼き直しバージョンみたいな印象。
映像やバトルもアべンジャーズとかですごい映像を見慣れちゃってるからチャチくて見てらんない。
凄い絵を見れた!!でも、(何だかなぁ?)と思わされる点が結構有る。残念!!
凄い絵を見れた。それは良かった。
でも話の展開が強引で早かった。
だからなのか結果つまらなく感じた。
こんな風に感じたのは「スター・ウォーズEp7,8,9」以来、
それこそ、「接触編、激闘編、決戦編」みたいに分けて、
脚本や構成、演出をもっと煮詰めて作れば良かったんじゃなかろうか?
結果として、「シン・ゴジラ」は面白かったけれど、これはつまらなかった。
まあ大元(おおもと)の、昔の「ゴジラ」は大人向けの映画だったけれど、
これの大元の「ウルトラマン」は子供向けの作品だったから、
大人の鑑賞に耐えうる様に作るのは難しかったのかもしれない。
でも「アベンジャーズ・エンドゲーム」なんかは、
(子供受けする様な話だなぁ)と思いつつ、面白かったから、
その辺は言い訳にならないかもしれない。
あとは私が(なんだかなぁ?)と思った点を、以下5つ程、具体的に書いてみます。
①シンジがウルトラマンと一体化した後、人として振る舞いに人間らしさが無くなったのだから、
(人が変わった)のだから、周囲の反応があれではどうだろう?
つまり、「神永さん、何だか最近おかしいよね。何か有ったのかな?」みたいな反応を周囲がしていない。この辺をハショるのは、いかがなものだろう?
②予告にも有ったけれど、名刺(メフィラス)、知的であるメフィラス星人がやるか?あれは知的とは思えない。
まあやるならもっと徹底的にやる方がいいんじゃない?
例えばリーダー役の西島さんとお辞儀しあいながら名刺交換したり、
他の若い人達とは「すみません、今名刺を持ち合わせておりませんので後日改めて」とか、日本の社会人らしいやり取りをするとかね。
③受けを狙ってわざとやったんだろうけど、
電話に出た人が電話をかけてきた相手の言っている事をわざわざ言うシーン
「何?○○○○○○○だと?」
が、三回位有った。昔のテレビドラマのわざとらしさを皮肉ったんだろうけど、
普通、日常で電話で会話する際に、我々はこんな事しないでしょ?言わないでしょ?
庵野さん、樋口さんがこんな事しないで欲しい。
私は面白くなかった。シラケてしまった。
④シンジの遺体をウルトラマンのシンジが見ているシーン、これが時間を開けて二回有ったけれど、
見ている側からしたら、遺体が朽ちてしまうのが嫌に思えてしまうので、この演出には疑問が残った。
遺体が朽ちない理由をあの「ゾーフィ」さんとの会話の中に入れるとかしないと、見ていて気持ち悪い。この辺はリアリティーを追求しないのか?
⑤光の国が(ゼットン)を作った?光の国が人類を滅ぼそうとするなんて、特に心情的に止めて欲しかった。
これでは映画冒頭にいきなりジョン・コナーをコ○してしまった(ターミネーター最後の作品)と同じ様なもので、リアリティーを追求するにしても、見ている側が光の国に持っている期待感や心情を悪い意味で壊してしまう様では、この映画を見るのが嫌になってしまうと思う。
岡田斗司夫先生が以前、
「今回は庵野じゃなくて樋口が監督だから、あまり期待していない。」
みたいにおっしゃっていたけれど、それが原因だろうか?
いずれにしてもつまらなかった。
もっと上映時間を長くしても良かったんじゃなかろうか?
疑問の多かった作品です。
2022年5月26日 追記
他の方のレビューも幾つか見させて頂きましたが、
ホント、評価が二分(にぶん)していますね。
高評価されている皆様は、私が(何だかなぁ?)と思ったところは気にならないのだと思いますね。
それも皆様の正直な評価ですから、お互いに尊重し合いましょう。
(何だか偉そうですみません。)
そんな中、思い出しました。もう1つ、(何だかなぁ?)な点、
⑥ウルトラマンが初めて現れた時、彼は銀色1色(いっしょく)だったかと思います。
でも2回目現れた時は、赤いラインが入っていました。
そんな流れで見せられたら
(あー、人間と一体化した後に現れたら、赤いラインが出たって事は、人間と一体化したから出てきた特徴が、ウルトラマンのあの赤いラインなのね!!あー!!、面白い設定にしたね!!)
と思っていましたが、
あの「ゾーフィ」さん。
(人間と一体化)していたんですか?
確か(人間と一体化)するのは(光の国のルールに反している。)はずじゃあなかったんですか?
なのに「ゾーフィ」さん、見事な緑ライン、赤ラインが出ていましたね。
これも理由を説明するセリフのやり取りは、一切有りませんでした。
リアリティーを追求する庵野映画、樋口映画が、ここは又々アバウトだと思いますね。
皮肉な文章を書いて申し訳ありませんし、そもそも
「赤ライン、緑ラインが出てくる明確な理由なんて語られてないんだから、お前のツッコミの方が酷くないか?」
と思われるかもしれません。
でもこれ又、映画の構成、シナリオ、演出、これらを煮詰める大切な作業が不足していると思わされる点ではないでしょうか?
そもそも「シン」シリーズって、現代でも通用する様に話を再構築する目的も有るんじゃあないの?
(まあこれも私の勝手な思い込みかもしれませんが、)
それなのにこれなんだから、
「シン・ゴジラ」に比べたら、話はつまらなく感じてしまう。シラケてしまった訳です。
「シン・ウルトラマン」
興業成績もよろしいかと思いますので、続編も有るかと思いますが、
昔の「宇○○○ヤ○ト」みたいに、
新作映画が作られる度に、(何だかなぁ?)にならない様にして欲しいです。
この品質では、とても続編製作は無理だと思う
【特撮部分】
まず肝心の特撮部分ですが、全体的にCGのクオリティが低く見え、鑑賞に耐えないレベルです。ただ、下記のようにカット単位では驚きとともに良い印象を受ける部分はありました。
・ウルトラマンが初めて降着した後にタイプAマスクが映る
・ウルトラマンが飛行姿勢のまま縦方向に回転して敵を蹴り上げる
・メフィラス戦にて必殺技のぶつけ合い
・メフィラス戦にて見切れるゾーフィ
・森の中、ゾーフィの顔アップ
【ドラマ部分】
欠陥だらけです。特に下記の点が致命的で、映画としての価値をグッと押し下げていると思います。
・邦画特有の説明セリフ
・神永のパーソナリティが分からない
・禍特対の仕事ぶりが見えてこない
・神永と浅見の間にバディ感が出ていない
VSゼットン戦に、観客の心を盛り上げてくれる展開が無かったので、がっかりというか意外でした。『シン・ゴジラ』のヤシオリ作戦では描けていた”総力戦”感やカタルシスが今作では全く見られず、本来は気分最高潮で迎えられるはずのラストカットが空振りになっています。
脚本段階から既にこのような構想だったのか、映像化の過程でカタルシスが失われたのかは定かではありませんが、初日舞台挨拶での樋口監督の発言「庵野の脚本を可能な限り再現したつもり」は、制作失敗の責任を樋口監督が庵野氏になすりつけているようにも感じてしまっています。
映画ファンは馬鹿ではないので、映画『シン・ウルトラマン』は自然淘汰されると思います。
ややお粗末。35点
シンゴジラがゴジラを再定義出来ていたのに対して、これはただのリメイクに過ぎず『シン』と銘打ってまで現代で蘇らせるだけの意義も感じなかった。
随所にオマージュがあったし、初代ウルトラマンをリアルタイムで観ていた人には堪らないのかもしれない。確かにウルトラマンのディテールなど熱意は伝わった。が、作品として面白いかと言われれば別。
シンゴジラのリアリティを中途半端に引き継ぎ、エンタメ作品としても非常に中途半端になっている。
テンポもあまり良くなく、ストーリー展開もなかなか煮え切らないまま終わってしまった。30分ドラマを適当に繋げたようなぶつ切り感。
しかし、長澤まさみの存在が清涼剤(これはこれで問題があるのだが)になっていたのが唯一の救いか。山本耕史演じるメフィラスはとても良かった。
戦闘シーンのアングルやカットは良かったが、ウルトラマン以外の禍威獣がCG丸出しでなんとも言えない違和感が残る。
そしてこれだけは言わねばならない、有岡の演技がとても残念なものだった。
ウルトラマンを舐めてたかもしれない
地球に現れる怪獣や異星人と戦う巨人の話。
あれ、ウルトラマンってこんなスケールの
大きい話なんだったっけ。って驚かされました。
小さいときにセブンやティガを観てましたが、
怪獣とウルトラマンがただ戦うだけって
印象だったのでいい意味で裏切られました。
敵は大きい怪獣だけではなく、
人間サイズの宇宙人もいて、
肉弾戦だけじゃないのもとても良かったです。
ただの巨人プロセスでしょ?って思ってる人ほど
観てほしい作品だなと思いました。
独特のカメラワークは賛否両論あると思いますが
とても斬新で個人的には好きでした。
でもどうしても気になるのは日本のCGのレベル。
もっと良くならないですかね〜
マーベルよ、これが光線だ
ウルトラマン世代(最初の)のおじさんにとってはなんとも嬉しい作品です。
最初の円谷プロ、東宝、ウルトラQみたいなタイトルからして嬉しい。
シネアストの斎藤工が主役なのも映画ファンにとっては嬉しい(あんまり活躍しなかったけど)。
東宝作品で独立愚連隊というワードが聞けたのも嬉しい。
禍威獣いっぱい、そのビジュアルも嬉しい。
音楽も懐かしくて嬉しい。
大きくなった○○○○○も嬉しい。
二匹目の禍威獣倒してあとかたづけしなくていいように持ち上げて飛んで行くまではもうワクワクが追いついていかないくらい楽しめた。
「死刑にいたる病」もそうだったけど、最初に見せ場があって、あと会話劇みたいになってしまうのがちょっと残念。ウトウトしちゃった。
こぢんまりした終わり方好きだけど、もっとグワーって盛り上げて感動させて欲しかったな。
エンディングに流れる主題歌も良かったけど、どうせならオリジナルの主題歌だったらもっと嬉しかったろうな。
マーベル映画のヒーローやハリー・ポッターシリーズなんか、いつも手かざしや杖から光線?出して戦ってるイメージあってあれが苦手なんだけど、やっぱりスペシウム光線は違うな。一撃必殺。別格だ。
もう一回観に行こ。
あんまり国土を破壊せんでくれ
これまでマーベルとかでアメリカ本土に壊滅的な被害出ててもあんまり復興とか被害額とか気にならんかったけど、どこかで見たような風景の場所やら施設が破壊されてると嫌でもそれによる税負担とか気になって困る。そもそもなぜか(説明はある)日本にしか怪獣(禍威獣って逆にうそっぽい)が出ない中、どう考えても日本経済が破綻しそうな状況で海外からの軍事介入されそうなネタはフィクションでも辛い。それこそメフィラスに利用されてるとわかってても海外に対してアドバンテージというか自衛力をとりたくなる選択は正義ではなく政治であるとは思う。そのまんまのセリフあったしね。とはいえシンゴジラは政治な上でも抵抗力はあくまで国民だったのに対して今作だとウルトラマンという超常の存在だしなあ。シンゴジラがあくまで人間の所業なのと対照的。そういう見方だと政治家ではなく現場の人間と在野の科学者による対策とかでも対照的ではある。
単純に作品としては怪獣に外星人に辻褄を合わせた上で人間側のドラマに落とし込んでるし、あまり都合のいい嘘がなくて、リアリティを感じさせるところとわざとだとは思うがあえて古い見せ方で安っぽい絵面とか色々と目を惹く工夫がある。しかしながら自分の中で一番この作品の良さを感じたのは、観てた回で子供がウルトラマン!と声を出して喜んでたという事実だと思っている。こういうワクワク感があることこそ空想化学シリーズの存在価値。
往年のファンならぜひ劇場で!
その作品に触れたことはなくとも、その名を知らぬ者はいないほど、抜群の知名度を誇る昭和のヒーロー・ウルトラマン!その新作ともなれば、どのように作っても賛否両論は避けられません。それでも熱い思いをもって本作を世に送り出してくれたことに感謝しかありません。ありがとう庵野さん!ありがとう樋口監督!懐かしく、それでいて新しいウルトラマンに出会えて感無量です!
ストーリーは、「禍威獣」と呼ばれる巨大生物の襲来を受け続ける日本に、突如飛来した光球から現れた銀色の巨人・ウルトラマンが、禍威獣や外星人から地球を守るというもの。そこに、対策チーム「禍特対」の人間関係、政府の策略、各国の思惑などを絡め、物語に奥行を与えていきます。往年の「ウルトラマン」の基本構造はそのままに、現実的視点を加えて、現代風にアレンジした脚本のおかげで、見応えのある内容に仕上がっています。
まずは、「ウルトラQ」を思い出させるオープニングからのタイトルですでに胸熱。そこから禍特対誕生までの経緯を足早に説明するのですが、ゴメスやマンモスフラワーやペギラなどを登場させてウルトラQからの流れをトレースし、それをエヴァやシンゴジを想起させるテンポのよいカットでつなぎます。往年の特撮ファンをニヤリとさせる演出に、期待値は爆上がりです。
そして、早くも禍威獣が登場してボルテージが上がったところへ、さらに銀色の巨人が登場しての格闘戦!開幕早々に観客の心を鷲掴みにする展開に大満足です。IMAXで鑑賞したのですが、視界いっぱいに繰り広げられるバトルシーンの迫力、令和の時代にリファインされた造形、禍威獣やウルトラマンの質感まで表現するCG技術に魅了されます。それでいて特撮の雰囲気をあえて残しているかのような映像美が素晴らしすぎます。
登場する禍威獣や外星人も、パゴス、ネロンガ、ガボラ、ザラブ、メフィラスと、これまた懐かしい面々でうれしい限りです。登場順も昭和ウルトラシリーズをしっかり踏襲しています。当時は着ぐるみの流用から外観が似ていたことを逆手に取り、本作ではCGコスト削減も兼ねて、外星人の策謀という設定で無理なく脚本に落とし込んだ庵野氏の手腕には脱帽です。
また、本作では、音へのこだわりも半端ないです。普段は劇伴に関心がいかないことが多いのですが、本作は体が勝手に反応するほど、昭和ウルトラシリーズの楽曲がふんだんに使われています。そのこだわりはSEにも及び、ウルトラマンの登場シーンはもちろんのこと、スペシウム光線や八つ裂き光輪、果ては電話の着信音まで当時のままで、庵野氏を始めとするとスタッフのこだわりをこれでもかというほど感じます。
終盤のゼットン戦は、これまた昭和ウルトラマンを彷彿とさせる見事なアレンジです。ゼットンに敗れ、人間との共闘から勝利を手にするものの自らを代償とするウルトラマン、そんな彼を連れ戻そうとするゾーフィ…というシークエンスはそのままに、相容れない立場のゾーフィに自らの思いを語るウルトラマン、彼を神永と分離するゾーフィに胸が熱くなります。そして、この間のカメラワークからエコーのかかり具合まで、昭和ウルトラマンを忠実に再現!
もうDNAレベルで喜びが湧き上がるほどの本作でしたが、あえて一つだけ不満を挙げます。それは、ウルトラマンが人類と地球のために命を捧げてもいいと覚悟した理由です。口では理屈として語っていましたが、その根幹となる熱い感情のようなものを、禍特対のメンバーなり、助けた人々なりとの交流などから描き、理屈ではないもので観客に共感させてほしかったです。2時間の尺では難しかったかもしれませんが、そうすればストーリーにさらに深みが出たのではないかと感じました。
主演は斎藤工さんで、ウルトラマンとしてのやや無機質な演技がよかったです。脇を固める、長澤まさみさん、西島秀俊さん、早見あかりさんも、それぞれの持ち味を生かした禍特対メンバー役を好演していました。また、山本耕史さんは、知的なメフィラス星人役にピタリとハマった、お見事な演技でした。
ウルトラマンファンなら間違いなく楽しめる本作ですが、初見の方でもすぐに世界観に浸れる良作です。本作を通じて、ウルトラマンファンがさらに増えたらうれしいです。最後にもう一度、庵野さん、樋口監督ありがとう!「シン・仮面ライダー」も大いに期待しています!
エヴァ実写化もあり?
とてもテンポよく進むストーリーに、まだ次、まだ次、
と飽きることなく物語に食い入って映画の世界に入り込んでいけました。
いい意味で、よく120分でここまで展開したなぁーというのが正直な感想です。
SF好きなわたしにとっては、邦画のこれからの可能性が大きく広がってきたと感じずにはいられませんでした。
ウルトラマンは、新しいコンテンツとしてありだなぁと思ったのと続編も期待したいところです。
また、ここまでの描写が出来るならエヴァンゲリオンの実写化にも期待せずにはいられません!
まだまだこれからも期待出来ます!
エヴァの劣化版?
正直、あんま面白くなかった。
というか、これってとんでも映画じゃないのかな?
手足が長くヒョロっとしたウルトラマンのフォルムは顔がデカいエヴァのようだし、次々とやってくる怪獣は使徒のようで、まるでウルトラマンの名を借りた劣化版エヴァを見せられているよう。
世界観もシンゴジラの時みたくしっくりこないし、脚本自体コントみたいだった。
とにかく何から何までチープ。
カラータイマーというお約束をなくしたのも意味判らないし。
大体宇宙人をすんなり受け入れ過ぎ。
特撮魂に満ちた作品!だがしかしやはりシナリオは良くも悪くも庵野テイストw
ウルトラマンリアルタイム世代にとって、これほど滾る作品もない。庵野の特撮愛と魂に満ちた映画である。ウルトラマンのカラータイマーがないのも、その造形を手がけた故成田亨の意志を継いでいるところからも見て取れる。
だがしかし、怪獣あらため「禍威獣」である「禍特隊」である…そこから察するように良くも悪くもシナリオはやはり庵野なのである。ともするとエヴァのような難解な残滓を引きずっているのだ。
ウルトラマンのやらかしたユニバースにおける地球人類の兵器化の可能性。それを脅威とみて排除や逆に取り込んで利を目論む外星人達の複雑な星人類模様。巨大化における並行宇宙異空間ロジックなどの密なシナリオには、オタクもついてゆくのはなかなか大変?ましてや小さいお子さんなんぞうっかり観に来たらなかなかハードモードだぞ(笑)
ともあれ描写の緻密さやリアリティ、破綻の少なさなど安心して観ていられる。どこぞの大怪獣の後始末などは爪の垢を煎じて飲めば良い。
禍威獣や外星人たちの造形も素晴らしい。ザラブ星人はもとよりゼットンなどはエヴァンゲリオンのブンダーや使徒に通じるものがあり見てると滾る。
演出も初っ端から怪獣オタをくすぐる円谷怪獣のオンパレードの演出で心を鷲掴みされる。
特撮も円谷お約束の撮り方を踏襲しつつ、ブラス凝りに凝った拘った構図で怪獣を見せ、これまた滾る。だが登場人物のやり取りのカット割りはチョット目まぐるしい感があるかな。ともあれ、庵野のシナリオと監修を撮りきった樋口監督は善戦してると思った。
個人的に惜しむらくは、石坂浩二のナレーションがなかったことかな。やっぱりね、世代としてはチョット寂しかった。
前のめる!
冒頭ゴメスが登場して前のめり。ペギラも出てきて前のめり。ガボラ戦で前のめり。赤から緑でグッジョブ! ザラブ戦のBGMで超前のめり。同空中戦でため息。メフィラスの足元の凸凹デザインで感心。最後の相手のシャコシャコシャコシャコ、ピロピロピロピロ、ゼェットォーーーーンで絶望感。エンディングでどっち?
Qからウルトラマンをギュッと2時間に詰め込んだ、その世代へのステキな贈り物でした。ありがとうございました。
ゼットン(解釈違い)
良くも悪くも庵野監督の趣味全開、庵野解釈の二次創作な映画だなーという感想。
自分はそんなウルトラマン見てたかといえば、子どものころにセブンかタロウを再放送でみたくらいでそれもうっすらとしか覚えてないレベル。初代ウルトラマンは見たことないので当時リアルタイムで見た人とは感じ方が違うのかもしれない。初代ウルトラマンリスペクトネタがあちこちにあったのかもしれないがあまりわからず(変身シーンのパンクとか飛んでいく姿とかは流石にわかるが)、「ヘアッ」「シュワッチ」って言わないんだなーくらいにしか思わなかった。
シン・ゴジラは東日本大震災・原発事故を想起させるストーリーと官邸ドラマでそこまでゴジラオタクでない人でものめり込める作品になってたけど、今作はそういうのは薄め?人類の力でなんとかどうにかなる災害としてのゴジラに対し、人類をはるか超越した異星人とのバトルなので人類側は(最後は頑張るものの)全体としては添え物感が…。全般に色々詰め込み過ぎなのも話が散漫になってるように感じた。
怪獣のデザインとか結構変わってるけど、ゼットンに関してはさすがに解釈違いレベルに変更されすぎてどう受け入れたらいいのか(笑)初代ファン的にはありなのか…?ほかの怪獣の造形も全般にどことなくエヴァっぽさを感じるあたりやっぱ庵野監督の指示なのかなと思う反面、初代ウルトラマンをデザインした成田亨氏も関わってるみたいで、「庵野カラーの二次創作」と思いきや公式公認だったという「こういう時どんな顔すればいいのかわからない」感が強い(笑)
ウルトラマンVSメフィラスのバトルシーンとかはかっこよかったし、シン・ゴジラからのキャラ友情出演(?)は熱い展開だったし(一方で長澤まさみイジリは…なんだったんだろう…監督の趣味??)、悪くはないんだけど「思ってたんと違う」感が付きまとう作品だった。次作が制作されるなら見に行くかはちょっと微妙かなあ。
ウルトラマンにエヴァエッセンスをひとつまみ
幼い頃からウルトラマンシリーズを見てきました
エヴァも新旧見てる庵野ファンです
そんなウルトラマン・庵野秀明の一ファンとしてのレビューですが、正直メチャクチャ面白かったです
公開前から、カラータイマーが無いことや、怪獣の文字が禍威獣と書き変わっていたり、科学特捜隊の名称も変えられていたりと、一部から庵野監督の自己満作品などでは無いか?といったような不安視される声もありましたが、蓋を開けてみればそれらの不安は全て吹き飛ぶ仕上がりになってました
本作の監督は庵野さんで無いことも不安視されてましたが、全く問題ない作りになってます
庵野さん、これかなり口出したんじゃないかな?w
そもそも、ウルトラマンの初期設定にはカラータイマーが存在せず、テレビで放映する際に30分の尺の中で見せ場を演出するための後付け設定と聞きました
映画なので、そのような設定が不要になったようですね
そのほか、ウルトラマンは遠い宇宙からきた宇宙人であるという原作の設定が色濃く反映されており、庵野さんのウルトラマンへの深い理解が伺えます
初代ウルトラマンには、現代社会へのアンチテーゼが多分に含まれている作品でした
それらが、庵野秀明によって見事に蘇っています
とにかく庵野さんのウルトラマン愛がすごい
怪獣達も現代のCGで綺麗に蘇り、感動しました
そして、エヴァファンなら気付けるようなちょっとした演出もあり、双方の作品ファンとしては嬉しくなってしまいます
庵野ファン、ウルトラマンのファン、双方に対するリスペクトが感じられる良作です
怪獣映画はやはり劇場の大きなスクリーンで楽しむのが一番です
早めに劇場鑑賞される事をオススメします
シンゴジラとエヴァそして初代マンの融合
何書いてもネタバレになりそうなので控えますが、シンゴジラとエヴァそして初代マンの重要回が融合している。上手く融合したと思うか思わないかは、個々人それぞれのツボ次第だから紙一重で5.0にも1.0にもなりそう。個人的には3.0だけとそれでももう一度観に行きたいと思う。
エンタメ要素てんこ盛り
まず斉藤工の演技がいい。口数少なく得体の知れない雰囲気は、変身後のウルトラマンの顔が斉藤工とオーバーラップするほど。
やけに世間ずれして、ことわざを多用するメフィラス星人も面白い。
途中から長澤まさみが“進撃の巨人化”したのは笑った。お尻ペンペンのシーンが少し多い気もするがファンサービスだろう。特に問題なし。
ゾフィーの微妙な立ち位置も、何となく理解できた。
最終兵器とも言うべきゼットンのスケールは絶望感を感じさせるには十分。ゼットンの攻略の最適解を人類が考え出すあたりは感動的だが、ゼットンがエヴァンゲリオンの使徒に見えたのは俺だけ?
カラータイマー、目の覗き穴、背中のジッパー隠しの背びれがないウルトラマンは、生命体らしさが出ていた。
βカプセルの使い方によっては、動物や昆虫、あるいは人間も巨大化出来ることが分かったので、宇宙人に限らず悪用される可能性はある。
戦闘シーンでは、デカさ故のノロマさがなく、生物としてのスピード感があって良かった。空中戦は見応えがあって素晴らしい。
時間の制約もあるだろうが、あれだけ個人行動する人間が、あそこまで人類に肩入れするまようになるまでの心理描写が少し足りないかも。
シンゴジラに比べて自衛隊の活躍場面が少ないと思うかも知れないが、もはや人間の手に追えないから仕方ない。
怪獣を禍威獣と表現するあたり、庵野監督らしい。
カメラアングルがかなり低い位置から狙っているが、普通に撮影するより画面に圧迫感と緊張感が出て面白いと思った。
もし続編が作られるなら観たい。
斎藤工と長澤まさみの映画かな
「シン」シリーズ2作目。
シンゴジラ鑑賞済みです。
物語が進行するにしたがってセリフ量も増え、理解するのが困難になってきますが、私は前半より、後半の方が楽しめました。
子供連れが多かったけど、楽しめたのかな?
これはウルトラマン
シンゴジラみたいに結構設定から変えてくるのかな
と思いきやこっちの方が旧作をいい意味でオマージュ
しているのがとてもよかった。活動限界は映画だから避けたのかね。
ゼットン突撃時の巨大化ポーズが旧作そのままで
変身シーンを決め技に転化した監督さすが!!
目頭が熱くなる胸熱シーンでした。
ちょっと説明不足な部分(プランクプレーンとか)
ウルトラマン旧作やSF前提知識があると
違和感なく最後まで見られるが
本作から入る人はついていけないのもわかる
ぜひこれを機にウルトラマンシリーズを
色々見てほしいという思いを感じた。
こども時代の思い出補正も含めて
ウルトラマンらしいウルトラマンをありがとう!!
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