「誰でも戦闘機に乗れますよ!」トップガン マーヴェリック masao moroさんの映画レビュー(感想・評価)
誰でも戦闘機に乗れますよ!
アクション映画でこんなにも泣かされるなんて・・・
1986年「トップガン」を観たときは米ソ冷戦の末期で
米国至上主義の向上を煽ったようなアクション映画だった。
MTVヒット、レイバンアビエイター、AVIREX M1、Kawasaki GPZ900R
トレンドを席巻し大ヒットした。
冒頭、ケニー・ロギンス「Danger Zone」♬ あれ?涙が溢れてきた・・・
極超音速機ロッキード「SR-72 ダークスター」マッハ10.3
CGか?、本物を参考にしたと噂が?そこはエリア51?
もうね、制作スタッフがトム・クルーズお抱えと言っても過言では無い。
脚本が前作を伏線に良く作りこまれ、演出も感情を揺さぶるように展開する。
若いキャストの個性が際立って魅力的です。特にマイルズ・テラー。
前作でアンソニー・エドワーズが演じた"グース”の息子役がそっくり!
”ボブ”役のルイス・プルマンの父は「インデペンデンスデイ」で
自ら戦闘機に乗って戦う大統領ビル・プルマンなんて出来すぎで怖い。
そして、”アイスマン”ヴァル・キルマー。
ご自身の病歴を鑑みて、もうスクリーンが歪んで見えてしまう。
バーの経営者役のジェニファー・コネリー、相変わらずお美しい。
美熟女になってもオーラが半端なくて誰だって誘われるよね~。
ヨットを豪快に操舵し、ポルシェ911の旧車に乗るって超~カックェ~!
これは自分の妄想だけど「考えるな、行動しろ!」の台詞は燃えよドラゴン。
困難ミッションなど「スターウォーズ・エピソード4/新たなる希望」を
思い浮かべました(笑)
この映画は狂気であり、贖罪と復活の映画であると思う。
アクター自身が戦闘機で超絶アクションを実施するなど普通はあり得ない。
CG、VFX、AIが当たり前の映画界にあえてアンチテーゼの楔を打った。凄い!
もういい加減、アカデミー賞を取らせてあげてください。
超人トム・クルーズにしか成しえないのだから。