シン・ウルトラマンのレビュー・感想・評価
全1257件中、841~860件目を表示
ニヤニヤが止まらない、数十億円かけたファンムービー
ニヤニヤが止まらない、数十億円かけたファンムービー。
大画面でウルトラマンを観れて良かった。
大画面で長澤まさみを観れて良かった😁
メカが丸で出て来ず、米軍頼みなのが残念。
日本の属国状態を憂いたかったのだろうが、
そんなことを忘れさせる超絶カッコいいメカを観たかった。
シン・ウルトラマン、メチャクチャ面白かったです
公開から間もないのでネタバレはまだ避けます。
元々ウルトラシリーズは大好きです。
特に昭和に作られたシリーズは、再放送で観ましたから。
でも、アニメや特撮の映画をわざわざ劇場まで観に行くことがあまりないんです。
劇場が遠いから。
今回は制作スタッフが魅力的な人たちばかりでしたから観に行きました。
映画を観に来てもグッズなんて買うくらいならその予算をチケット代に回して数回その作品を観られるということから、劇場では絶対にグッズを買わないという主義を貫いていた私ですが、映画を観終わったあと、数点のグッズを手に取り気がつけばカウンターのお姉さんに「パンフレットもください」と声を掛けていました。
感想はメチャクチャ面白かったです。
TVシリーズを観てきた人がより楽しめるのは当然ですが、今回がウルトラマンをちゃんと観るのは初めてという人でも十分に楽しめる、特撮初心者でもきっと楽しめる作品であると思います。
ただ、序盤からかなり情報量が多いため、面白いのになかなか時間が経過しないという珍しい現象が発生します。
役者さんの演技が素晴らしく、一気に物語に惹き込まれます。
もしかすると幼い子にはちょっと難しいかもしれないくらいに情報量が多いというのは否めませんが、それを差し引いても私はとても感動しました。
誰かとネタバレありで語りたいとウズウズするほどに、年甲斐もなく興奮しました。
また観に行きます。
間違いなく今年の最高傑作だと思います。
私の好きな言葉です。
見たぞ 我らのシン・ウルトラマン
『シン・ゴジラ』から6年。
庵野秀明と樋口真嗣のコンビが往年の特撮番組を現代リブートする“シン・シリーズ”。
その第2弾として製作されたのが、
“シュワッチ!”と光の国から僕らの為に、来たぞ!我らの…
ウルトラマン!
まあ全員ではないが、日本人なら必ずウルトラマンを見知り、何かしらの形で触れていると思う。
仮面ライダーと双璧をなす日本のヒーローの象徴。それくらいのスタンダード。
今や当たり前の基本設定も放映当時は斬新。
影響は計り知れない。
元プロレスラーの前田日明氏は子供の頃からウルトラマンの大ファンで、最終回でウルトラマンがゼットンに倒された事にショックを受け、いつか仇を取ると格闘家を目指すきっかけになったという。
アメリカでは事故に遭い昏睡状態になった郵便配達の男性が奇跡的に回復。彼の意識を蘇らせたのは、「もう一度、『ウルトラマン』が見たかったから」という逸話も。
時代や国も関係なく、今も尚僕らの心を魅了して止まない。
庵野と樋口の二人も、多大な影響を受けたドストライク世代。
特撮を愛するこの二人が、『シン・ゴジラ』に続いてどんなウルトラワールドを魅せるか…?
コロナで製作遅延や公開延期、『大怪獣のあとしまつ』の失望を経て、
本当に待ちに待った!
『シン・ゴジラ』同様、激しく賛否両論になるだろう。
“シン要素”なんて要らない。寧ろそれは設定を変え、世界観ぶち壊し。
長く愛され続ける作品なら、そんな声が出て当然。
でも、ただ昔のままやったら、そもそもやる意味や必要がない。
“作る”とはまた新しく生み出す事。レガシーをさらに発展させる事。
オリジナルをリスペクトしつつ、それまでの常識や固定概念を覆す。
それが、『シン・ゴジラ』だった。
それは本作でも感じた。
全く新しく、それでいて旧作の“残り香”が匂う。
ファンには堪らないマニアックネタ。興奮し、思わず笑ってしまったほど。
個人的には非常に楽しめ、面白かった。良かった。
まずは、非常に気になっていたOP。
どんな風に始まるのか…?
宮内國郎氏によるあの音楽。おっ、“ウルトラQ”ロゴ!…と思ったら、まさかの“シン・ゴジラ”。からの“シン・ウルトラマン”。そう来たか~!
でもその後そのまま本編となり、劇場大スクリーンであの主題歌を聞けなかったのは残念!
その代わりと言っちゃなんだけど、開幕数分は意外な“作品”から始まる。
『ウルトラQ』!…いや、『シン・ウルトラQ』!
あのテーマ音楽に乗せて、『ウルトラQ』の怪獣たちが次々登場。
ゴメス! マンモスフラワー! ペギラ! ラルゲユウス! カイゲル!(『Q』時のゴーガ) パゴス!
本作は、“禍威獣”と呼ばれる巨大生物の出現及び襲撃が当たり前になっている設定。
その説明であると同時に、ウルトラシリーズの原点は『ウルトラQ』である事へのリスペクト。
その心意気に嬉しくなった。
私の本作への最大の楽しみ、期待の一つ。
登場怪獣/宇宙人。
予告編で明らかになっていた4体と、シークレットの1体であった。
ネロンガ、ガボラ、ザラブ星人、メフィラス。
普通だったら“BIG4”をチョイスするが、そこが凡人と鬼才の違い。作品を見て、この4体が選ばれた理由もちゃんとあった。
設定上で、パゴスとガボラは放射能物質を捕食する同族の禍威獣。
そのパゴスとガボラ、ネロンガは、TVシリーズで『Q』パゴス→『マン』ネロンガ→ガボラと着ぐるみが改造された。ファンや作り手しか知らないようなディープ過ぎる裏ネタ繋がり。
外星人=宇宙人は何故にバルタン星人じゃなく、ザラブ星人とメフィラス…?
ザラブ星人回には偽ウルトラマンが登場し、善悪やウルトラマンの存在意義を問い掛ける。
メフィラス星人回はウルトラマンと同等の力と頭脳を持つ対知的宇宙人で、本格知的SFが出来る。また、巨大化したアノ人はかつてのフジ隊員へのオマージュ。
実は絶妙なチョイス。
バルタン星人、レッドキング、ゴモラは残念ながら登場しない。が、やはり出た!
ゼットン! そしてゾーフィ!(ゾフィーじゃないの…? これにも裏ネタあり)
…しかし、その描かれ方や設定は、本作に於いて特に賛否分かれそう。一緒に観た弟の反応も「う~ん…」。
でもこの思い切った設定は、庵野だから描けた気が。何処か『エヴァ』を彷彿させた。
ゼットンも禍威獣も外星人も使徒を思わせるデザイン。これは庵野ならではの、使徒のモデルがかつての怪獣たちであるという紛れもない証しだ。
科特隊ならぬ“禍特隊”。
かつてと同じ5人チームで構成。かつての精鋭とは違って、霞ヶ関のはみ出し者で禍威獣に立ち向かう。
インテリ面々は『シン・ゴジラ』の対策チームを彷彿。
冷静沈着な西島“キャップ”、ムードメーカーな早見あかり、未知のウルトラマンや禍威獣に葛藤する有岡はイデの立ち位置。
“ウルトラマンになる男”斎藤工はハヤタと違ってミステリアスな佇まい。より人間とウルトラマンの関係性を体現していた。
キャスト特筆はやはり、長澤まさみ。本作は長澤まさみを愛でる作品でもあった。
『エヴァ』のアスカ、『シン・ゴジラ』のカヨコ等しく、美しく、強気で出来る女。
樋口のフェチズムなのか、艶かしいアングルやショット。
巨大化したり、“残り香”を匂わしてくれたりの出血大サービス。
彼女が物語を引っ張ってくれた。
主軸は彼女を含めた禍特隊のドラマ。一癖ある登場人物らが織り成す物語は、ユーモアや緊張感、熱いものがあって飽きなかった。
『シン・ゴジラ』の世界観がそのまま『ウルトラマン』へシフトチェンジ。
リアリティーある自衛隊、政府描写。もはやお馴染みとなった早口台詞。
架空の組織である禍特隊すらリアルさを感じる。
謎の巨人が現れた日本の右往左往ぶり。国内外への体裁。外星人に翻弄される醜態。まさしく“今”を描いた皮肉。
リアリティーとSFが融合した世界観は、しっかりと本格SF…いや、“空想科学”として確立。
樋口の演出は『シン・ゴジラ』の庵野の演出を継承しつつ、何処かシュールな演出は、かの実相寺の演出を思わせた。
それが特に表れたのは、団地という我々の日常生活の中で神永とメフィラスの対話シーン。
『ウルトラセブン』での実相寺演出回で名作『狙われた街』で、ダンとメトロン星人がちゃぶ台を挟んで話すシーンへのオマージュ。
その直後の居酒屋シーンは、『怪獣酒場』…!?
(メフィラス役の山本耕史のクールな演技も良かった)
そう、ファンならニヤリとするネタがいっぱい。
まず興奮は、『シン・ゴジラ』での伊福部音楽使用と同じく、オリジナルの宮内音楽。前半から中盤にかけて(後半は鷲巣新スコア)、思っていた以上に使用。特に“科特隊のテーマ”が流れた時は高揚感満点だった。(出来ればフル尺で流して欲しかった…)
“音”もオリジナルそのまま。ここも『シン・ゴジラ』踏襲。
そうそう、『シン・ゴジラ』と言えば、アノ人が登場! 役名は出なかったけど、間違いなくアノ役だよね…? ひょっとして同一の世界観…? それともまさかのマルチバース…!?(実際、“マルチバース”という台詞はあったし)
あるシーンのマグカップの絵柄が、某魔法少女アニメのアイツ! 「僕と契約してウルトラマンになってよ!」ってか!?
超マニアックネタで個人的にウケたのが、対偽ウルトラマン。ウルトラマンが偽ウルトラマンにチョップし、手を痛がる。これ、分かった人、相当なマニア! かつてのザラブ星人回でウルトラマンのスーツアクター、古谷敏氏が偽ウルトラマンにチョップした時、本当に痛がったアクシデント。まさかそれを再現するとは…!!
マニアック過ぎて堪んねー!
今回のウルトラマンはベースはオリジナルのまま。でも、変更点も。
より長身でスラリとした体型。人によってはガリガリに見えるが、オリジナルより外星人である事を印象付ける。
初登場シーンは、シルバー一色。神永と融合してから赤身が掛かるが、これは人間の血がウルトラマンの体内に通い、心身共に融合したと思わせた。
そして今回のウルトラマンのデザインで最大の議論になっているのが、象徴的なカラータイマーが無い!
かなり議論になっているが、ちょっと待って! ちゃんと訳あり。
今回のウルトラマンのデザインは、かの成田亨氏による油絵“真実と正義と美の化身”が基。それにはカラータイマーが無い。
そもそもカラータイマーは、30分番組の展開上の都合から急遽付け足しされたもの。確かに2時間の長篇映画に絶対的に必要かと問われたら…?
カラータイマーの代わりに、体力の消耗や活動エネルギーの限界を示すサインはちゃんとある。
本作独自のヘンな改ざんではない。“シンプル・イズ・ビューティフル”。
でも、ウルトラマンはウルトラマンである。スペシウム光線発射シーンは、現代技術を駆使してド迫力!しびれた!
だけど今回、“シュワッチ!”と一言も発しない…。
一本の作品の中にバリエーション豊かなエピソードが並び、TVシリーズの醍醐味を濃縮。
でもやはり中心軸となったのは、人間、禍特隊、ウルトラマンのドラマだ。
今回、中盤辺りでウルトラマンが神永である事がバレるという意表を突く。
ウルトラマンを有すれば、どの国やどんな脅威も恐れる事ナシ。
逆にそれ以外の国や人間たちにとっては“敵”となる。
ウルトラマンの存在意義。
ウルトラマンの謎の一つ、巨大化にも今回は理由付け。ベーターシステム。
それを活用し、メフィラスは人類の巨大化によって禍威獣や他の外星人からの自衛を提案。
それは同時に、また新たな“兵器”にも成りうる。核と同様の…。
ウルトラマンは自分がこの星に降り立った事で、人間に危険な刃を持たせてしまう事に苦悩。
この星に降り立ってまだ日は浅い。人間の事もよく分からない。優れた判断出来る集団か、愚かな過ちを選んでしまう集団か。
が、人間を信じる。
それを委ねさせてくれたのが、禍特隊。
班長、仲間、そしてバディ…。
ザラブに拉致された時も、僅かな手掛かりから探し出してくれると信じていた。
メフィラスによる“ベーターボックス”の時も、彼らとのチームプレーを信じていた。
そして、ゼットン。初の敗北…。ウルトラマン一人ではとても太刀打ち出来ない。
ウルトラマンは神ではない。ウルトラマンも人間と同じ“命”を持つ生命体。
彼らを信じなければ、一世一代の作戦は立案出来なかった。ゼットンを倒す事も出来なかった。
『シン・ウルトラマン』は種族や立場を越えた、“信頼”の物語でもあった。
それに対するのは、まさかのゾーフィ!
“光の星”の掟で他惑星人との融合は禁じられ、それにより人類の巨大化=生物兵器への転用が知られ、地球の粛清が決まる。
ゾフィーが地球や人類を消す…? ゾフィーも光の星の正義のヒーローではなかったのか…?
オリジナルでゾフィーは“ウルトラ警備隊”の隊長。時に長は、非情な決断を下す事もある。決して悪の意思があってではない。掟破りは見過ごせない鋭いまでの正義。
正義というのは時に、脅威にもなる。
本作の場合、ウルトラマンが正義の光なら、ゾーフィは正義の暗部と言えよう。
ウルトラマンがこれほどまでにも地球や人間へ固執する理由。
自分がこの星に降り立った時、一人の人間が幼い命を守る為、我が身と命を犠牲にした。
その人間こそ、神永。
人間というものを知りたい。理解したい。
自分を犠牲にしてまで他者を守る行動は何なのか…?
神永と融合して、少し分かった。
禍特隊と共にして、少し分かった。
勇気。諦めない。愛。…
それが、人間なのだ。
それが出来るのが、人間なのだ。
TVシリーズとは違い、本作ではウルトラマンは地球に留まる事を選択する。
更なる禍威獣や外星人からこの星を守る為に。
共闘する事を誓う。
自分を犠牲にした神永のように。
彼にこの命を捧ぐ。
本作のキャッチコピーにもなっているゾフィーの名台詞。問う。
そんなに人間が好きになったか、ウルトラマン。
人間を信じ、愛したウルトラマン。
我々もそう。
ウルトラマンをいつまでも信じ、愛す。
ピッチャー返し。
凄いねもうレビューが400以上ある。
庵野氏のウルトラマンへのオマージュである。
庵野氏のアングルはマンや7を有名にした実相寺監督の影響大なので、ある意味ピッチャー返し的なしっくり具合。
エンドタイトルを見るとやはりかなり細かく庵野氏が決めていて、樋口氏は撮影監督的な役回りだったのかも知れない。今回は現場での混乱はなかったのだろうか、、仲良くお願いします。
オープニングにシン・ゴジラのタイトルが出るのは何故だろう?、、シン・ユニバース構築のためだろうか?なんかよくわからなかった。
それ以外は楽しめました。長澤まさみファンは絶対見るべきでしょう、しかし彼女の演技的に弱い部分もクローズアップされた気もする。
うぬぼれにも程がある
それなりに評価していたが、東京オリンピックの河瀬監督のやりとりで、幻滅を通り越して怒りを感じた。
シンエヴァがああなったのも理解出来た。
この人、庵野秀明は世間の人達を馬鹿にしている。
それぐらい自分を神か何かとら勘違いしている。
もう彼の作品は絶対に観ない。
馬鹿にするなといいたい。
日本のオタクを想う一方で、世界に媚びぬ特撮映画。単なるリメイクではないが……イイハナシカナー?
「シンゴジラ」を初めて観終えた時の感想を覚えていらっしゃいますでしょうか?
「ハリウッド版ゴジラに負けないようなKAIJU映画を期待していたら、庵野監督のこだわり満載の日本災害特撮映画だった」あのシンゴジラを。
あの方向ベクトルが更に振り切って「日本の超上級者SF特撮オタク向け」という超ピンポイント偏重された映画がこの「シンウルトラマン」です。
今作は庵野氏は監修という立場だったので作品としては樋口監督の趣味とも言えるかもしれませんが、それでも一般大衆にウケるかどうかも怪しく、ましてや初見の海外ファンなぞ大気圏外に置き去りして、「超上級者のオタク向け」とも言える(良い意味で)酷い出来となっております。
中身は過去特撮作品のリスペクトやオマージュ満載の特盛コース。
ウルトラマン初登場から「お前のその飛び方はおかしい」とツッコミどころばかりで、80年代90年代の旧特撮によくあった戦闘シーンを思い起こさせます。
ところどころ荒い画質になったり、雑コラのような合成画面も、製作陣のこだわりでしょう。
(シンゴジラでも、わざわざ電車爆弾を特撮のような安っぽい感じにしたらしいですし……)
皮肉なのかギャグなのか、Qべぇマグカップが出てきたシーンは流石に吹き出しましたw
故に「超上級者のSF特撮オタク向け」映画。どこぞのオタキング氏なら大笑いしながら観ることでしょう。
ガラパゴス化する日本特撮映画と比喩できるかもしれませんが、こういった尖った変化は個人的には好ましい思います。
(少なくとも、視聴した映画館の幕間予告流れていた某錬金術師実写化映画よりは、はるかにマシ)
問題は一般の方々に受け入れられるかどうか、でしょうか。
「シンゴジラ」は災害映画としても見ることが出来た為、特撮ファン以外の一般ファンにも受け入れられましたが……
「シンウルトラマン」はシリアスな笑いも多く、元ネタを知っていて訓練されている特撮ファンなら笑って流せるシーンも、一般のファンの方だと白けてしまう可能性も大いにあるのではないでしょうか。
長々と書きましたが、それだけ「人を選ぶ」映画かと思います。
新・初代ウルトラマン
始まりのタイトルロールから遊び心いっぱいでワクワク!
ただ、制作会社のテロップが多過ぎかな。東宝マークとTSUBURAYAだけで後はエンドロールでよい。
世界観と構成・進行は『シン・ゴジラ』と同じ。
だが、自分が観ている印象としては、情報量や台詞はさほど詰めている感じはしなかった。
今回、怪獣を禍威獣、科特隊を禍特対としているが、禍威獣は台詞の呼び方は一緒なので気にならないし、科学と銘打っていなくとも現実科学 (化学?) 的な対策で問題を解決していくので、ちゃんと科学を使った対策部隊である。
そして流石は庵野秀明さん!と思ったのは、舞台は現代日本だけれど、『ウルトラマン』の存在や大まかな設定は初代と同じにして、これを2時間の映画の屋台骨にして分かりやすい筋にしてあることで、オリジナルを知っているファンにも、初めてウルトラマンを観る人にも楽しめるようになっている。
そしてそして、主演のウルトラマン。
余分なものを一切削ぎ落とした美麗な佇まい、特殊な技はスペシウム光線と八つ切り光輪のみでワチャワチャうるさく、汚い (←失礼w) 禍威獣たちをスカッと倒す。
シンプル・イズ・ベストとはよく言ったもので、ウルトラマンの強さを表現するにはこれで充分。
フルCGにより、スーツアクトでは見られないアクションもありカッコ良かった。
ラストの敵の倒し方はもっと派手だと盛り上がったかな。
今回の「シン」は『シン・ゴジラ』ほどあらゆる意味は含まれていないと思う。
素直に現代解釈された、2022年版初代ウルトラマンだと思って鑑賞すれば良い。
『空想特撮映画』ですから。
庵野節、炸裂。
「シン・ゴジラ」も一癖ありましたが、期待通り、本作も庵野監督ならではのウルトラマン。
コント風の笑いが散りばめられているので、深刻さが隠されていますが、振り返って考えれば相当重い話。半世紀前の子供向け番組の設定を、よくぞこれだけリアルに(もっともらしく)肉付けして再構築したものです。登場する怪獣や宇宙人、さらには映像表現やストーリーまでも、旧作の換骨奪胎になっていて、庵野監督にしか出来ないであろうオタク的な作りこみがなされています。
BGMも懐かしい昭和のメロディをそのまま持ってくるとは……。
ただし、「シン・ゴジラ」もそうでしたが、ひねった政治風刺が効いている点には、庵野監督らしさが強く感じられますので、旧作(原作)とは似て非なる作品とみなさないと、違和感を持つ円谷特撮ファンもおられるかもしれません。
私は、気に入りましたよ。仮面ライダーもどうなるのか、楽しみにしています。
庵野監督、GOOD JOB !
触らぬ神に祟りなし、それが私の一番好きな言葉だ。
はい。よく私のやんちゃレビューを覗きに来て頂きました。ありがとうございます。
最初に言っちゃうとこの映画もネタバレ厳禁なやつ。
触らぬ神に祟りなしですよ。今すぐ劇場にGO‼️
で・・・これで終わりにしようかなと・・・いやそれじゃつまんなすぎじゃん。少しおまけで語らせて頂きます。ネタバレはなしで。
さてと・・・ちょっと前の事です。最寄りの駅近くに本屋があるんですよ。本当に小さな本屋。結構通ってるうちに本屋のラインナップが見えてくるんですね。それは・・・
映画に関する書籍が多めなんです。それでいっつも並んでる本があるんです。それは・・・
怪奇大作戦大全
お値段はやや高め。2000円以上。誰が買うんだこの本?相当物好きなやつだな。しかし気になるんで時々立ち読みをしていました。そして、ある日の事、清水の舞台から飛び降りる気持ちで購入しました。ところがビックリした事が有ったんですね。レジで会計待ち。おばちゃんが言いました。
ありがとね。私やってたのよ。
えっ?なに?
これのスクリプト。
えーー関係者かよ‼️
おばちゃんはどうやら怪奇大作戦のスクリプトをやってたらしい。凄いな。それこそ・・・
怪奇大作戦だわ‼️
現在も現存する本屋なんでぼかしたけどね、今考えると欠番の「狂気人間」の話しを聞けばよかったな。もう未来永劫見られないんだよ。中身は・・・
キチガ◯は罪に問われない。そこで復讐をしたい人を一時的にキチガ◯にする話しです。なるほど無理だわ。時系列で言うとセブンと新マンの間。
さてと・・・枕はおわりますが、あれっ?まだ読んでるんですか。知りませんよ。
やたらな事を言うと特撮オタの方々は怒るからなあ。
この映画は初期の「ウルトラQ」「ウルトラマン」「ウルトラセブン」が大好きな人に捧げた映画。記憶にはほぼないんですが、再放送や最近のBSで見てるぐらいの半可通の私が語るのは申し訳ないです。
ストーリーを、あえて雑に言うと前半は怪獣(禍威獣と劇中では言ってます。めんどくせー。夜露死苦かよ!)
後半は地球人滅亡を企む宇宙人との権謀術数。いやわざと雑にしてるんですよ。
それでね楽しいんですよ。これがまた。盛りだくさんの内容で。ラーメン二郎全部乗せ状態。
笑い、興奮、怒り、セクシー、感動。ポーカーだったらエースのファイブカード。
無理じゃ‼️
それで最初はウルトラマンは銀色の巨人扱いなんですがだんだんと・・・あれ?こいつ地球人の味方じゃね?神じゃね?
またね、ウルトラマンが勝ったあとにチラリと振り返るのがね・・・
セクシー
小泉進次郎か!
いやねウルトラマンだから表情はないんですが・・・
お前は弥勒菩薩か‼️
ジャパネスクですよ。決めのポーズも素敵。まるで歌舞伎だよ。私は画面に向かって声をあげたもん。
よっ‼️つぶらや‼️
失礼しました。上映中は静かにしましょう。
エンドロールです。監督は樋口真嗣ですが、一番名前が上がっていたのが庵野秀明。脚本だけじゃなく全方位にね。音楽や効果音まで。
私の奥底に眠るウルトラオタを呼び寄せた。最初のロゴから呼び寄せた。いや私はオタじゃない・・・でもね今、藤沢のダンの店(カフェテリア ジョリー シャポー)に猛烈に行きたいんですよ。
実はね割と最近「ウルトラマンが泣いている」って本を読んだんですよ。作者は円谷英二の孫、円谷一の息子。円谷英明。骨肉相食むの中身。でも私は・・・
ウルトラマン【で】泣いている
なんとも薄いレビューでごめんなさい。お付き合い頂きありがとうございました。
3.2造り込み熱を感じたものの
印象的なカット割り等庵野ワールドで良かったけれど、ストーリー的にEVB世代ではないので、もっと単的に展開に緊張感持たせつつの人間ドラマ中心の方が入り込み易かったなぁと思った😅
禍特対が今一つ
全般的には満足。マイナスは禍特対が今一つだった。60歳近い男ですが、もっと子供騙し的であって欲しかった。シンゴジラがリアリティで評価が高かったので、そちらに寄ったのだろうが、アメリカに地下貫通弾を依頼するだけって、、、。策なし状態で、すぐにウルトラマンが登場したけど、もう少し禍特対に頑張って欲しかった。過去のカイジュウで学んだ新兵器を出すとか、有岡くんがなんかこしらえるとか。最後の地球人が一丸となる場面もVRゴーグル付けてTV会議するだけって?ちゃんと手を動かしてモノ(ベータ)を作って欲しかった。それこそ、素材の手配やエネルギーを得る術などで禍特対に活躍してほしかった。
あと、ビークルやレーザー銃が登場するぐらいの現実離れでよかったと思った。ヘルメット被った隊員ユニホーム姿が見たかった。スーツ着て全員で自衛隊機に乗り込むより、リアリティがあると思うが。
昭和の荒唐無稽さ
この映画を全編バリバリのCGでやってもただただ白けるだけだ。
所々に垣間見るショボい特撮的な表現はワザとに決まってるじゃないですか
これがヨーロッパ映画だったら皆さま手を合わせて有り難がってるんじゃないんですか?
マーベルや恋愛映画しか観ない人にはちょっと無理な映画かもしれない
かといって一部のオタクにしか受け入れられないような間口の狭い映画でもないと 劇場の熱気から感じました
高度経済成長期の産んだ完全無欠のヒーローウルトラマン
日本特有の価値観を日本人にしか表現出来ない表現の仕方で表現したと思います
ただただウルトラマンの姿が美しい
音と画が理屈抜きにカッコいい
作り手側の愛情が溢れている
ちょっと長澤まさみさんの扱いが難しかったかも
もう一度観に行かなくては
シン仮面ライダーにも期待だ。
個人的にはエヴァンゲリオンの最後の映画よりも表現が自由で面白かった
メフィラスと神代の会話シーンがよかった
ウルトラマン世代なので懐かしさもあったが、後半のドラマも結構よかった。メフィラスと神代の公園での会話が心に残った。最後のゼットンの設定にはうなった。
ウルトラマンは切ない
元々オリジナルに内包されていた「正義とは?」「人間とは?」といったシリアスな問題提起と、庵野秀明氏が描き続けている世界観(俺は多分に宗教的なものを感じています)が、見事に融合していたと思います。
もちろん現在の映像技術によるスペシウム光線や飛行シーンなど、思わず唸るほどカッコいいし、なによりウルトラマンの造形が実に「美しい」です。
ですがエンドロールの間、自分が感じていたのは、エンタメを堪能したという高揚感よりも、むしろ切なさや寂寥感のようなものでした。
それは決して期待を裏切られた失望からではなく、まさに自分が庵野ワールドに魅入られる本質を再確認した、というようなもので、期待に違わず良い作品を観せてもらった、ということです。
ウルトラQ、ウルトラマン世代の感想
とても感動と懐かしさが混在したエクセレントな作品。
最初から最後まであっという間のワクワクした作品。昭和の懐かしさも感じる素朴さや構成。
期待値以上でした。手作り時代の感じをよくうまく取り入れて映画にできたと感心しました。
これこそ日本の映画です。少し・・・の巨大化?ではどうかな?と感じた場面ありましたが、この辺の少しロジカルすぎない点も昭和の良き思い出につもながりました。いやー楽しかったです。
スコンと真っ二つ
庵野さんが、ウルトラマンの素材をバラして繋ぎ合わせて、好き放題遊び倒した二次創作的かつ総集編的な作品といった印象。
序盤から、実にテンポよくストーリーが展開し、プロレスから光線ピロピロ~、スラッシュでスコンと真っ二つ...「そうそう!それそれ!」と懐かしいシーンに興奮するも、中盤以降は政治的なやり取りや、広げた風呂敷を畳む作業がメインになり、少々トーンダウンする印象。
ストーリーは綺麗にまとめられており、脚本が丁寧に整理されていることにも好感を持ったが、個人的にはもう少しプロレスを見たかった。
もう、序盤の勢いのまま怪獣(←こっちが正解)をバンバン出してプロレスに終始してくれても良かったのでは...とも思ったが、それだと「外星人たちとの戦いや、自身も外星人であるが故の苦悩を描く」というウルトラマンならではの魅力が減退してしまうのか。
やはり、ウルトラマンは映画としてではなく、本来のTVシリーズとしてリメイクすべき作品ということか。
あと、当時の作品にありがちな、唾液を飛ばしながら喘ぐような発声をする役者たちや、怪獣たちの「うす汚れた着ぐるみ感」も、当時の作品に独特の不気味さや緊張感や生々しさを与えていたのだなぁ...と、綺麗に生まれ変わった今作を見て改めて実感した次第。(その分、鑑賞しやすくなってるけどね)
正直、オリジナル作品として観た際の、新たな発見や驚きはほとんど無かったし、ゼットンの「扱い」など納得できない所も無くはないが、新たな解釈を加えて再構築(リブート?)された作品としては、全体を通してよくできてるなと感心した。
ちょっと物足りない
個人的にウルトラマンは怪獣との戦闘シーンが見所だと思ってるんですが、ちょっと物足りなかったかな。
戦闘シーンがダメだったという意味ではなく、短い。怪獣も迫力があってウルトラマンもカッコイイ、だからこそ「もっと見たい」と感じました。大人向けに作られたものだからかドラマパートに時間が割かれてしまってます。子供の頃にワクワクしながら手に汗握って見ていた、ウルトラマンと怪獣の戦いを再び楽しめると期待していただけに、少し残念。
シン・ゴジラは終始ワクワクしっぱなしであっという間に観終わったけど、ウルトラマンの方はドラマパートの途中で少し寝てしまいました。内容的に1回の映画でまとめるよりは、テレビシリーズでじっくり描いて掘り下げて欲しいと感じました。出てない怪獣たちもまだまだいっぱいいるし。テレビとかNetflixでドラマ化してくれないかな。
個人的なトータル評価は星3ですが、随所に小ネタが散りばめられていて、確認する意味でも1回目より2回目以降の鑑賞の方がより楽しめると思います。
全1257件中、841~860件目を表示