シン・ウルトラマンのレビュー・感想・評価
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もっとスカッとさせて欲しかった
前半のカイジュウとの戦いは良いが、それがマストの戦闘シーン。ウルトラマンらしいクライマックスの戦闘シーンが無い。
非常にもったいない。
ゼットンとの戦いもCGがあまりに稚拙。ゼットンの大きさを感じるよりウルトラマンが小さく感じただけ。
セリフはクサイし説明的。カトクタイの役者も主人公と西島、長澤以外の役者が下手すぎる。
音楽もオリジナルは良いのだが、もっと現代的なアレンジが出来たはず。
全てを通してもったいないと感じた。
GODZILLAのようにハリウッドでの映画化を望む。
見事な特撮映画。チープさと高度なCGの共存
シンゴジラみたいな現実世界の延長線の世界を期待していたので、それほど政府やお役人がオタオタする描写や、一般人が逃げ惑う姿などは少なく、そこはちょっと物足りない。しかし別物として観ればこれはこれで良い。
斎藤工の佇まいが美しい。特に山林で神永自身を見つめるウルトラマンが、ゾフィーと語るシーンはグッとくる。
矛盾に満ちた未熟な人間を愛してくれたウルトラマンの想いに、人間も頑張らないと…と思わされる。
特に、外星人の巧みな交渉に振り回されるお役人の姿のあとで。
何でウルトラマンはここまで人間を好きなのか描写が足りないというコメントをレビューで見たけど、
神永が死を賭して子供を助けようとしたこと、バディ浅野や特務隊との友情だけでも、充分ではないか?
ストーリーの説明をいちいちセリフで行っているので、特に論理破綻もなく、あれどういう意味?みたいな、観客に解釈委ねるようなところがないのも良かった。
代わりに説明の長台詞に振り回されて、若手の早見あかりと有岡大貴の役不足感が否めない。
西島秀俊は、「きのう何食べた」の印象が強すぎて、シロさんが出てるみたいだった笑
山本耕史も、同じく、「きのう何食べた」に出ていたが、こちらは演じ分けが見事。
外星人メフィレス役を怪演していた。
最後は、特撮映画と円谷プロ、原作ウルトラマンへの敬意と愛情が良かった。
着ぐるみ感や、ミニチュアフィギュアの不自然な映像が、高度なCGと同居している歪さが良かった。
永遠のヒーロー・ウルトラマン
幼い頃の興奮が蘇るシルエット。カラータイマーが無いとすぐに気が付いた。ウルトラマンが人間を守る理由が薄いと感じた。斎藤工演じる神永と長澤まさみ演じる浅見のバディ感が足りないと感じた。
もう少し面白いと思った
邦画はあまり見ないけど「シン・ゴジラ」が面白かったので見ました。
もっと政治のゴタゴタや権力闘争に巻き込まれ力を発揮できない隊員主軸の話に
なるのかな、と勝手に思っていましたが、そんな感じではなかった。
ウルトラマンが超絶パワーでだいたい解決してくれました。
上記の展開は私の勝手な希望なので採点に影響しないとして、
現代風にリメイクした怪獣特撮映画って感じで新しい感動はなかったです。
心が動かされた
映画「シンウルトラマン」の感想
円谷プロと庵野監督との融合、新しいウルトラマンに心が動かされた。
私の幼少期のヒーロー、ウルトラマンに懐かしくも嬉しかった。
胸のタイマーがなくなったのは、残念だが、それが新しく感じた。
ウルトラマンは、地球内の人間と、地球外の生物との両方に属する生物であることに
驚いたが、最後は人間を助けるために、仲間を助けるために、
自らの命を捨てる所に感動した。
そして、最後の結末には、心が動かされた。
シン仮面ライダーも、楽しみです。
子どもの視点が存在しないウルトラマン
この映画が誰の為に作られたかと言うと、初代ウルトラマンのノスタルジアをふんだんに盛り込んでいる時点で、昭和特撮を幼い頃に親しんだかなり上の世代が楽しめるかなり内向きのコンテンツに思える。
それと、庵野秀明は子どもたちの目線を脚本から排除しているのがよくわかる。
60代にもなれば次世代の子どもたち、更には孫の世代に向けたメッセージを含んでもよさそうなものなのに、特段そう言う趣旨は映画に存在しない。
メフィラスは利害関係を説くだけの宇宙人に変わり、初代ウルトラマンで子どもを誘惑するメフィラスの寓話やその精神性に興味すらないのだろう。
パンフレットを読み進めると、
庵野秀明はウルトラマンと子供たちの関係性よりも「ウルトラマンと長澤まさみの恋愛」をやりたかったそうだ。それを読んでシン・ウルトラマンはある意味男女関係が軸に置かれていると分かり、子どもの不在に合点がゆく。
未来ある子ども達への愛へ至る前の段階、
いつまでも男女関係のラブストーリーに生きている脚本家だったのだ。
そもそも、このシン・ウルトラマンは特段子どもたちのヒーローとして描かれない。
製作陣が大好きなウルトラマンを題材にして「SF・恋愛・怪獣・ロボット」がミクスチャーされた凄い閉じた世界の脚本に感じ、映画を見終えた後の余韻が存在しないのだ。
なぜなら「庵野秀明が追い求めた箱庭世界のウルトラマン」との波長が合わなかったからだろう。
米津玄師の「君が望むなら」という耳に残るフレーズに、幼い子どもたちがウルトラマンを見上げる姿が脳裏によぎったが、肝心の映画本編には子どもの目線は存在しないことに大きなミスマッチがある。
庵野脚本、樋口演出、米津玄師らの才能が揃っても映画の出来の良さに繋がらないのだ。
シンウルトラマンはシュワッチと言いません。
庵野樋口監督の「俺達のウルトラマンはシュワッチなんて言わない」と拘る姿勢がオタク的なアレ。
この映画を見たいのは一体誰だったのか?
誰の為に作られた映画なのか?と問われる映画でしょう。
シンゴジラとは違う
シンゴジラを期待してはいけない
全くの別物だった
所々あえて昔の特撮感をだしたり
オタク心をくすぐる演出はあるが
ツッコミ満載の映画だった
テンポ良く次々と宇宙人が出て飽きさせないが
シンゴジラのような感動は今回無かったかな〜
全く面白くなかった。
ウルトラマン好き、特撮好き、庵野リスペクト信者でないと楽しめない内容だと思いました。
至る所にファンがニヤリとするシーンがあったみたいですが、何も知らない自分にとっては終始?で話の内容も難しい会話ばかり。
長澤まさみが巨大化した時点でもう完全に冷めてしまいました。
最後なんてエヴァの使徒になっててもう無茶苦茶だと思いながら観てました。今まで観た映画の中でワースト1です。
こどもの頃の視覚感で、おとなの感覚で観る
画質かなぁ…
台詞かなぁ…
演出かなぁ…
こどもの頃に、テレビドラマで見てた感じで、
すんなり入ってきて…
そう、昭和感なのよ。
とても 視覚に感覚に馴染むのよ。
MCUのヒーローより、
我が日本のヒーローの方が泣けるね。
粛々と面白かったです。
なぜハヤタ隊員じゃないの?
前日に観た「死刑にいたる病」の後味があまりに悪かったので口直しにと2日続けて映画館に向かったがはたしてすっきりさわやかという訳にはいかなかった。庵野秀明と同い年(学年は私が一つ上)で間違いなく「ウルトラQ」「ウルトラマン」に育てられた世代である。ビジュアルもさることながらまず緊迫した場面で流れる「ダンダンダンダン‥ダンダ~ン・・」という音楽にやられました。しかも音量が通常のBGレベルよりはるかにでかい!冒頭のゴメス・マンモスフラワー・ペギラと禍威獣が次々に現れ禍特対が応戦するのを字幕が読み切れないテンポの良さで次々と見せる「ウルトラQハイライトシーン」からウルトラマンが登場してネロンガとガボラをやっつけるまでは凄く凄く良かった。それが求めていたものだったからだ。庵野秀明のこだわるほぼ意味のないヘンテコアングルも許せる。が。後半の「ザラブ」「メフィラス」さらには「ゾフィー」に到る外星人の連発はどうなの?一気に画が動かなくなりどんどん観念的になっていく‥。せめて「ザラブ」と「メフィラス」はどっちかだけにして欲しかった。ウルトラマンが地球のために死んで私たちは大泣きしたはずである。それがねえこの感動の無い結末が許せるのか?
長澤まさみしか勝たん!
観てきました。客層は30代〜高齢に渡り様々な感じで、平日なのにも関わらず思ったよりも座席が埋まっていました。
内容はズバリ「長澤まさみ物語」と言った感じ。良い意味で。
この映画の見所は長澤まさみ(主役)がどの様にしてカトクタイに参入し、ウルトラマンである斎藤工(本来の主役)との絆を深めて行くかと言うところが軸になっている。最初キャストを見たら斎藤工の名が一番上にあったけど、実際斎藤工よりも格段に長澤まさみの写し方の方が主役扱いである。途中の巨大化も長澤まさみファンへのサービスみたいなものだろうなーと解釈出来る。
話の展開も私の様な昔からウルトラマンをずっと観ていなかった層にも分かり易い展開でとても楽しめた。特に山本耕史(メフィラス)の演技は公園や居酒屋でのやり取りは、現代社会の構造をとても巧く表現出来ていて良かった。
ただ、某・男性若手アイドル役者の演技がかなりワザとらしく見えて萎える所が多々あった。他の演者の演技が上手すぎて余計にその下手クソっぷりが目立っていたし…もっと合う人いたでしょうよ、と。
後、序盤文字での説明が入るのだが、余りにも早くて私と相方二人で「追いつかなくてなんだか分からずに終わったわ…」となった。あれはもう少し遅い方が良い。
それとラストが余りにも呆気なさすぎて、エンドロール後に何か出てくるものだろうと私たちだけでなく他の観客の方々誰も立ち上がらずにじっと座っていたが、結局は何もなくパッと明かりが付き、なーんだ、これで終わりか〜と言う少々気持ちになった。どこかで物足りなさも感じていた部分もあるのかも?
私個人は長澤まさみさんは特にファンと言う訳でもないし、今までもただの女優さんの一人という印象でしかなかったのだが、この映画の長澤まさみさんを観て「長澤まさみを巨大化して見たり、風呂に入れねーと言わせたり、尻をパンパン叩く彼女はまた新鮮に見えるなぁ〜」と、新たな長澤まさみを発見出来て良かったと思う。
出だしは最高。後半は駆け足過ぎてつまらない。
出だしからしばらくはウルトラマンの神秘性、実在感があって最高だったが、宇宙人が登場してからはアレもコレも詰め込み過ぎ、最後のゼットンでは、三流特撮やアニメでよくある超巨大な敵登場がもろCGで登場して萎えた。
宇宙人はカイジュウを操る黒幕としてサラッと登場させるだけにして前半の面白さを最後までやり抜いて欲しかった
もちろんゼットンまでやる必要は更になかった。
好きになりたかったよ、ウルトラマン
見終わった直後の感想は、
「そんなに人間が好きになったのか?ウルトラマン。」
でした。
ファンが喜ぶ過去作オマージュの描写を削ってでも、救うに値する善良な人間たちの姿をもっともっと見せてほしいと感じました。でないと、醜悪で狡賢い(二度もバカな約束を結んでしまうような)人間たちがいる中でも、最後の絶望的な戦いに挑む道理が立ちません。監督インタビューを読む限りでは、ウルトラマンに「守りたい」と思わしめる人類代表が禍特対とのことですが、そう思わせられるほどの強い印象はないように感じました。
時間的な制約で難しかったとは思いますが、禍特対以外の、慎ましく生きる市井の人々とウルトラマンが触れ合う描写を見せて欲しかった。ベタかもしれませんが「がんばれウルトラマン!」と応援する子どもたちの姿があるだけでも、ウルトラマンの行動への説得力を高めることはできたと思います。
あと、話題になっているセクハラ描写については、やっぱり気になりました。
でも、そのどれもが、僕がこれまでの人生のどこかで接してきたアニメの描写なんだよなぁ。それらの描写を気にしないできたのは、正直そういうアニメだって分かって観ていたからであって、大衆向け実写映画で見せられると個人的にはノイズでしかなかったです。(言葉は悪いけど、日本が誇る人気女優長澤まさみという被写体でオッサンたちが遊んでるっていう図が透けて見えて、気持ち悪かったです)シンゴジラに続いて日本の特撮コンテンツを幅広い年齢層に届ける作品だろうと思っていたので、「あ、そうじゃないんだ」と思い知らされた瞬間でもありました。
この作品のこと、もっと好きになりたかったけど、難しかった。でも、売れてほしい!たくさんの人に向けてウルトラマンが広まってほしい!ただ、作り手にはこのままでいいとは思ってほしくない。
あらゆる面でブラッシュアップされた「続シンウルトラマン」そして「シンウルトラセブン」を待っています。
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