「手を繋いで」高津川 Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
手を繋いで
島根県の高津川流域に暮らす人達の郷土愛のお話。
外から入ってくる人も多々いるが、地元民が次々と出ていく中で、牧場に和菓子屋に寿司屋等を営む同級生達の跡取り問題や、伝統芸能の石見神楽の後継者問題を絡めつつみせていくストーリー。
友達とバンド活動を始め、練習を休みがちな息子への思いとか、寝たきりの母親の介護をする娘とか、地元を離れ弁護士をする男とか、そんな人達の思いをメインに展開していくけれど、リゾート開発云々の話で声が大きくなる件とか家業もない東京生まれで特に地元や家系に思い入れが有るわけではない自分には響かず…そういう思いがある人もいるんだろうなというのは理解するけれど、親父のことを抜きにした、弁護士の言い分が、自分には一番しっくりしてしまうもので。
すいません、寂しいとかぐらいなら判る気もするけれど、そこじゃなきゃ、それじゃなきゃいけないという感情とかが自分には判らないのです。
ドラマとしてみてもまあありがちな話で、つまらないということはないけれど、特にこれといってハマるものはなかったかなと。
故郷への思いとか、家業を持つ親への思いとかがある人がみたら違うんでしょうかね。
コメントする