劇場公開日 2022年5月13日

「前半ベテラン向け 後半若年向け」シン・ウルトラマン 越後屋さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0前半ベテラン向け 後半若年向け

2022年6月10日
PCから投稿

①前半
空前の怪獣ブームの中でタケダアワーを見た年代には、TV版再現演出の数々が感涙モノです。
・いきなり水面絵具グルグルのオープニング
・ほぼオリジナル音源に近い挿入曲
・科特隊のテーマで泣きそうになります
・小道具にサンダーバードとマイティジャックの模型
・着ぐるみ感満点のウルトラマンの動き
・カラータイマーのないウルトラマンはトサカのないニワトリかたてがみのないライオンですよ
・ガボラのドリルはやり過ぎですが、ネロンガは当たり
・科特隊にはオレンジの制服がよく似合う
・怪獣をウルトラQとウルトラマンに限定したのは見識、真の怪獣ブームはウルトラマンまででしたね。
・ダンがアンヌに告白するシーンと同じ構図、カット割り
・隊員の顔を正面から次々映すのは実相寺演出
②後半
今ハヤリの「世界観」と、いかにも現代風の問題意識持ってます的なストーリー展開が鼻につく。
ウルトラマンは怪獣をやっつけてくれればそれでよい。
あと、「外星人」って言い方が今風でイラつく。「宇宙人」でいいでしょ

というわけで、前半5点満点 後半0点 間とって3点です

越後屋