トップガン マーヴェリックのレビュー・感想・評価
全1361件中、561~580件目を表示
36年間の重みがぎっしり詰まった物語
36年振りの作品であり、その間の登場人物と、関わる方の人達の想いと重みが詰まった作品。
こんなに素敵な物語に、感謝しかありません。
トップガンは、若者の挫折と栄光とを描いた青春映画。
それから36年経ち、それぞれの人生を歩み、変わっていった人たち、変わらずに踏みとどまったマーベリックを描く、ヒューマンドラマでありなが、ガチのアクション映画。
人生の晩年に差し掛かる中、それでもあがらうマーベリックと支える人たち。
この作品のためにトップガンがあったのではと、思える作品でした。
特に、私もおじさんになり、バイクにも乗らなくなり、変わった側にたっているので、尚更感情移入してしまうのかもしれません。
素晴らしい作品でした。
お金を捨てたい人はどうぞ。
中弛みゼロ!音速の131分
映画はクリエイトからクオリティの時代へと
本作の感想と言えば“面白い!!”の一言で終わってしまい書くつもりはなかったのですが、鑑賞後時間が経ち色々と思うところが出て来たので、遅ればせながら感じたことを書き綴らせて貰います。
前作の『トップガン』('86)って、恐らくリアルタイムで観てはいますが、個人的には何の思い入れもなくて、今回も観るかどうか迷ってはいたのですが、余りにも世間の評価が高かかったので、映画好きとしては観ておかねばと鑑賞すると、これが面白かった!!
これぞハリウッドエンタメメソッドマックス作品であり、よく使われる定番コピー「世界よ!これがハリウッド映画だ!」の見本の様な作品であり、これぞ“ザッツ・ハリウッドムービー”“ザッツ・エンタテイメント”の様な作品でした。
で、何故こんなにも前作に思い入れが無いのに面白く感じたのだろうと考えてみたのですが、恐らく私の映画鑑賞歴が多分に影響しているのだと思います。
私が映画を本格的に観出したのは1970年代からで、特にその当時ムーブメントでもあったアメリカンニューシネマに影響されて映画好きなっているので、80年代からのバブル期のアメリカ映画に対してはどうしても軽く見てしまっているし、70年代の反社会的作品から80年代の“アメリカ万歳”に対する抵抗があったのだと思います。
なので同じ80年代のヒット作『愛と青春の旅だち』('82)なども面白いと思っても私にとっては重要な作品では無かったし『トップガン』も全く同列の作品とみなしていました。
そういう意味では本作も前作と同様に“アメリカ万歳”の映画ではあるのに、何故こんなにも楽しめたのかという事になってくるのですが、これはもう私自身の映画に対する価値観の変化でもあるし、社会の価値観の変化でもあるのだと思います。
これだけ長く映画を観続けていると、映画を一作品だけで見るよりも歴史の流れとしての価値観で観てしまう傾向にあり、最近Netflix制作の映画を観ても感じてしまう事と共通しているのかも知れません。
Netflix制作の映画を観て何一つ目新しさは感じられないのに、資金力によって俳優であったりスタッフ・技術にお金を出し、高品質な作品提供により観客への満足感を提供している様に感じられました。
本作にもそれは感じられ、その様に考えて行くと20世紀までの映画は創造であり、21世紀以降の作品は高品質若しくは洗練であるように感じている自分がいます。
日本映画の庵野秀明の“シン・シリーズ”然り、最近の娯楽映画コンテンツの傾向は概ね確立されていて、目新しさは殆ど無いが、長い歴史による技術的進歩により、より高クオリティで完成度の高い作品が増えてきているように思え、本作などは(あくまでもハリウッド娯楽映画としての)現時点の最高品質の作品であり、誰にも文句を言わせない強度を見せつけ、世界の映画ファンをねじ伏せたのだと思いますよ。
59歳にして現役!すごっ!
パーフェクト!(2022)!!!(2024)
これはスゴい。言葉を必要としていない。
描写、こだわったんだろうなぁ。
この簡単な脚本(悪いとは言ってない)でしっかり面白いというのは本当にすごい映画にしかあり得ない。
まずトムクルーズがクソかっこよくて、
戦闘機での訓練シーンがとんでもなくカッコよくて、
バーで金足りなくて追い出されるシーンや
窓から逃げたら目の前に子供がいてオーマイガッ、
のシーンは絶妙にちょうどいい。
前作のコスり方も天才的にちょうどいい。
最後の実戦シーン、終わりそうで終わらない戦闘にはマジでドキドキしっぱなし。
って、言っちゃえばそれくらいの映画なんだよね。
でも、その一つ一つが、なんというか「精密」なんだと思う。
奇跡的に練り上げられた「カッコいい」「ちょうどいい」「ドキドキした」が、奇跡的な美しさで繋がっていて、かつ、スクリーンの前のお客さんには難しく考えなくていい大衆映画として届いてる。
すごすぎ。信じられない。
あと、前作じゃ言わば超ハイスペックな天才チャラ男だったマーヴェリックが今作では情に熱くて女に弱い天才チャラおじさんになってたのも、前作よりも全世代に愛されそうな感じだなと思いました。こういうオジサンみんな大好きだもんね。
思い出を懐かしく···なんて吹っ飛びます!
まさにトム・クルーズ。圧巻の作品。
今年トップクラスの超傑作!!
It's time to let go!
JR嵯峨野線・二条駅のほど近くに、京都の映画フリークの溜り場になっている喫茶店:カフェ・セバーグがあります。その名物マスターに、本作未観賞者は今後出入り禁止にすることを検討する、と言い渡され、同店の末席に名を連ねる者として、マスターの指示に従ってIMAXレーザー装備の映画館に馳せ参じて観て来ました。
『ボヘミアン・ラプソディー』以来、3年半ぶりの洋画ですが、絶賛大ヒット中とあって平日の昼間にも関わらず、シートはほぼ満席の活況でした。
大ヒットした36年前の前作のリメイクにして、前作を上回るスカイ・アクションという話題通り、“トップガン”たちの飛行シーン映像のド迫力は凄まじく、観客を大いに満足させます。その効果を120%満喫するには、やはりIMAXレーザーをお薦めします。
ただ本作は、ついそのスペクタクル感とリアルな緊迫感漲るスカイ・アクション映像に目がいきがちですが、物語は、トム・クルーズ扮する飛行教官が、高難度ミッションのためにエリートパイロットたちを更に鍛え上げるという、極めてシンプルな構成です。難関に向けてチームが奮励努力するプロセスを主柱に、恋愛と憎悪を絡ませて進めるという非常に単純で分かりやすいことが人を惹き付けています。更にそこにプロジェクト全体の長が常に批判的強圧的に臨むという、典型的な悪役を置くことで、本作は一層観客を主役に感情移入させます。
実は本作は意外に会話シーンが多く、ややローアングルからの話し手の顔の寄せアップ映像のやや長回しが多用されるのですが、分かりやすい人間関係と分かりやすいストーリー展開により、観客にはちょっとしたブレイクとなってその後のド迫力の飛行シーンに浸れたのではないかと思います。静と動のメリハリの効いた巧い使い分けです。
また本作は、VFXは極力少なくされ実写映像を多く使っています。スタントを多用した人間系ゆえの死と隣り合わせの、CGによる作り物感のない生の躍動感と緊張感がスクリーンから犇々と伝わってきます。4Kレーザープロジェクターによる特大スクリーンの超高解像度映像と12chサウンドシステムによる高密度音響は、大いにその効果を高めてくれました。
その興奮が頂点に達するのが、愈々訪れたミッション達成のための敵施設攻撃シーンであり、この長いシーン展開には体が無意識に震撼し、感極まる思いで映像に見入ってしまいました。
己の利のためではなく、愛する人のために命を賭して行動する気高さ、その崇高な人間性は、常に人を強烈に惹き付けて已みません。単純なストーリーゆえに、感動の波高はより一層大きくなるのでしょう。
笑って、泣いて、(実際に)手に汗握る、映画の娯楽要素が全て充溢した作品でした。
It’s time to let go! (過去のことはもう考えるな!)非常に印象に残った、作中のこの一言と共に忘れられない作品になりました。
ドッと徒労感で身体が重くてかなわん🤕
大ヒットしてる「トップガン・マーヴェリック」を観たらドッと徒労感で身体が重くてかなわんわ🤕
今日は他に観るものも無く、貯まったポイントで只で観れたので空いてる平日、大画面で見ようと期待せず出かけてきたけど想像通りの出来の作品でした
冒険活劇、痛快なヒーローものとしてなら良い出来だけど、これは「トップガン」と同様、プロパガンダ色が濃いおそらく政府肝煎り(前回は多額な資金援助付きの撮影全面協力)作品でなんともココロが澱むなぁ😝
前作はトムも若く、出世作でスター誕生な眩しい青春映画として楽しめる部分がそれなりにあったけど、今回はそうした緩和も働かず、昨今の戦争で辟易してるのもあり、かなり疲れたゾ😞私には全く合わない。
こうなることは想像に難くなかったのに観に行った自分にブーイングだわね👎
まあいいさ、帰ったらリアルヒーロー大谷翔平くんの今日の快刀乱麻な録画で清めてもらって飯でも作ろう(笑)😽
高い期待を余裕で超えてくれる出来
トムクルーズが作品そのもの
単純にカッコいい。
前作から36年。続編と呼ぶにはあまりにも長い期間を隔て作られた『トップガン』の新作。前作の監督トニー・スコットは天に召されたが、まさか続編が2022年に公開されるとは思ってもいなかったのではないか。
20代前半だったトム・クルーズも渋みを増したおじさんに。前作に引き続き出演したのは、彼とアイスマン役のヴァル・キルマーのみ。もはや、前作を知らずしても新鮮に楽しめる。
私自身も当時はまだまだ子供だったため、この映画を知ったのは大人になってからだ。
さて、本編だが、オープニングから前作のオマージュのようなシーンが取られており、これは前作世代の方々が観たら胸が熱くなるものがあるのではないか。鼻っからファンの心を掴むことに成功しているようなスタート。ライダーズもカワサキのバイクをリアルタイムで観ていた人はたまらないだろう。
個人的に感動したのは、やはりアイスマンとのシーンかな。
この背景は色んな記事を読むとわかるが、あれは映画のワンシーンを越えた絆のようなものを感じた。マーヴェリックとアイスマンより、トムとヴァルがあそこにいた。
正直前作でグースの死後のストーリーは、割とあっけないなと感じていたのだが、今回は最後の最後までドキドキ。割とベタなバディ感があるのだが、それがものすごくカッコいいんだな。
下手に敵を悪く描くわけでもなく、飽くまで彼らのミッション遂行の様を描く。
男のカッコよさが随所に垣間見れる大作だった。
こういうのが観たかった
全1361件中、561~580件目を表示