トップガン マーヴェリックのレビュー・感想・評価
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35年の時を経て
大ヒットしたトップガンの続編。
続編の要望は高かったものの、トムクルーズが納得する脚本がなければ首を縦にふらなかったと聞く。
彼と同世代の私も既に60代。
彼の肉体はいまだ2030代そのもの。
いくら鍛えているからって言っても、身体は正直で全力疾走すれば息は上がるだろうし頭が下がるばかりです。
冒頭から当時の懐かしい曲がかかるし、こちらも当時の事を思い出しながら感慨深く見させていただきました。
80年代直輸入
脚本と演技があまりに80年代でこのまま2時間耐えられるか!?となったけど、空中戦が始まればもう驚きと興奮の連続でこのまま続いてくれ!となりました。
主役を交代できなかった圧倒的主役のトム・クルーズのための映画で、それはそれはありがたいものだった。
周りに座ってた客層的にも脚本はこれが正解だったのかなとも。
とにかくGがかかった顔面アップの画面で成り立つのはトム・クルーズしかいない!
映画人トムの人生哲学が僕たちを元気にしてくれる!
「映画館で観たことを自慢できる」という表現は、まさにこの『トップガン マーヴェリック』のためにこそある!映画の作り手たちも、観客にそう言わしめる自信と誇りがあると、ひしひしと感じます。前作ファンの心を鷲掴みにするあのオープニングシークエンス(泣きました)。当時としても画期的だったものを格段にアップグレードしてみせた戦闘機演出。目的も難易度も実にわかりやすい過酷なミッション(デススターか!とも思わされたけど)。クライマックスにやってくる旧式vs最新鋭機のドッグファイトシーン!(脱出する機体がトムキャットじゃなきゃいけないお膳立てもちゃんとしていて、これまたサイコーなのです)
「これもどうだい?」
と、トムが白い歯を見せながら次々と差し出してくるフルコース料理を拝みながら堪能した、そんな気持ちです。
ただカッコいいところだけでなく、カッコ悪いところも含めた世間からのパブリックイメージを、客観的に捉えてキャラクター演出に落とし込む手法は、近年のミッションインポッシブル5や6でも行われていたことですが、まさかそれをトップガンでもやるなんて!「その目つき」という言葉でいじられる満面のトムスマイル、二度の“不時着”に伴ったシュールな笑い(これは絶対に信用と信頼のクリストファーマッカリー仕事だと思う。劇場はしっかりとウケてました!)。かつて火の玉ボーイだったマーヴェリックにこんなお茶目な隙を作ってしまったら、もっともっと好きになっちゃうに決まっとるやろがい!
教えることはできなくても、やって見せて、示すことはできる。マーヴェリックというキャラクターを通してトムクルーズが生き様を、人生哲学を伝えてきたような気がして、『ロッキー・ザ・ファイナル』でのシルベスタースタローンの姿を思い返していました。加えて、ヴァルキルマーという一人の人間の”今”を反映させたアイスマンの設定についても愛しか感じなかったし、まるでエクスペンダブルズとも感じました。(そういえばグレンパウエルは本家エクスペンダブルズにも出てましたね)
エンドクレジットもちゃんとトップガンのそれになっていて、なんかもう、そこまでしてくれちゃってありがとうって感じです。
ままならないことばかりの現実世界ではありますし、それに対しての本作のテンションはともすればお気楽なものと思われるかもしれません。でも、この作品はフィクションを通してでしか伝えられない希望をマーヴェリックが、いや、トムクルーズがその身をもって伝えてくれています。観終わった後にはニッコニコ!こんな映画もやっぱりいいなぁ。
作り手たちのように、僕も自信をもって勧めます。映画館でトップガン観ておいで!と。
究極の都合主義アメリカ万歳🙌映画
映画はエンタメなので、それで良いしそれが良い!
普段、洋画は字幕派ですが、最新鋭戦闘機のドッグファイトに集中したいので、あえて吹替にしました。
結果、アクションに集中出来て正解だったのですが、ルースター役の宮野さんが自分のイメージ合ってなかったのが少し残念です。
個人的には、平田さん推し。
訓練では一度も成功しなかったミッションが、マーベリックが参戦するだけで、二度の奇跡を成功しちゃうとか、絶体絶命のピンチになっても何とかなっちゃうとことか、極めつけは、敵から化石レベルのF14奪って、代五世代の敵機を撃墜して生還しちゃうとか、ここまで来ると、ピンチになっても、また、何とかなるんでしょ?って、安心して観てました😅
二回目見る機会があれば、次は字幕で堪能します。😁
ザッツ・エンターテイメント
さすが、トム。映画を充分、分かっていますね。理屈じゃありません、映画は。非日常を求めて映画館に入ったら、そこにも日常があったらたまりません。話、映像、我々の映画館内の要望、全て満たしていました。パイロット役の俳優さんのG圧の表情、演技では無く素やったんですね。トム、参りました。
まあ、シン・トップガンも観たい言うたら観たいですが・・・
面白かった
トムクルーズがカッコ良すぎる
自分自身もいい年なので特に感じたんですが
自分の教え子達にやらせようとしていた
無謀だと思われた作戦のタイムリミットを
マーベリック自分自身で
さらに短縮してやってのけたとき、すごく胸が熱くなりました。
さらに
昔の悲しい過去、わだかまりを乗り越える姿がよかったです。
上映後の拍手に納得の傑作
試写会や舞台挨拶以外で上映後に拍手って初めての体験でしたが自然と拍手したくなるほどの傑作でした。
良い映画を見て心が震えるってこんな感じなんだと見終わった後にしばらく余韻に浸ってました。
内容も演出もとにかく最高です!機会があればぜひIMAXでご覧ください!
前作を過去に見たことがあって少なからず知識があれば問題なく楽しめますが前作を知らない方は前作を見てから行くのがオススメですね。
どうして笑っていられるんだろう
実際に今も、この地球のどこかで戦争が起きていて、ニュースで見せられる映像と映画ではやはり感じるものが違う。
政治的な背景や、戦いの大義それらすべてをすっ飛ばして、娯楽作たれ。
もちろん映画なんだから当然の方針だろうけど、やっぱりタイミングってとても大事だと思う。
前作がヒットしたのもタイミング。今作が予定通り公開されていたとしたら、もっと大きな反響を得られていたかもしれない。コロナ禍の影響で公開がどんどん伸びて、それでも劇場での公開にこだわった結果、現実に戦争がおきてしまうなんてさすがにトム・クルーズにも予測できなかっただろう。
疑問に感じたのは延期されている間に、内容のブラッシュアップは出来なかったのかということ。
巧妙に、敵の国名や所在地などはごまかしてある。アメリカ的価値観で戦争を捉えると、人命が大切だと訴えているようで感動的だが、実際にこれほど簡単に人が死んでいるのを見聞きするようになると、戦争ってやっぱりきれいごとじゃ済まされないと思い知る。
映画と現実は、かくも違うものなんだと割り切って楽しめるのならとてもいいお話だと思う。
それから、前半部分でのトムの薄笑いが気になった。余裕の表れなのか、なつかしさと親愛を込めたファンサービスなのか、どんどんひどい境遇に追い込まれていく自分をあざける自虐なのか、つかみどころのないキャラクターになってしまい、共感できなかった。
本来なら、とても困難な状況をもがき苦しみながら、生き残っていくような過酷なものであるはずのトップガンたちの日常が、まるでビーチバレーでもやっているかのような楽し気な演出で薄まってしまう。現に主人公のマーヴェリックはかつて相棒を訓練中に亡くし、そのトラウマに苦しんでいるはずなのに表面上は余裕の笑みを浮かべている。
内容にまで深く入り込んでいるはずだから、当然このキャラクターの造形にはトムの意志が強く反映されている。どうして笑っていられるんだろう?
2022.6.5
全世界がトム様にひれ伏す。
制作される・公開されるというニュースに喜んだと思ったら、延期に次ぐ延期。
夢にまで見た映画。
その夢をはるかに超えた極上の映画だった。
コロナ禍にあって、劇場公開ではなく、配信と言う手段をとった映画も多く、待ちきれぬファンは配信でもいいから早く見たいとも願った。
けれど、トム様は、頑として劇場公開にこだわった。
ファンを大切にするトム様が、ファンの希望を蹴ってまで、劇場公開にこだわった映画。
そう、これは劇場でなければ真価がわからない。
劇場で観るための映画。
トム様が大切にしているのは、ファンだけではない。映画に関わる人々。スタッフ・そして映画を送り届ける映画館の関係者。
映画産業の未来を見つめていらっしゃるのだろう。
現時点でできうる限りの最高の物を最高の環境で、最高に楽しんでもらいたい。
その心意気にひれ伏す。
二匹目の泥鰌。
誰もが犯す過ち。
だが、トム様はそんな誘惑にはのらなかった。
若干20代前半の、有望視されていたとはいえ、まだポッとでの、次はどうなるかもわからない若者が、権利を買い取り、安易な続編制作の魔の手から守った。
どんなにヒットしたとて、一本で消えてしまう役者は多い。
次なるヒット作をと焦り、チョイスを間違える。そんな愚は犯さなかった。
『デイズオブサンダー』を『トップガン』のカーレース版と言う方もいるが、デュバル様との絡みも入れて、違うドラマも展開させている。
比較的、評価の高い作品に出演されているトム様。
それでも、思うようなヒット作がない時期もあった。
けれども、安易に『トップガン』続編に手を出すことなく、慎重に、作品選び・制作を続け、演じる役を最高のものとした。パウエル氏にアドバイスしたように。
演じるだけでもすごいのに、若いころからプロデューサーとしての才能もトム様はお持ちだった。
そして、己の欲をコントロールすることもできたのだ。
最高のものを作るために。最高の脚本・監督・スタッフ・技術・機材・技量・海軍等の関係者をはじめとする環境が揃うのを。
なんたる忍耐力。なんたる手腕。
その心意気にひれ伏す。
これほどの男がいるのだ。
そうしてできた続編は、
ご自身の出世作である『トップガン』を、いかに大切に思っていたかが伝わってくる。
かつ、何より、ファン目線を忘れない。原点を知るものと同じ目線でありながら、知らない世代にも通じる心配り。
そして、映画製作で可能なことを駆使。
手に汗握る訓練・ドッグファイト。若者だけでなく、マーベリック自身の成長物語・人間ドラマ。そしてコメディ。そのバランスが見事。
脚本・演出・映像・演技・音楽・編集 すべてに痺れる。
様々な作品に関わり、引き出しを増やしていったトム様。
今回の製作陣を見ても、ご自身と相性の良い方々半分。新しい才能半分。
海軍との関りも、『トップガン』以来ずっと親交を続けてきたからこそ、今回全面協力を得られたのだろう。
これだけの人々をまとめ上げて、さらなる進化を生み出すその力。
その本気を日本の配給会社も受け入れたのか、制作筋の命令か。訳はトム様の日本の母。なれど、自衛隊の監修付き!
その才能にひれ伏す。
これほどの男がいるのだ。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
”伝説のオープニング”と名高い、前作を彷彿とする、今作のオープニング。その余韻に浸っていると、あれ?もう終わり? 後半のドラマ・ドッグファイトに時間をさく。編集が上手い。
前作で、ピートが追っていた父の背中・周りとの確執は、今回グースの息子が引き継ぐ。
父のことがあるから無謀な行動をとっていたピートに比べて、慎重になりすぎるルースター。
自分の才に奢っていたピートを引き継ぐ、ハングマン。
アイスマンとマーベリックの関係性の変化。(アイスマンの使い方が粋)
若い頃のアイスマンとマーベリックの関係性を引き継ぐルースターとハングマン。
ビーチで興じるスポーツ。はちきれんばかりの若さは変わりなく。でも、若い世代に譲る。
どこをとっても格好いい映像・シチュエーションにあふれていた前作。でも今作はコメディパート炸裂。
「ここはどこ?」「地球だよ」
あんなところで娘に合うとは…。いや、その前のシンクロした動き。
考えるなと言っただろう」そこでその台詞?(「考えるな、〇〇しろ」はブルース・リー『燃えよ!ドラゴン』の「考えるな、感じろ」のもじり?とここでも(笑)。)
アゲアゲの音楽、ほとばしるエネルギーだけを比べれば、前作の方が勢いがある。
でも、今作は、勢いだけではない。戦い方や技術・兵器の変化・年齢にも絡んで、己の使命・生き方を見つめて足掻く男の艶がほとばしる。プラス、前作よりは弱いけれど、ひよっこの成長もまぶしい。
捨て駒前提の作戦…。でもマーベリックは…。そしてマーベリックは、死の恐怖を知っている者を…。
作戦も、一難去って、また一難、また…。まだ続くんかい!と思いつつ、展開にワクワク。そう、ミッションは”生還”だから。
そして、懐かしのトムキャット。
最後は、水戸黄門みたいに判り切ったオチなんだけれど、ぎりぎりまで引っ張ってくれる。演出の妙。キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!! (≧▽≦)。
ラストは、パイロットにフォーカスするだけでなく、空母のクルーにも見せ場を作る。全方面への心配り。
と、どこを切り取ってもご機嫌な展開に加え、
手に汗握る空中での動き。
いやはや、どう撮ったのか。
役者の表情はコクピットにカメラ入れたとして、
あんな山並みを、あんなスピードで飛びぬけたの?しかも空中戦?!
メイキングにうつる映像からは、カメラも一緒に飛んだ?
なんたる映画。
こんなに、心一杯にさせてくれる映画をありがとう。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
レビューの中には、今のロシア・ウクライナの情勢と合わせて、
この作戦をロシアの暴挙と同列に論じているものもある。
確かに、この作戦から戦争勃発の危険性もある。
けれど、ロシアの侵攻とは違う。
ロシア・プーチンは、ウクライナに「生物兵器がある」と主張しているが、それを裏付ける証拠なく侵攻を始めた。裏付ける証拠がない限り、言いがかり・妄想。
この映画は、少なくとも、実際に”兵器”はある。
実際に”兵器”があるから、攻撃していいかというとまた別の問題だけれど。
前作は、相手国が領空侵犯してきたから迎え撃ったという”守り”が協調されていたのだが。
これらの理屈が実際に通用するとすると、北朝鮮への攻撃は許されるってこと?
映画の中の仮想現実として楽しみたいのに、どうして人間は戦争をしたがるのだろうか。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
≪2020.10.16追記≫
4DXSCREENにて追鑑賞 (4DXもSCREENXも初体験)
3方面の映像なんて、あっち見てこっち見てと、情報が処理しきれるのかと心配したが、場面構成の巧みさ。映画の世界観がひろがり、気分は最高にご満悦。
映画の物語を堪能するだけなら、正面の画面に集中すればよい。
でも、そこに両面の映像が加わる。しっかりとみる必要がない、普段の生活のような視界に入る程度の映像。でも、その効果たるや。
マーベリック目線で計器に囲まれる。パイロットは、これほどまでの情報量を瞬時に判断して操作していくのか…。絶句。そんな息苦しいコクピットの向こうには雲海と朝日が…。そして…。
広がる海。そこに空母。「空から見れば、空母なんて、木の葉のごとく」って、本当だ(唖然)。
飛びぬける機体。走り抜けるバイク。
コックピットから見える、空。森。山々…。
ふうっ。
トム様やキャストと同じものを見ている気になってくる。
店から放り出されて、背中から地面に着地する衝撃を味わえるだけでなく、
空母から離陸するときに、パイロットに水はかからんだろうと思うようなサービスもあり。
否、空中戦で着弾、爆風?が足元や頬のあたりを吹き抜ける。
そうか、私は今、パイロットではなくて、戦闘機なんだ。
機体が右に、左に旋回。錐もみ飛行で落下するときも、それっぽく椅子が動く。
シートベルトがないのにどうしようと真面目に心配したが、シートベルトが必要なほどは動かずにほっと安心。
でも、3方に広がる地上の映像と相まって(追鑑賞だから筋は知っているのに)、激突するようなドキドキ。つい、体に力が入ってしまう。
ふうっ。
全編通して、初回鑑賞よりも、ミッションの過酷さ・デンジャラス度が身に染みてきて、ハラハラ・ドキドキ。
そして、映画についていくだけで精一杯だった初回鑑賞よりも、
マーベリックの人間臭さ。格好いいけれど、加齢臭も漂いそうな人間的深み。
泣き言。それを直接言葉や態度で支えるアイスマン。ペニー。陰で支えるウォーロック・ホンド。心の中で支えるグース。悩みながらも見せる男の背中。
ペニー。自立した女の格好良さ。牽制しながらもの誘い方。すり抜け方。寄り添い方。決して依存しない。
他にも、一人一人の個性が見えてくる。
そして、そして、改めて脚本のうまさ。小道具の使い方のうまさに感嘆。
ペニーをくっついては別れを繰り返している元彼女にすることによって、さりげなくマーベリックの過去と現在をつないで見せる。
ルースターとの関係も、写真で周りにも知られるようにする巧みさ。
ラスト。マーベリックの登場のシーンに戻る。でも、そこには…。
鑑賞後、一つの時代が終わり、新たな時代が始まったと思った。
これから、マーベリックも、トム様もどんな物語を紡いていくのだろう。
楽しみの予感を持ちながらも深い深い寂しさの余韻に浸っている。
夢の行方
冒頭からやれ戦闘機だ、軍服だ、ニンジャだ腕時計だと、忙しなく盛り上がっていたら、バーのシーンあたりで、ハッとした。
今更ながら、これってアメリカ流のファンタジーなんだと、改めて思った。
『男はつらいよ』や健さん作品に感じる国民的ファンタジーと通底しているな、と。
そう思うと、なんだか妙に泣けてきちゃって、アメフトのシーンですらグッとくる始末。
(我ながら酷い)
そして、そのファンタジーを演じ切れる映画俳優がまだ存在している。
ということに対して(いい意味での)ジェラシーも感じました。
などと思いながらも、並行して童心にかえり、純粋に楽しみました。
帰り際、立体駐車場に佇む愛車は、まるで戦闘機のよう…気分はすっかりマーヴェリック!
面白かった!
身体を張った俳優たちの頑張りにエール
上映2日目の5月28日(土)、新宿ピカデリーで鑑賞しました。新宿では3館で公開されていますが、どこも盛況の様子。私が観たのはIMAXではなかったのですが、チケットはほぼ完売でした。
まずこの作品のウリの1つは、CGを使わずに徹底的に実写映像にこだわったこと。ホンモノの最新鋭戦闘機による激しいGに耐えるため、出演する俳優たちも何か月も前から激しいトレーニングを積んだそうですが、それだけに迫力あるシーンが続きます。
近年、映画はもちろんのこと、舞台公演でもプロジェクション・マッピングを多用するきらいがあります。その真逆を行くような本作は、出演俳優やプロデューサー、監督らスタッフの心意気が伝わってくるようでした。
本作の鑑賞後、三十数年前に公開された前作(ほとんどストーリーを忘れていた汗)を急に観たくなり、TSUTAYAにレンタルDVDを借りに行ったのは私だけではないと思う。
コロナ禍もあり、配信ばやりの今日ですが、紛れもなく本作は、映画館のスクリーンで観ないと本当の面白さが伝わらない作品の1つでしょう。
最高の映画
トップガンを観たこと無い人でも楽しめる作品になっているのが素晴らしい。それに続編としても前作ファンには楽しめる。戦闘機の操縦シーンは更に臨場感があり、自分が操縦しているかの様な演出。これは観て損の無い映画の1つ。
映画館で見てよかった!
最初から最後まで面白かった!世代ではないが、口コミがいいので鑑賞。前作は前日に家で見て面白かったが、正直言うと印象に残らなかった。理由はいくつかあるが、①話が浅い、②戦闘シーンで何が起きてるかよくわからなかった、③恋愛パートがくどい、、、ということで、ちょっと昔風の娯楽作という感じであった。
今回はどこもすごく今風にアップデートされていた。また映画館に行ったことで、きっと1作目に多くの人を虜にした迫力満点の飛行シーンを味わえた。どのシーンも面白かったし、ストーリー全体もグッとくるものがあった。でも、重すぎない!本気で作ったエンターテイメントってすこい!
完璧な続編以外作らせないためにトム・クルーズが続編制作権を購入していたらしい。ここまでそれを貫いたトム・クルーズのおかげで、こんな素晴らしい映画を見られてよかった。
この映画もしもっと短期間に続編を作っていたら、男性に理想のご都合主義がすごすぎて島耕作みたいになっていたのかも(それはそれで面白かったんだろうけど)。
1作目は見ても見なくてもストーリーはわかるけれど、1作目を見たほうが音楽は楽しめる。
マーヴェリックだ・・・
エリートパイロット養成所「トップガン」にて起きた哀しい出来事を引きずったまま30年以上、何と今度は自らが教官としてトップガンに戻って来た男が、因縁のあるパイロット達と危険な任務に挑む物語。
本作程コロナ延期していた大作も他に無いのでは??
満を持して公開の本作はトム・クルーズ氏主演の36年も前の前作の続編ですね。
いやもう・・・IMAXで観て大正解‼
前作に特に強い思い入れのないワタクシですらグッとくる伏線回収満載‼
ストーリーは勿論、戦闘機による空戦は大迫力。
前作を彷彿させる訓練シーンや心臓に悪いスリリングさに加え、無謀すぎる任務。
白銀の低空でSAMを横目に飛行するシーン・・・う~ん、この緊張感ときたら‼
そして始まるミサイル攻撃‼さすがの操縦テクニックに加えバラまかれるフレア。ギリギリの攻防に目が離せない。本当のパイロットの皆さん、こんな世界で生きているのか・・・。
そんなこんなで、さてどうやって空母に戻るのかと思ったら・・・これは!!!!????
ネタバレになるので言えませんが、これは前作をリアタイで観てた人達からしたら興奮でそれこそ失神してしまうのでは!?
詳細は伏せますが、老体に鞭打って現役アスリートに挑むレジェンドの姿に大興奮‼
・・・とまぁ、前作を付け焼き刃的に観ただけのワタクシとしては、ストーリーも勿論だが、やはり大迫力の空戦がとにかくアツかった。カッコ良すぎて思わずニヤッと何度もしてしまった(笑)
勿論、それ以上に従来のファンの方々からすれば嬉しいシーンも沢山。まだ観ていないという方は、是非早めにIMAXで鑑賞を‼
とにかく大満足の作品でした。
無理やりに難癖をつけるならば、敵機がもっと多くても良かったかな。まぁ全然気にならんけど!
今度は4DXでも観ちゃおうかな。
繰り返しになりますが、前作からのファンなら涙すら出てしまうような場面も多かったのではないでしょうか?ワタクシもその立場なら、間違いなく☆5を叩き出すほどの傑作でした‼
今後更なる続編は・・・出てほしいような出ないでほしいような。
あるとしたら、これからの無人機時代に、それでも自ら飛ぶことに拘るマーヴェリックが最新の無人兵器に立ち向かう・・・なんてどうでしょうか(笑)?
さておき、今年暫定1、2位を争う面白さでした☆
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