「役者の円熟さが感じられる傑作アクション」トップガン マーヴェリック シネマディクトさんの映画レビュー(感想・評価)
役者の円熟さが感じられる傑作アクション
観客が望んでいる全てが画面に映しだされてる感じで、ハリウッドの大作映画を観て、こんなにガッツリ満足したのは何年ぶりだろう。しっかりと前作をリスペクトしながら、最新の撮影技術によるもの凄い迫力のフライトシーンやドックファイト等には圧倒されるし、ストーリーも見せ場がたっぷりで盛り上がります。でも、感銘を受けたのは、役者としてのトム・クルーズのスタンスでした。役柄は、デススター攻略以上の難関ミッションに挑む若手エリートパイロットの教官役だけに、若手のキャラもしっかり掘り下げ、花を持たせているのがいい感じです。最終的にはトムの大活躍になるのはお約束だけど、彼のワンマンショーにならないように微妙にバランスを取っているのに好感が持てます。役者では、マイルズ・テラーがグースにそっくりでびっくり。グレン・パウエルはなかなか歯応えのあるタフガイがいい感じです。でも、アイスマン役のバル・キルマーが出てきた時にはジーンときました。
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