「ミクロな愛の、そして再生の物語」愛の小さな歴史 誰でもない恋人たちの風景 vol.1 エロくそチキンさんの映画レビュー(感想・評価)
ミクロな愛の、そして再生の物語
偶然にも2日前に観た「夕陽のあと」と同じ越川道夫監督の作品だったがテイストはまったく違った。
これは深い悲しみを抱えて生きてきた主人公ユリ24歳(瀬戸かほ)の再生の物語だった。
死んでもいいと思ったときに出会ったひとまわり年上の夫(宇野祥平)。ユリに愛はなかった。
夫の幼なじみ(深水元基)と出会い、ユリは恋をした。お互いに惹かれあい、求めあった。
悪いこと沢山あったんだろうなあ。でも生きてりゃいいことがあるかもしれない。
三人とも身勝手だが、それでいいんじゃないかなあ。生き続けられるのなら。
上映前に越川道夫監督と瀬戸かほさんの舞台挨拶があった。時間は限られていたが、十分映画愛を受けとった。
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