トップガン マーヴェリックのレビュー・感想・評価
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ちょいと、モヤモヤな?
ピンとこない
タイトルなし
トムクルーズかっこよすぎ、同い年のクセに。
文句なしです。
トム・クルーズの貫禄ある無鉄砲❗
艦載機が発艦・着艦する空母の甲板シーンにジョルジオ・モロダーの「デンジャー・ゾーン」のサウンドが重なる。このオープニング、そうだ、これが『トップガン』だと心が踊る。なんと心憎い演出か。ケニー・ロギンスの歌声は、前作のオリジナル録音が使われているらしい。
80年代はケーブルテレビのMTVが爆発的にヒットし、名だたるアーティストたちがミュージックビデオ(プロモーションビデオ)の制作を競っていた。
そんな風潮に乗ったのか、あるいはそもそもブームの元が映画だったのか、どっちが先かは知らないが、アメリカ映画にはポップミュージックが欠かせなくなっていた。
そんな時代を牽引した音楽プロデューサーがジョルジオ・モロダーだ。『フラッシュダンス』に続いて『トップガン』でアカデミー歌曲賞を受賞している。
そして、それらの楽曲のPVには映画のシーンが使われるので、それを意識した画作りを監督たちは求められた。
リアルタイム世代の自分(トムと同い年)は、だからその“映像+楽曲”で一気に気持ちが若返ってしまうのだった。
たしか、前作の最後でマーヴェリックことピート・ミッチェル(トム・クルーズ)はトップガンの教官に就任したと記憶するが、本作のオープニングではマッハ10に挑むテストパイロットになっていた。
その挑戦を中止させ、予算を無人戦闘機の開発に回そうと考えるチェスター少将をエド・ハリスが演じる。出番は少ないが、さすがの存在感。
もうパイロットは必要なくなるのだと言われたマーヴェリックが言う。「それは、今じゃない」う〜ん…カッコいい❗
果たして、まだパイロットは必要だった…
あるミッションを帯びてトップガンの教官に復帰したマーヴェリックは、前作で命を落とした相棒グースの息子ルースター(マイルズ・テラー)が、選抜されたパイロットの中にいることを知る。
マーヴェリックとルースターのそれぞれの葛藤が物語の横軸となる。
基地の軍人たちが利用する海辺のバーで、カウンターの中にいるのはジェニファー・コネリー演じるペニー。彼女の初登場シーンで酒場にデヴィッド・ボウイの歌声が流れるのも粋な演出だ。
ペニーは前作では登場していないと思うが、マーヴェリックのかつての恋人。夫とは別れ、一人娘アメリアがいる。この娘を演じたリリアーナ・レイという子役が可愛い。ジェニファー・コネリーの娘なら美人であることは必定ではあるが。
さて、物語の縦軸となるインポッシブルなミッションは、自らが出撃するのではなく実行部隊を特訓することだった。選抜された優秀なパイロットたちの中から、訓練をとおしてメンバーを選らばなければならない。
若い戦闘機乗りたちは皆腕に自信があるのだが、マーヴェリックの作戦は彼らの経験値をはるかに越えていた。
若者たちは誰一人としてマーヴェリックのテクニックに敵わない。
男たるもの、老いてなお若者たちを黙らせる底力を持っていたい。老害にはなりたくない…と考えるのがやっとの自分が情けない。
敵の核施設を破壊する攻撃方法は、『スター・ウォーズ』でのデス・スター破壊作戦を彷彿させる。
このインポッシブルなミッションでも隊員を生きて帰らせることを誓ったマーヴェリックの訓練は熾烈を極める。
この作戦の困難さも特訓の熾烈さも、実に分かりやすく表現されていて、物語にすんなりと入っていける。
マーヴェリックを認めはじめるトップガンたち、若者どうしに生じる確執、マーヴェリックの型破りな行動を快く思わない司令官、動きを早める敵方、王道中の王道ストーリーがテンポよく展開する。
そこに意外性などないのに、ワクワクする。
そして、いよいよ実戦。
想定どおりの展開ではあるが、一つ一つのエピソードはアイディアに富んでいて、面白くするための工夫が満載されている。
当然、大団円が待っていることを誰もが知っているのだが、手に汗握る迫力の演出で、我らを引っ張ってくれる。
監督のジョセフ・コシンスキーは『オブリビオン』でトムと組んだ人。
前作では、トムだけは実際に飛行するコックピットで撮影したらしい。
本作では、どうだったのだろうか。
Gに耐えながら操縦するコックピットのトムや他の役者の圧力がかかった顔つきにはリアリティがあった。
トニー・スコットが監督を務めていたなら、この映画はどんな仕上がりだっただろうか。前作との時間の経過をもっと演出に織り込んだかもしれない。
プロジェクトの初期段階には関わっていたときくが、自ら命を絶ってしまったことは、非常に残念。映画界にとって大きな損失だった。
前作に引き続いてヴァル・キルマーが演じたアイスマンの葬儀(納棺)のシーンで戦闘機が空を舞う。この編隊飛行は「ミッシングマン・フォーメーション」と呼ばれるらしい。1機が編隊を離れて急上昇するのは、殉職者が天国に召されることを表しているとか。
正に、トニー・スコットへの慰霊飛行だったように思う。
35年前の古臭いストーリーが鼻につく。
トムクルーズによる最高のエンターテイメント
唯一無二の空中戦
これぞ娯楽映画!
今の20代の感想が聞きたいおじさん
前作を超えるスケール
正直、前作がそこまで面白いと思わなかったので今回も期待はしてなかったけど、いい意味で裏切られました。
今回はミッションが対外的で、より具体的な危機に対処するので見ていてリアルで面白い!
また新型機の技術vs旧型機のテクニック、現在の精鋭vs過去の英雄という構図に、半ば結果は予想しながらも見入ることができた。
時折「それは無理やろ笑」と思うような現実的でないような流れもあるけど、まあそこは演出というで心に留めずスルー。
マーヴェリックやアイスマン、ヒロインの加齢具合もなんとか描き方を工夫して頑張って誤魔化してるも、これだけは致し方なし。
ただ、スケールの大きさに予想せぬ展開が合わさったら、もう面白くない訳がない。
もう一度見たいと思う逸品でした。
マーヴェリック✈︎
これぞトム!
2回観ました。iMAXの迫力はやっぱり新しい空間に観客を連れて行ってくれると思います。
36年前、20代の自分が観た一作目とほぼシームレスに繋がっているこの作品。素晴らし過ぎて鳥肌が立ちました。最後のF14を奪って帰還するシーンはあまりにも荒唐無稽だったにせよ、トムがここまで実写にこだわっって作った映画だということはスクリーンから怒濤の如く迫ってきました。アメリカ海軍のプロパガンダ映画だと揶揄される向きもあるし、私もそれは否定できないと思いますが、掛け値なく映画館でしか味わうことのできない迫力を持った映画だと断言できます。
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