劇場公開日 2022年5月27日

「名作の輝きは他の映画と何が違うのか」トップガン マーヴェリック ニンフィア好きさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0名作の輝きは他の映画と何が違うのか

2022年7月9日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

知的

1986年、僕が生まれる19年も前です。今では世界的トップスター俳優のトム・クルーズの原点となった「トップガン」が、36年経った今、新たに続編として生まれ変わりました。前作は観ていませんが、それでも鑑賞中に胸にこみあげてきた言葉にならないような熱い思いは何なんでしょう。飛行シーンでは、我々鑑賞者とトム・クルーズ、いや、マーヴェリックは一心同体です。一緒に同じ飛行機に乗って空を駆け抜けています。

序盤から、何と言ったらいいかわからない、爆速の飛行シーンがいきなり胸を打ちました。いい意味で唖然とした、とでも表現しておこうか、スクリーンから物凄い爆風でも受けているような感覚を受けました。4DXでもないのに。まず撮影時に本当に戦闘機に乗って空を飛んだというのがすごい。御年60歳のトムですが、俳優として衰えは一切ないようです。それどころか、どんどん強くなっていっている印象があります。訓練でも実際の戦闘でも、戦闘機での飛行シーンは抜かりないですね。終始衝撃が頭の中で鳴りやまず、とにかく飛べ!撃て!避けろ!耐えろ!です。映画館で座っている間はずっと爆速の感覚が収まりませんでした。飛行機が離陸するときに、中にいると物凄い衝撃を受けますが、そんなもんじゃありません。こちら側も息つく暇もなく衝撃波を浴び続けます。これ、4DXで観たらどうなっちゃうの・・・。ストーリーは飛行シーン以外ちょっと停滞してて難しかったかな?でもあんなすごい戦闘シーンを見せられたから、そんなことは気になりません。映画館を出てもその衝撃の余韻は頭にも心にも残っていました。

いつまでも輝き続けろ、トップガン。「Don't think! Just move!」僕の座右の銘にでも。

ニンフィア好き