全裸監督のレビュー・感想・評価
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階戸瑠李さんを偲んで
階戸瑠李さん
持病のてんかん発作により2020年8月28日に31歳の若さで急逝
仕事が忙しくなり通院を怠り抗てんかん薬を飲んでいなかったのだろうか
奇蹟のチカラで男児のてんかんを治したというイエスさまが本当に復活していたのならば・・・アーメン
2023年7月の末頃から10月1日まで約2ヶ月かけて全話鑑賞
総監督は『百円の恋』『嘘八百』3作『銃』2作『ホテルローヤル』『アンダードッグ』の武正晴
監督は『映画 鈴木先生』『俺物語!!』『かぐや様は告らせたい』2作『都会のトム&ソーヤ』『総理の夫』の河合勇人
監督は他に『獣道』『ミッドナイトスワン』『異動辞令は音楽隊!』の内田英治は脚本も
脚本は『探偵マリコの生涯で一番悲惨な日』の山田能龍と『劇場版 MOZU』の仁志光佑と『タイトル、拒絶』の山田佳奈
エロ事師エロに溺れてエロ基地外
波乱万丈の人生を歩んだ伝説のAV監督村西とおるの伝記ドラマ
ほぼほぼ実話に基づいているらしいが簡略化されたりあるいは補充してる部分はフィクションなので多少はあるだろう
あらかじめAbemaなどでしくじり先生の村西とおるの回を観ておいた方が絶対に良い
どちらかといえば自分はスケベだけど正直言って一般作でこれだけエロを観るのはしんどい
SODやJapanならリラックスしていくらでも観れるんだが
喘ぎ声がうざい
音声も楽しみたいならイヤホン必須
シーズン1は村西がエロ業界に目覚めポセイドン池沢との対立までを描いている
階戸瑠李はAV女優の役でなくて村西とおるの奥さん役なのね
村西は離婚歴が二度あるがその辺りは再現しきれていない
撮影中に擬似体液をかけたり前貼りを手伝ったりするメイクさんを演じる伊藤沙莉がおかしくて良い
シーズン2にはAVの監督にも挑戦するわけだがそれもなかなか
AV女優をAV女優が演じるのはちょっと趣旨が違うと思う
シーズン1の4に登場する南みくだって一般の俳優が演じるべきではないか
いや川上奈々美自体は良かったよ
充分及第点に達していた
上手だった
別に彼女のことを嫌いなわけではない
むしろ好きな方
でもどうせなら他の役をやらせろよと
まあ元々ビッグな有名若手俳優が演じる予定も事務所がストップをかけドタキャンしてしまい急遽川上奈々美が抜擢されたのかもしれない
あと黒木香を演じた森田望智の熱演が良かった
ナイスファイトでした
女性俳優では彼女がMVP
それにしても黒木香ってこんな感じの人だったのかな
彼女の作品は観た事がない
黒木香といえば文化人としてテレビ出演していたとき独特のキャラからくりだすあの笑顔の印象しかない
残念なのはスカイファックが飛行機の中でヤッたこと
てっきりスカイダイビングしながらSEXするものだと
ちょっとガッカリした
シーズン2は衛星放送で空から世界中にエロを降らせる夢に向けて真っ只中の村西と現実主義者の川田が対立
サファイア映像の社長として川田は村西を解雇してしまう
すると村西は新会社ダイヤモンド映像を設立し社長として衛星放送実現に向けて引き続き邁進
なんやかんやで夢は実現したが契約料が高額のため契約者の数は目標に遠く及ばず
コムと経理に金庫の金を持ち逃げされ万事休す
資金不足で維持できずダイヤモンド映像チャンネルは終了
あまりの身勝手さに女優もスタッフも怒り心頭で村西の元から離れてしまった
順子が村西に別れの挨拶してるなか乃木に対するエッチなインタビューが流れているシーン好き
トシの指を詰めるシーンは迫力があって良い
荻原に何度も何度も刺されるシーンも良い
気合いが入ったいい芝居だ
河原でダッチワイフを燃やすシーン好き
トシに銃を向けられ全裸になり演説する村西のシーン好き
黒ちゃんと順子の別れのシーン好き
申し訳ないけど恒松祐里はヌードになってもいやらしさが全くない
森田望智とそこがまるで違う
ストリップをやらせてもなんだか爽やか
今回女性俳優は裸になって役者魂を遺憾なく発揮したが男性俳優では玉山鉄二にMVPをあげたい
自慰シーンやSMシーンやダッチワイフを愛でるシーンなどそれまでの彼のイメージを崩壊させる仕事っぷりに感服しました
リポーター役の水川あさみがいい味を出していた
シーズン2の第1話に螢雪次朗が出演してるはずだが発見できなかった
エンディングは渋谷のスクランブル交差点
なぜか吉本の芸人多数カメオ出演
最後は村西の名言「死にたくなったら下を見ろ。俺がいる」
どちらかというとシーズン1よりシーズン2の方が好き
あと石のシーンで山田が噛んだけど本来はNGだったけどこれはこれでいいやとOKになったのかな
ていうかこれ映画じゃなくて連ドラだよね
なんで映画comで扱うの
いくつかの映画作品はスルーしてるのに
それにしても村西とおるという人物をここまで時間をかけて掘り下げる必要があったかどうか疑問
配役
AV監督の村西とおるに山田孝之
村西の相棒の荒井トシに満島真之介
元出版社社長で村西と手を組む川田研二に玉山鉄二
村西のアダルトビデオ制作会社で主に音声を担当する三田村康介に柄本時生
村西のアダルトビデオ制作会社でメイクを担当する小瀬田順子に伊藤沙莉
村西のアダルトビデオ制作会社でカメラマンを担当するがときには男優として出演するラグビー後藤に後藤剛範
AV女優の黒木香(佐原恵美)に森田望智
村西のデビュー作に出演したAV女優の奈緒子に冨手麻妙
村西がセールスマン時代に仕事で訪問したヤクザの中井寛司に吉田鋼太郎
村西のセールスマン時代の先輩の小野貞己に板尾創路
恵美の母の佐原加代に小雪
AV専門の警視庁警部の武井道郎にリリー・フランキー
レンタルビデオショップ「メルヘン」の社長の和田篤にピエール瀧
AV業界最大手ポセイドン企画の社長の池沢栄吾に石橋凌
村西池沢双方に関わる歌舞伎町のヤクザの古谷伊織に國村隼
村西の元妻の幸子に階戸瑠李
幸子の不倫相手に渋川清彦
村西のセールスマン時代の上司に桂雀々
村西の母のこずえに余貴美子
中井の妻に赤間麻里子
村西の父の幸之助に宇野祥平
ビニ本ブローカーからストリップ劇場の従業員に転身したチュウさんに近藤芳正
ビニ本屋店長の北森に池内万作
池沢の秘書の新庄楓に玄理
ビニ本カメラマンの井上に矢部太郎
古谷伊織の子分の藤原に二ノ宮隆太郎
撮影スタッフに麿赤兒
村西の女の典子に内田慈
小料理屋の未亡人の陽子に大谷麻衣
ポセイドン企画専属でありながら村西の作品に出演し池沢に報復を受ける南みくに川上奈々美
みくの友人に真魚
恵美の父に西岡徳馬
雑貨屋の店主に徳井優
雑貨屋の店主に神戸浩
日本アダルトビデオ規制委員会の職員に丸山智己
ハワイのコーディネーターのジミーに米本学仁
ザ・パンチTVの MCにはっちゴーゴー
警視総監に信太昌之
副総監に大西武志
警視監に飯田基祐
AV女優の乃木真梨子(千葉ミユキ)に恒松祐里
AV女優の江戸川ローマに増田有華
村西のとおるの演説に感動しダイヤモンド映像に入社するコムこと小向武に渡辺大知
ダイヤモンド映像の経理の大場ますみにMEGUMI
衛星放などさまざまな事業に参入するサテライトイーストの社長の海野晃一に伊原剛志
海野側近の原西に趙珉和
赤坂銀行融資課に勤務する銀行マンの本田明に吉田栄作
高級クラブのホステスのサヤカに西内まりや
サヤカの母親の茂子に室井滋
古谷率いる古谷興業の構成員の荻原に笠松将
新生村西軍団の音声の高木に駒木根隆介
新生村西軍団の助監督の沢裕二に木村文哉
新生村西軍団のヘアメイクの安住みどりにうらじぬの
村西とおるをインタビューするメガネをかけたTVリポーターに水川あさみ
検事総長の新山昭一にラサール石井
サテライトイーストの秘書に片山萌美
選挙演説する土井たか子に駒塚由衣
警視庁の刑事菊池にジェントル
TV番組『Ryu's Bar 気ままにいい夜』のMC村上龍に山口森広
TV番組『Ryu's Bar 気ままにいい夜』のアシスタント岡部マリに山田奈保
TV番組『Ryu's Bar 気ままにいい夜』のチーフプロデューサーに鶴見辰吾
本田明の部下の原田に尾上寛之
サテライトイーストのパーティーに参加していた投資家に田中要次
サテライトイーストのパーティーに参加していた経営者に木下ほうか
村西軍団のスタッフに小宮孝泰
アイドルのケンちゃんに桜田通
荒井トシによる美人局の被害から逃げた議員の上原に堀部圭亮
『オールナイトフジ』司会のヒロミに中村祐志
『オールナイトフジ』司会の松本伊代に松宮なつ
タクシードライバーに水道橋博士
記者に竹内都子
宗教法人パポルの白石に吹越満
宗教法人パポルの教祖の畑山慎一に下元史朗
広告ディレクターに永瀬正敏
高宮財閥の令嬢の高宮悦子に宮沢りえ
高宮財閥の会長の渡部栄一に石橋蓮司
SMの女王様に友近
高級クラブに出所祝いで来店したらコロンビアマフィアに射殺されるヤクザの沢木にガナルカナル・タカ
AV女優たちにストリップダンスのコーチを務めた二代目五条ゆりこに草刈民代
盗難者のドライバーに今野浩喜
盗難者の同乗者に安倍乙
競馬の予想屋の佐々木にカンニング竹山
順子を注意する看護師に山下容莉枝
新人ディレクターに村上虹郎
ファンタスティック性革命
Netflixで視聴。
原作は未読です。
攻めた性描写もさることながら、小が大に戦いを挑むカタルシス、仲間との握手と決別のドラマと云ったエンターテインメント要素を抑えに抑えた脚本の素晴らしさ! 破天荒なストーリーの中に王道を差し込む匙加減がとてもいい塩梅。
80年代カルチャーを背景にその表と裏を生々しく描き、当時を知らない私でさえ、その時代性を感じ取れるほどに、濃密な雰囲気を再現した演出と美術に、豪華キャストによるハンパない熱量の演技が加わったことで、コンプライアンス重視の風潮に風穴を開けんとする製作陣の本気が伝わって来ました。
村西とおるが持っていた常識をブチ破るパッションこそ、今の時代に最も必要とされているものかもしれない。
トシ
実際に女性の性を商品にして来た男社会の現実は酷いと思うし(シリーズ1にはその汚い部分も出ていた)、この監督本人も好きではありませんが、ドラマとしての感想です。
シリーズ1は主人公のサクセスストーリーでもあったので、テンポも良いし面白いお話しという感じでした。それとは打って変わってシリーズ2はシリアスな展開です。
私はシリーズ1からトシがお気に入りのキャラクターだったので、会社を救う為に道を誤ったトシがヤクザの世界に落とされたのを理不尽に思っていました。トシのモデルはいても、ここら辺はフィクションかと思いますので。
シリーズ2では足を洗って幸せになって欲しかったなぁ。明るくて優しいトシが救われなかった事が納得できず、低評価です…。
タイトルなし
2話でのし上がって3話で底に落ちた後は最終話迄、仕事の結果が出ないのは少し残念。もう少し定期的に成り上がりの爽快感が欲しかった。
一方トシが闇落ちしていく姿は観ていて良い意味で苦しかった。闇落ちの理由や人間関係、役者の演技も相まって巧く描けていると思う。出所のシーンで村西が迎えに来ているかもと甘い想像を一瞬してしまったが、そんなに甘い世界ではない事を思い知らされた。
残念だったのは池沢の首吊り。見せしめの逮捕で絶望する程、刑期が長くなるとも思えないし、もっともっと池沢を悪い男に描いておかないと観ている者への爽快感には繋がらない。こんな勝敗の見せ方を期待していた視聴者がどれ程いたのかと疑問に思う。
また武井は裏の顔ばかりではなく表向きの姿も少しは描いて欲しかった。最終話の一斉摘発を進める会議のシーンまでダルそうに座っている姿を見るとキャラが分かりやすすぎてつまらない。
ナイスですね〜
あの時代のあの興奮を体験しよう!オッサンは必見です
シャンテシネで歌うように生きていた森田望智がメスの本能むき出しで熱演。彼女が憑依してます。鳥肌モノ。
「獣道」でAV嬢役経験済みの伊藤沙莉が愛情を湛えた慈母のように世話を焼く。
満島真之介のガラの悪さ、、ファンタスティック
世界的名優が3人揃って悪いヤツを嬉々として演じてます。
山田孝之の村西節、名ゼリフだけは言わない。
なぜだ???
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