「ゲスの極み…だけれども…」喜劇 愛妻物語 Koheiさんの映画レビュー(感想・評価)
ゲスの極み…だけれども…
この旦那、相当なゲスです。というのは、何かといえばセックス、セックスと、性的欲求の捌け口を捜しているのですから。自分で処理できるのならばまだマシですが、それでは足りない模様。なぜゲスといわねばならないのかは、お察しいただけることと思います。仕事でも家庭でも浮かばれないからこそのありさまなのだというのは理解できます。ただ、救いなのは、そういうゲスなありさまを戒めてくれる「愛妻」がいたからではないでしょうか。妻に対する態度もなかなかにひどいのはそうなのですが、本当に孤立無縁の状態になったらと考えると、なんとか持ち堪えているのは、妻であったり家庭であったりのおかげなのだろうと思います。見ていて無様な男の姿とて、なりたくてなったわけではないというところには少し共感します。誰しもひとには見せないだけで、何かしらの闇を抱えているものですから。
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