「夢みたいな映画」彼女は夢で踊る すけさんの映画レビュー(感想・評価)
夢みたいな映画
観客に「夢」を見せる広島第一劇場が、その姿を夢の中にしか見られなくなってしまったような前社長の言葉は刺さった。最後見終わっても夢のように感じる。フェミニズム的な観点でこういったものが批判され、現代の流れから取り残され知らず知らずの内に消えていく、その一つに触れることができたような気がした。
ストリップ劇場に魅了された男もさることながら、そこで踊る踊り子の心情も美しく表現されていた。たとえこれが美化されたものであったとしても、そこで踊っていた人たちを一元化して、全員を「不幸」だと決めつけることは適切ではないと考えた。ストリップはその魅せ方もよく考えられていて惹きつけられた。
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