「ご冥福をお祈り申し上げます。」海辺の映画館 キネマの玉手箱 1080yen_returnさんの映画レビュー(感想・評価)
ご冥福をお祈り申し上げます。
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大林監督はとても大好きな監督さんで、私の青春の1ページを飾ってくださった監督さんです。
ですので、お亡くなりになる直前まで映画を撮り続けられたパワーに心より敬意を表します。
…多くは語りませんが、私はこの映画は好きになれませんでした。描きたいことはわかるのですが、設定にも違和感があり、歴史考証も甘く、クロマキー合成やアフレコのせいか、出演者にまったく感情移入ができず辛い時間でした。
編集も、たしかに体験したこともないものでしたが、私は映画にこんな違和感のある体験は求めません。不愉快に近いものでした。NHKの「歴史が動いた」や「歴史秘話ヒストリア」の編集の方がずっと上だと感じました。
厳しいレビューになりましたが、大林監督の後を追ってがんばる皆様もおられると思いますので、観客として、追悼の意を込めつつも率直な感想を書かせていただきました。
もし、若い方がご覧になって、「戦争の悲惨さ」や「大林監督のパワー」を感じられたのなら、それはそれでよいと思いますが、少なくとも私の世代には受け入れがたい作品と感じました。
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