シン・ウルトラマンのレビュー・感想・評価
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往年のファンは、泣いて喜び、喜んで泣く‼
おもしろい映画だった。
それは、「笑える」、「興味深い」、そして「考えさせらえる」、という「おもしろい」という言葉のすべての意味で、この映画を形容できるから。
物語の中盤までは、「え? なにこれ、コメディ?」と思わせるような展開が多かった。
特にフジ隊員へのオマージュのシーンでは、おそらく100%の男性がよからぬことを想像したと思うと、爆笑を抑えられなかった(笑)
そしてウルトラマンの身体が、あり得ないカラーに変化! 今考えたら、あの現象は、あれが付いてないから、ああやって知らせるという方法なのね、なるほど。
終盤は「え、光の国の住人?って、そんな考えなん??? 俺ら地球人に対して、そんなことすんの?」という驚き。
おいおい、ウルトラシリーズに、この解釈は斬新すぎるやろ!
しかもあの怪獣を連れてきたのは、お偉いあの方だったとは!
本当に心から楽しませてもらった映画。
往年のファンとしては、嬉しさと喜びで、最後の最後は涙腺が緩んでいた。
長澤さんを観る為の写真でした😀。 でも普通に面白かったです😀 。オ...
長澤さんを観る為の写真でした😀。
でも普通に面白かったです😀
。オマージュとかリスペクトとか色々言われてますが昔のウルトラマンのファンとしては高度なテレビ番組を見ているようでした。神永とスポックがだぶりますラストがちょっと肩透かしです😣
これもマルチバース映画
現代日本でウルトラマンが現れたら、、
という国防SFシュミレーション
恐らく観る人の年代や原体験によって
感想が大きく変わる作品なんだろうと思う
哀愁漂うウルトラマンは魅力的で
映画一本ではなく毎週観たいなと感じさせられた
1番のお気に入りは
山本耕史演じるメフィラス星人
話し方に不気味な違和感を感じさせる一方、
大将、おあいそ!なんてセリフもあって
いい味出している
あとは同時期公開中のマーベル映画と同じ
マルチバースを題材にしてるのは
なんの因果か宿命か
それぞれの解釈も興味深い
不満は
一部の戦闘シーンがCG感ありありだったことくらいかなぁー
マイティジャック!
「ローレライ」、「日本沈没」、「隠し砦の三悪人」とことごとく期待を裏切られてきた樋口監督の作品。
今作も御多分に洩れず、前半の小気味良いストーリー展開を後半でぶち壊している。なぜ、あれこれクドクドと説明をしないとならないの?BGMの雰囲気が変わったあたりから小難しくなった。エンドタイトルまでエンターテインメントに徹して欲しかったなぁ。
話は変わりますが、禍特対 非粒子物理学者の滝明久
(有岡大貴)席のPC画面のスクリーンセーバー、そして彼のPCラックの上にあった「マイティジャック」に登場したマイティ号のモデル!これに目を惹かれてしまいました。二谷英明さんが主演したちょっと大人な特撮ドラマ=「マイティジャック」をキムタクが出演した「space cruiser YAMATO」風にオールスターキャストで映画化したら面白いだろうなぁと考えながら見ていました。
出たがり女優中心映画
ウルトラマンと思って見に行ったのに、いつの間にかある女優中心の映画にすり替わっていたのが、残念です。庵野監督らしからぬ映画です。ゴジラや怪獣映画を散りばめたのは、何の意味があるかわからない!がっきや広瀬アリスなんかを起用した方が良かったんではないか?残念です。
人懐っこい異星人
自衛隊も撮影協力しているし、やはり普段見られないものを見せてくれる映画らしい映画だと思った。改めて思ったのは、ウルトラマンというのは日本的な空想特撮なのだなということ。洋物ならもっと冷たい異星人が多いと思うが、この映画では日本政府と交渉をする異星人がやたらいて、ある意味で、えらく人懐っこい異星人だなと苦笑した。見た人が賛否両論の巨大化プレゼンの場面は、そこだけ設定が緩い気がして、少し笑うためのリラックス・タイムだと思っている。
ど真ん中の世代ですが、楽しめませんでした。
「シン・ゴジラ」の面白さを期待していると、悪い意味で裏切られます。
ウルトラマンファンのための作品であることは理解しましたが
それ以上に「ウルトラマン」というブランドの上にあぐらをかいた
うっすい作品だと思いました。
まず、ストーリーがありがちで起伏がなく、もしかしたらTVで良かったんじゃないのかな、
なんて思ってしまった。
それに、ウルトラマンが最終的になんとかしてくれるってわかってるから
緊張もなにもない。
早口で難しい台詞やカメラワークもあわただしくて、世界観がまるで入ってこない。
そのため、何が起こっているかがいまいちピンと来てなくて、迷子になっている間に
ウルトラマンがなんとかしてくれるのであれあれ?まぁ、いいかってなる。
映画の前半のセリフに「バディ」という言葉が何度も出てくるが
長澤まさみと斎藤工の関係ができあがっていくシーンが描かれていないため
その関係性の強さや深さをを観客の脳内で保管する必要がある。
また、その関係の中で出来上がる
恋愛要素を無理やり取り除いた分(もともとはあったらしい)、
いびつに高ぶった感情をぶつけあう長澤まさみと斎藤工の関係性が出来上がっていており
理解に苦しむ場面が多々ある。
もし、「2001年宇宙の旅」でキューブリックが科学的説明シーンを取り除き、
その世界観を観客に委ねる手法を真似ているのであれば、それは失敗している。
そこにあるのは、ただ単に観客を混乱させ、「ウルトラマン好きなら、それくらいわかってよ(もしくは、そこはサラッと流してよ、的な)」
という目配せ、もしくは、観客への甘えに近い。
いや、「わかってよ」って言われてもさ、そこまでこの映画に感情移入できないから、わからねぇし。
台詞が長い、台詞が難解、早口で何を言っているかわからない、見ずらいカット割りが多いし(オマージュなのかな)、
役者さんのアップが多くて、それが過剰に感じられたり、色々ありましたが
僕は「禍特対(カトクタイ)」の人たちは頭が良くて、難しい仕事してるんだなー
くらいに流してました。
(だって、最終的にウルトラマンがなんとかしてくれるから)
色々オマージュがあって、ファンを喜ばせようとしているのはわかる。
今思いつかないけど、良いところはあるし、それを確認する台詞はなかったにせよ
「シン・ゴジラ」とは地続きの世界なのかな、と思いました。
家に帰って「シン・ゴジラ」見直したらやっぱりよくできたいい作品って改めて思いました。
比べちゃだめだけど。
「シン仮面ライダー」に期待。
何が悪かったのかな、監督?脚本?演出?全部?
というか、今挙げたものが同じ方向を向いていなかった?
だから、こんなカラッポな作品ができちゃったのかな。
でも役者は悪くない、絶対。
色んな意見があっていいけど、僕は楽しめませんでした。
最後に・・・
ウルトラマンがどことなく、斎藤工に似てたのは笑った。
あえて辛口コメント。ある意味R15にした方がいいよこの映画は。
セリフが早い上に、専門的用語が多く全く内容が入って来ませんでした。
私はただ単に、地球を荒らしにくる怪獣を退治するウルトラマンしか知りませんし、知りたくもありません。
ウルトラマンの世界を深掘りする映画なんだと思いましたが、それも違うようです。
物理の用語、科学の用語が多いし、セリフは早口だし、理解できないって。みんながみんな偏差値60以上の大学出てる人が観にくると思ったら大間違いですよ。
こんなにこめんどくさい映画を作りたいのであれば、大衆に知られたウルトラマンという題材を使わないでほしい。
子供にも理解できる世界観というのがウルトラマンであって、このシンウルトラマンはそうではないと思います。
ウルトラマンという一般大衆がおよそ想像する世界感で、それこそウルトラマンと銘打っているのですから、子供も見に行くでしょう。
ハッキリ言って高校以上の知識がかければ、セリフを理解することは出来ないでしょう。セリフが理解できなければ、内容も入ってこないでしょう。だからこの映画はある意味R15指定にした方がいいんじゃないでしょうか?
脚本、監督の名前を見て、なんとなくとは思って映画鑑賞に挑みましたが、案の定でした。
僕は勉強をあんまりしてこなかったので、この映画を観て、もっと勉強しておけばよかったと後悔しました。
…ちょっと待って、映画って教養ある人しか見ちゃダメなの?って気持ちになりました。
あと、ファンの方には申し訳ないのですが、エンディングソングのM八七も理解できない映画のモヤモヤを増幅させられました。
難しいことを描く映画を作りたいなら、お年寄りから子供まで誰もが知っている世界観のウルトラマンを題材にしないで、もっと違うものをもっとこめんどくさく作ればいいじゃん。
そして、誰もが目にする朝とか昼とか夜のバラエティで宣伝しないで、ある特定の人だけが目にする媒体で宣伝しなきゃダメだよ。
一般大衆が目にするテレビ番組で宣伝するんだったらもっともっと沢山の人が理解できてスッキリするウルトラマンの世界を描かないとダメだよ。
すみません。
好き勝手なことを言ってしまいました。
お許しください。
観終わったあと、なんとなくインテリになった気持ちはありましたが、こんな後づけのインテリ感覚必要ですかね?
もっとウルトラマンの世界に浸りたかった。
2022年の挑戦
シン・ウルトラマン観てきました!
初代ウルトラマンのリアル世代として素通りできない作品ですね。
円谷イズム+庵野イズム+樋口イズムのコラボレーション。
初代ウルトラマンマニアの裏ネタ満載でニヤニヤが止まらない!
端的なストーリーを言ってしまえば、オマージュ・リメイク。
冒頭は「ウルトラQ」の「パシフィックリム」版のノリで時短。
「ウルトラQ」の「ゴメスを倒せ!」の怪獣ゴメスは
1964年東宝映画「モスラ対ゴジラ」のゴジラのスーツを流用したが
今回はシン・ゴジラの造形でゴメスを表現してる。
地球に降り立ち、ネロンガと対峙した黄金色のボディのときの
ウルトラマンはAタイプマスクと呼ばれた口元が歪んだ顔つきをしている。
後に斎藤工さんが演じる神永 新二と融合した後はCタイプマスクの
顔つきに変わる。
初代ウルトラマンの挿入曲も適用に場を盛り上げている。
初代ウルトラマンで美術デザインを手がけた成田 亨先生のザラブ星人を
忠実に再現したのは素晴らしい。これを観たくて足を運んだといっても過言ではない。
ザラブ星人がなりすました、にせウルトラマンの頭部をウルトラマンが
ハンドチョップしたときに痛がったスーツアクター古谷 敏さんの
アドリブもちゃんと再現した。
エネルギーを消費したウルトラマンのボディラインがグリーンだったり、
最後に登場するゾーフィはブルーだったり、成田 亨先生のデザインの
モチーフを採用したのだろう。
しかし、高評価もここまで・・・
禍威獣特設対策室、通称 禍特対(カトクタイ)は科特隊ではない。
スーパーガン、スパーダーショット、ジェットビートルなどの超兵器は
出てこない。禍威獣の撃退殲滅の分析解析するだけのディスクワーカー。
シン・ゴジラ同様、米軍戦略爆撃機B-2までが現実と整合上の限界なのね。
長澤まさみさん演じる、浅見 弘子もエロくて素敵だけど何かが違う。
初代ウルトラマンの桜井浩子さんが演じたフジ・アキコ隊員の清純な神秘性は無い。
欲を言えば、上映時間を延ばしてでもバルタン星人を登場させてほしかった。
なぜなら、スペシューム光線の解説が必要だと思うからだ。
メフィラス星人以降も成田 亨先生デザインの期待値が高かったが、
なぜか名旧車がEVセダンみたいなデザインで威厳も重厚感もゼロ、残念です。
初代ウルトラマン第33話「禁じられた言葉」は私のウルトラマンベスト1です。
当時、メフィラス星人はウルトラマンを「スパイめ!」と呼び、同等以上の能力を持ちながら
何故、戦わないんだろう?と・・・「止そう・・・宇宙人同士が戦ってもしようがない。」
これは後のウルトラセブンにも繫がる深淵なるテーマなんですよね。
シン・ウルトラマンで、もっと掘り下げてもらいたかったですね。
最大の問題点はゾーフィが「光の星」から来た裁定者であり、人類を
生物兵器に至る存在として殲滅しに来たというところです。
宇宙恐竜ゼットンならぬ巨大最終兵器が「風の谷のナウシカ」の巨神兵を
連想する方もいたかと思います。
マルチバース(多次元宇宙論)など小難しい設定が出てくるわりに駆け足で
ウルトラマンが解決してしまい、感動や高揚感が希薄ですね。
平成ウルトラマンを見慣れた世代だとVFXやCGは物足りないだろう。
逆に特撮世代のシニアにはノスタルジックな時間が楽しめるはずだ。
これは、庵野秀明さん、樋口真嗣監督の2022年の挑戦だと思いたいです。
おさらい
初代ウルトラマンからの引用
第1話 「ウルトラ作戦第一号」
第3話 「科特隊出撃せよ」
第9話 「電光石火作戦」
第18話 「遊星から来た兄弟」
第33話 「禁じられた言葉」
第39話 「さらばウルトラマン」
シン・ウルトラマン上記のオマージュ・リメイクですので
未見の方は、ぜひ参考にしてくださいね。
あと、やたらと「マイティジャック」のマイティ号の画像やフィギュアが
映ったのが気になった・・・まさか!予告?
やっぱり「シン」シリーズは面白かった!
エヴァンゲリヲンやシンゴジラが面白かったので見てみました。シンウルトラマンも面白かったです!
ウルトラマンは小さい頃見てたくらいで全然知識がなかったのですが、とても楽しめました。
わざと特撮風?に撮っているところとかもよかったです!
作中の音楽はエヴァの鷺巣さんが担当してることもあり、エヴァ感があってすごくよかったです。
ぜひ皆さんもみてみてください!
俺は、怪獣の造形が心から好きです!!
金曜日に公開され、月曜日の夜に観た。
土日の2日間、皆があっという間にレビューを書いてくれたので、手当たり次第に読み漁り...気づけば、ストーリーをほぼ丸ごとカバーした状態で鑑賞。こんなにワクワクして映画を観に行ったの久しぶりだ。TV画面の30分枠でなく、映画スクリーンで112分観続けることができるウルトラマンを堪能しました。
宇宙のかなた、光の星M八七(「光の国M78星雲」ではないんだね)からやってきた、地球を見守る役割の銀色の巨人が、自分の出現による衝撃から子供を守るために死んだ地球人男性と命を共有する。両者が混ざり合った存在は、人類からウルトラマンと呼ばれ、地球に現れる怪獣(禍威獣か)と戦う話。登場人物の所属組織等は異なるが、原作39話の最初と最後のポイントをかなり忠実にトレースしながら別の話として語る。庵野総監修(脚本も担当)に「上手!見事!」と言うほかはない。
「キングコング髑髏島の巨神」のレビューで書いたが(下に引用)、俺は、CG全盛の中で、特撮はもはやそれは、ハリウッドが得意とするものとなり、日本はすっかり置いていかれてしまったと思っていた。円谷英二監督時代は、数多の知恵と工夫によって、日本発の高度な特撮も編み出し続けてきたが、今はCGとなり、基本的には "資金力" の差がものを言うのだと。邦画に期待するのは "酷" だと。
---ここから過去レビュー引用---
尊敬する円谷英二監督も、きっとこんな特撮を撮りたかっただろう。CGという技術がない中で、モノによる工夫によって空想の世界を実際の映像に映し出してきた特撮技術は、工夫という点で俺の心を捉え続ける。しかし、これだけリアルに描けるCG技術がある時代に円谷監督がいたら、いったいどんな映像を俺たちに見せてくれたのだろう。それを見られないのは、残念だ。
---ここまで過去レビュー引用---
引用した以前のレビューを少し反省して、今、言わなければいけないのは、「円谷英二監督、日本でもここまで描けるようになりましたよ」ってことだ(「シン・ゴジラ」で言うべきだった)。前半を構成する怪獣(禍威獣か)とウルトラマンの対決シーンは、山地シーンが多いなど予算面からの工夫はそこかしこにあるのだと思うが、とにかく素晴らしい!
そして素晴らしいCGの合間に、空飛ぶウルトラマンを初めとする「当時のままの特撮映像」が挟まれているのを円谷監督も楽しんでくれるでしょうか。「空を飛ぶシーンは、ウルトラマンや飛行機を糸で吊るして撮るのだが、糸はどんなに細くても映ってしまう。しかし、天地逆に吊るして撮り、それを天地逆に放映すると、人間は吊るし糸が下にあるとは思わないので、糸が見えないんだ」という技術を聞いた時から、「特撮の工夫」に感動し続けてます。「水の中に牛乳を流し込み、それを逆さまに放映すると "火山の噴火(モノクロ)" が撮れる」も感動です(本作には、もちろんそのシーンはないけれど)
TVシリーズでは怪獣との戦いに活躍する科特隊という5人のチームは、映画では現場の行政機関として描かれ、戦うのは自衛隊! これは、平成ガメラシリーズから、樋口監督の得意とするところで、今回も自衛隊完全協力のもと、リアルな "戦い" が観られる(テロップには、協力した部隊が駐屯地別に表示されるところまでいきましたね!)。ステルス戦闘機から投下される地中貫通弾は、数十発投下されて弾切れ。「次を米国から購入しても納入に数週間かかる」というセリフは、変なところでリアルを追求する庵野総監修らしい脚本。
終盤のゼットンとの戦いは、近年の円谷プロ的な、巨大な相手と空中(または宇宙空間)で戦う比較的すごくないCGだが、いつかはこの戦いすら肉弾戦を感じられるモーションピクチャーを駆使したCGで観たいなあ。金が全て、ではあるけれど。ああ、たとえば前○さんとかが、庵野・樋口チームに100億円くらいをポンとくれないかなあ。
それでも、当時のTVシリーズでは、円谷プロメンバーが毎週死にそうになりながら30分実質24分枠の終盤5分の特撮シーンを撮っていたと考えると、今回112分のうち約30分の特撮シーンを見られるのはすごいことなのだろう。ああ、次の「シン・ウルトラセブン(注1)」では、「上映時間の8割を占める特撮シーン!」といった宣伝文句を見てみたい!!
(注1)次の「シン・ウルトラセブン」…もちろん自分の願望であり妄想。でも、終盤でのゾフィー(ゾーフィか)のセリフを耳にしたら、宇宙人(外星人か)と戦い続けるウルトラセブンへの流れを、俺は当然期待しちゃいます。
セリフ「今回の件で人類はベータボックスにつながる技術を自分たちのものとしたが、理性の面では成熟にほど遠い。このことは、すでに多くの星の関心となっているだろう。人類のアンバランスさを危惧する外星人が、これからこの星に続々と現れ、大変な時代になるだろう」
追伸1
「シン仮面ライダー」の予告観た。庵野監督が「浜辺さんを撮りたいんだ」とわくわくして撮っている感じがにじみ出ていた。
追伸2
自分は、怪獣が好き。特に恐竜を意識して作り出されてきた初期デザインがこの上なく好き。庵野さんだと細身でメタリックになるのかなと思ってましたが、その造形は成田デザインを踏襲した上で、当時は出来なかったが現在なら出来る造形の妙を組み込んで、ホントにカッコいい怪獣(禍威獣か)達でした。観られて、幸せ。今回みなのレビューを読んでいたら、映画を観たら、レビューを書いていたら、ウルトラマン全39話の怪獣達の様々な造形が懐かしくなった。彼等の造形への個人的感想を人気ランキングとともに書いちゃおう。俺の好みってだけで誰の役にも立たないけれど。◎は造形大好き。
●一般に大人気な怪獣達(皆の記憶に残っている彼等)
レッドキング 怪獣王だし、何度も出るし、力持ちだし。俺はああいう色や質感は好きでないけれど、皆に大人気なのは間違いない!
バルタン星人 フォッフォッフォッフォって誰でも真似したことあるでしょ。セミとザリガニくっつけただけなのに、見事な造形は深く子供の心に刺さったんだね
ピグモン あの巨大で意思がないガラモンを小さくしたら、人情あふれる愛玩動物のようなピグモンって、考えた人すごすぎ。ま、目つきも変わったんですけどね
◎ ベムラー なにせ第一回の怪獣。そしてその恐竜らしさが、俺の心を捉えて離さない。小さめの頭、短い腕、逞しい足、小気味よくトゲトゲした頭部〜背中〜尻尾、う〜む、素晴らしい!
◎ゴモラ 頭部が大きくてもカッコよさを維持できるという奇跡を見せてくれるフォルム。この絶妙なバランスは、信じられない太さの尾があってこそなのか。そして光線や炎がないのに、強い。その点はレッドキングと同系統だが、自分はゴモラの方が好きだ
◎ゼットン なにせ、その回のタイトルは「さらば、ウルトラマン」そして、最終回にウルトラマンを倒すにふさわしい人工的な匂いをプンプンさせる姿形。着ぐるみの出来不出来がモロに出る造形で、怪獣ショーやその後のウルトラシリーズでは何度悲しい思いをしたことか。ちゃんと作れば、あんなにカッコいいのに
メフィラス星人 ゼットンと並ぶ「宇宙的な顔」。そして、一人の少年に地球を渡すか否かの意思決定をさせるというストーリーは、どれだけ多くの子供に「僕もしっかりしなきゃダメだ」と決意させたことだろうか
ジェロニモン 怪獣の酋長という概念は誰が思い付いたのか。そして酋長そのままの造形を恐竜型に見事にマッチさせた造形!どんな怪獣も蘇らせることが出来るというとんでもない能力も、酋長だったらそうかも、と思わせる何とも言えない説得力
ザラブ星人 石板のような姿形を俺は好きではないが、ニセウルトラマンだからか、人気は高い
ジラース 人気があるのは、襟巻きの愛らしさか、それともゴジラそのままだからなのか。自分はときめくところまではいかなかった。
●コアな人気を博する怪獣達
◎ブルトン 「次元が異なるってなんかすごく違うってことなんだ」と、子供にすら感覚的に理解させるこの造形!
ガヴァドン 子供達が愛する怪獣を倒さずに宇宙に運んだ後に、子供達に「毎年、七夕の夜に空を見上げてご覧」と語りかけるウルトラマン。「七夕の日に雨が降ったらどうするんだよ!」と涙声で叫び返す少年。名作。自分ははんぺんみたいな最初の造形が好き
ザラガス 「射つな、アラシ!」というタイトルが本編の全てを示す、極限状態での選択肢を少年たちの心に刻みつける作品。名作。だんだん強くなっていく、ということを造形で示す見事さ。
ダダ シュールなその造形は根強い人気
◎アントラー その強さ!甲虫好きな子供心を捕らえるその頭部
スカイドン 生真面目に演じるコミカルストーリーNO1。造形はそんなに興味ない
ガマクジラ 多くの人が愛嬌を感じる造形
ギャンゴ 生き物?機械?融合の不思議さを子供達に体感させる造形
◎テレスドン その顔形、シャープとはこうだ、と訴えてくる
ジャミラ 子供達に「理不尽」という心象を体感させ、なにかおかしいと感じさせる話と造形。ウルトラセブンの「ノンマルトの使者」、帰ってきたウルトラマンの「怪獣使いと少年」と本作で理不尽三大名作と自分は思っている
シーボーズ 愛嬌というより哀愁。それをこの造形で描いたのは天才か?
ウー 遠ざかっていく自然や過去、という感傷を、子供達に体感させる。名作
●渋すぎな怪獣達
ケムラー 俺は好きだな。でかい口、デフォルメの妙。そして開く背中、羽?
ペスター ヒトデとは。それも二つ?!どこから思いつくのそのアイデア。二人の人が入っているんだよ。
◎キーラ 虫みたいで俺は好き。でもなぜかこの回は人気ないよね。最終回の前の回なのにね。
ネロンガ 渋すぎに俺は入れるけど、今回は抜擢されてよかったね。電気好きだったおかげだね。エネルギー好き特集なのになんでバルンガ出ないの?(ウルトラQだけど)
ラゴン 半魚人は俺にはあまり響かないみたい
グリーンモンス ケロニアと並んで「動く植物」というのは、画期的アイデアと思うけれどねえ。
ガボラ 彼も今回、抜擢されたね。その襟?は秀逸なアイデアだけどなぜか俺には響かなかった
アボラス 俺の中での「怪獣らしい怪獣。ただ頭部デカすぎ
ヒドラ 鳥はあまり俺には響かない。でも、話は傑作。
ザンボラー これも怪獣らしい怪獣。オレンジ色を熱そうに感じるのは、彼のおかげ
●影が薄い怪獣達
チャンドラー 「やられ役」というのがあるだろう。かませ犬というのか。彼のための言葉だ。
マグラ 岩。それは怪獣のフォルムとしごく相性がよい。カッコいい。揺れる大地。しかし登場時間が短い!
スフラン しょうがないよね、ただの草だから。序盤の登場(第5話)だったからか、意外と図鑑類には登場してるのにね。
◎ゴドラ チャンドラーと並ぶ噛ませ役。でも俺は彼のフォルムが大好き。小学生の時に絵に描いた。黒と白の絶妙なコントラスト!
サイゴ 砂から出るせいか、暗い星が舞台なせいか、とにかく見えない印象。悲しい印象。
ドドンゴ キリンビールのラベルで見てたからかな。俺が黒色・褐色・灰色系が好きだから、黄色は響かなかったのかな。
ミイラ人間 ミイラだし…
バニラ アボラスの青との対比、結構工夫した回と思うが印象薄い。なぜだろう。
グビラ ユニークな造形!だけど俺はカワハギ型にときめかない。
ゴルドン レッドキングやドドンゴと並んでたぶん俺は、金色よ黄色がハマらない。
ケムール人 ウルトラQで代表格。向こうでの印象が強すぎて、こちらでは薄い。
ケロニア 植物が動く斬新さ、その強さ。なのになぜか影が薄い。
地底人 背広の人が目にパッチ当てただけって…ただ子供心には怖かった。
ゼットン星人 それ、ケムール人だし…と子供心にも思った。なかなか名前が公開されなかったしな。
ちゃんとゼットン星人で終わった。これで本当に、さらばウルトラマン。
もったいない
役者は少なくとも日本では有名な人たちを結構投入しているのに、生かせていない気がする。
この役者ってこんなに演技下手だったっけ? と感じた。何人も。これが演出ならもったいない。
ストーリーもなんだかね。喜劇だと割り切れば少しは楽しめるかも。
最初の「過去のエピソード」部分が説明的で速すぎて消化不良。もやもやしたまま始まった。
ゆっくりと進めばそれなりに楽しめたと思うのに残念。
それにウルトラマンが自分の命をかけてまで地球人を愛するに至った経緯も理由も浅くて陳腐。
更に政府に繋がる関係者があれほどの素早い決断力・行動力をみせるなんて、日本じゃないね、ここは。
ラストの歌だけがよかったので★1つ
ウルトラマンに特別な思い入れはありません
子供の頃に見た記憶はあるけど、そんなに真剣になって見たりはしていないレベルなので3分しか地上に入れないとかそんなレベルの知識しかないです。
目当ての映画まで時間あったので暇つぶし程度に鑑賞。
なので特別な期待をせずに見ています。
思ってたより面白かったし、乏しい知識で見ても全く意味不明とかはなく楽しめました。
豪華俳優の無駄遣い感は否めません笑
あとこれは笑うところ?というようなシーンも何箇所かありました笑笑
映像は頑張ってるんだろうけど、海外に比べるとやっぱりレベル差を感じました。
普通の映画館でも分かりやすく面白いが、圧倒されたかったらIMAXで観る必要あり
1回目、地元映画館の最前列で鑑賞。
あちこちに元祖ウルトラマンへのオマージュやリスペクト、トップ、巨神兵、エヴァなどのセルフオマージュも見られる。BGMもシンエヴァなどで聴いた感じの曲がちらちら流れる。いちいち面白いし、ストーリーも「そう来るか」と思わせるものがあったが、シンエヴァに比べると圧倒的なモノが足りないように思った。
2回目、遠征してIMAXレーザーで鑑賞。
さすがに音も映像も抜群にキレイで迫力満点、ストーリーは1回観て分かっていても「どノーマル映画館」で観たのとはちょっと別物の映画になるので、出来ればIMAXで観てから評価して欲しい。短期限定で上映されている「ウルトラマン4話4K」が結構元ネタになっているので、あちらも観て比べるとおもしろいと思う。
昔子供の頃にウルトラマンのフィギュアで遊んだだけ
だった位の思い出の、思い入れはそんなになかった存在のウルトラマンが、この映画を観て180度印象が変わりました。
ウルトラマンと禍威獣のシリアスな戦いのシーンと禍特対の面々のやりとりのゆるいシーンのギャップ。
CGによる戦闘シーンの迫力と規模が自分の知ってるウルトラマンとは別次元でカッコよく、見入ってしまう。
また、それぞれすべてのキャラの性格と生き様が垣間見れて感情移入せずにはいられない。
セリフがちょっと説明的で、若干見る人を選ぶかも知れませんが、自分は何度も観たいと思わせてくれる作りでした。
何より、何度も言いますが、そこまで思い入れがなかった筈のウルトラマンを見る目が映画を観る前と後で180度変わりました。
最後のシーンは気付いたら泣いてました。
使ってくれた方々に心からありがとうと言いたいです。
思い入れがある人もない人も、是非観て欲しいです。
映画館では若干音量が大きいので、小さい子はちょっと要注意かもです。
最後に、出来れば2を使って頂きたいです。
よろしくお願いします。
アツすぎる
まさにウルトラマン愛が篭りにこもりすぎた作品。総評としては82点。2回目は絶対行く
評価1.脚本・演出・コンテ:25点/30点
いやもう序盤から最高すぎた。冒頭の駆け出しで情報量が鬼のように来る。そこからザラブ星人の偽ウルトラマンの件までは100点満点のストーリー。メラフィスのストーリーも良かった!ただ、唯一不満なのは色んな人が言っているがやはり最後のあっさり感だ。ゼットン戦はもう少し予想を超える展開を見せてくれても良かったのではと思うが、瀧くんの葛藤などが観れて良かったという部分もある。全体的に禍特隊に無駄なキャラがいなくてよかった。
2.映像:25点/30点
今作の大きな特徴はさまざまな特殊な角度や構図のカメラワークだ。椅子の隙間やお菓子の袋の中からなどかなり新鮮な映像体験ができて良かった。また、CGやVFXもよく出来ていた。
3.演技:25点/30点
シンジやメフィラスが上手すぎた。西島さん個人的に好きです。
4.おまけ:7点/10点
ウルトラマンだから、という理由でおまけ多め。全体的に飽きなかったどころかアツすぎてすごく興奮していた。特にウルトラマン対偽ウルトラマンのシーン。2回目行くことをあそこでけついした。
ウルトラマン観たことないという人も是非観て欲しい。
ウルトラマンは味方じゃない
シン・ウルトラマンは面白かったですね!
科学特捜隊や怪獣に変な当て字をするところはイヤでしたが、ストーリーが良かったので2時間が短く感じました。
テレビ放送でリアルに、初代のウルトラマンから見て好きだったので、シン・ゴジラみたいにエヴァンゲリオンになっちゃうのを懸念していましたが、エヴァみたいなのは怪獣だけでした。
今作は、怪獣は他星人が地下に眠らせておいた生物兵器だったり、光の国も他星人も星間国家として対等な立場であったり、政治的な駆け引きがあったりと、昔のウルトラマンの世界を面白く再構築していました。
そして、ゼットンに勝てないのは光の国の惑星破壊兵器だったから、と理由も明確にしてくれました。
それにしても、光の国は地球人の味方ではなかったんですね。地球人が生物兵器として有効だと知れ渡ったため、他の星に利用されないように滅ぼすことにするとか。そして、その兵器がゼットンだとか、昔のウルトラマンの常識を良い意味で覆してくれました。
SF作品のスタートレックが、最初はアメリカの常識を星々に押し付けていたのに、2作目から時代に合わせて、他星の文化の発達を妨げないように干渉しなくなったのと逆なのは面白いです。
あと、怪獣は裸らしいですが、ウルトラマンや他星人は裸なのか着衣なのか分かりませんでした。ウルトラマンのあの銀色は素肌なのか、はたまたバトルスーツなのか。
最初の場面で、ウルトラマンが飛来時の衝撃で神永を殺してしまい、身代わりとして地球に居着いて地球人が好きになって守ることにした設定はいいのですが、なぜ地球にやってきたのか、そこの理由を忘れてしまいました。もう一度、観に行ってみますか。
それにしても、ウルトラマンの正体が神永だと知れてしまったので、科特隊が窓口になってしまい、様々な依頼が殺到しそう。そして、私利私欲のために利用する輩が出てきそうです。正体不明で、来るのか来ないのか、どこに居るのか分からない方がウルトラマンとしては活動しやすそうです。そういう意味では、昔の設定の方がウルトラマンとしては良かったようにも思います。
続編が作られたらたぶん観ると思いますが、その時は「ウルトラマンが誰なのか分からない」ように設定を変更するのか、または正体がバレてもウルトラマンが自由に活動できるように何か設定がされるのか。そこも興味があります。
庵野さんが描きたかったものは描かれている
最初のウルトラマンの最終回を今、見直すと自分の記憶に残っていたものよりもチープな映像です。でもそれを見てワクワクしていた訳で、庵野さんが「自分もウルトラマンを描いてみたい。」と思ったなかで、描きたかったものを描き、その上で映画として成立しているだけで十分でしょう。
シン・ゴジラだって会議のシーンや登場人物の会話のシーンを描きたかったわけではなく、多分、東京駅周辺を火の海にした禍々しいゴジラの姿を描けただけで庵野さんは満足なんじゃないかな。在来線爆弾で倒れるゴジラの姿を描きたかったわけじゃないと思いますよ。それは映画として成立させるためのお約束です。他のシーンは映画として成立するためのオマケです。そのオマケすら面白かった。
この映画はコミケで売っている同人誌であって、それを製作者という大人として商業レベルにしている訳で、むしろ自分の欲求を満たしながらもきちんと東宝映画館で全国公開作品にしているだけでも素晴らしいと思いますよ。この映画でもオマケだけで十分に面白かったです。子供がこれを見た時に爆心地から立ち上がる銀色の巨人の姿に心を囚われて、いつか自分もウルトラマンを描いてみたいと思ってもらえればそれだけで十分じゃないですか?
子供の頃にウルトラマン映像に憧れたなかで、映画研で自らウルトラマンを演じて、プロになってここまで実績を十分に残してきたうえで自分がウルトラマンを映画にすることを任せてもらえるようになる。これだけでも奇跡です。エヴァですらこの時のために登ってきた階段のようにも思えます。日本の監督、脚本家のなかでウルトラマンを撮ることを許される人は他にいないですよ。
庵野さんの夢が叶って、私達がそれを見ても面白いという映画にしてくれたことを素直に喜んでもいいのでは?
円谷プロだって自社のアーカイブに残ることを承知のうえで庵野さんに任せたわけです。東宝だって全国の映画館の上映枠を与えたわけです。この作品は円谷プロ、東宝、カラーが共同で制作した映画です。いろんな、多くの人を関わったうえで、自分の夢を叶えたうえで商業映画に仕上げたんです。
あと、総監修ですから樋口監督の映像を切り貼りしたのは庵野さんです。自分が撮らないなかでも樋口さんに任せて、上げてきた映像を編集したわけです。樋口だからダメとかではなく、その前に庵野さんが納得出来ない映像だったら使っていないと思いますよ。自分が夢見た映画を樋口さんに監督を任せたんです。
庵野さんは試写会にすら出ない方です。庵野さんのなかではこの映画は終わっています。次回作のシン・仮面ライダーや噂にあるシン・ウルトラマン2に構想を練っているのでは?
あれがダメ、これがダメと今の時点で色々言うよりもDVDが出たら擦り切れるほど何度も観て、こんな仕掛けがあったのかと驚くほうが楽しめると思うのですが。
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