トスカーナの幸せレシピのレビュー・感想・評価
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人生はトマトソース♪10cc風♪
トラブルばかり起こしてる料理人といえば『二ツ星の料理人』(2015)のブラッドリー・クーパーとついつい比較してしまいます。それにしても冒頭でム所から釈放されるシーンは『ブルースブラザース』を思いましてしまいましたが・・・彼の場合はまだ使えそうでした。二つも。
アスペルガー症候群の特徴を題材にした映画はけっこうあるのですが、あまり観てません。自閉症の中でも大体が記憶力抜群だったり言語障害も知的障害もない彼ら。時には天才も輩出します。グイドの場合は絶対味覚を持つ男。何が材料になっているか全て当てることができる天才だ。
コンテストに出るという冒険にしたって、時折暴力的な男アルトゥーロを信頼しきった上での行動であり、彼の言うことなら何だって従っちゃう。恋愛にしたって、師匠を真似しちゃって彼女の父ちゃんにお叱りを受ける。早すぎるよ・・・もっと適量で・・・
ほんわかした気分で終われる気持ちのいい映画でした。劇場の出入り口を出ると、そこにはサイ〇リアがある。軽く食べてから観に行ったので、素通りしちゃいましたが・・・
お手軽、お気楽 サイ◯リア映画
ラブロマンス、サスペンス、どんでん返し、感動、ユーモア、ライバル、裏切り、美しい景色に料理。
どれもが程々に盛りつけられた小洒落た一皿。
一食分には、物足りないかもしれない。
そのぶん、誰かと見に行って、受け取り方のギャップで気まずい思いをする危険もない。
白く透明なトスカーナの日差し、湿度の低い夏、灌木が彩る緩やかな丘の風景は、いいな。
そこに⭐︎半分つけても、こんなものでしょう。
味付けが薄口のトスカーナ料理
料理映画プラス障がい者もののロードムービーで素材はいいんだけど、下ごしらえと味付けがイマイチでした。障がい者ドラマとしては特に目新しさはなく、料理映画としては調理シーンや料理の蘊蓄がほとんどない上、出来上がった料理もあまり美味しそうに見えませんでした。決して悪い映画ではないけど、期待感の割には、脚本や演出があっさりし過ぎてお腹いっぱいにはなりませんでした。
秋にぴったりの小品
腕は一流だが、短気で喧嘩っ早い元シェフが、刑期の最後の社会奉仕で、アスペルガー症候群の患者が集まる施設で、料理を教える話。
こう書いただけで、面白くなりそう。そして、実際も面白かった。
話はかなり単純で、患者の中で特に料理の才能があるグイドが、主人公とトスカーナを巡る初めての旅をしながら、若手料理コンテストで優勝できるかってわけ。
笑いあり、涙あり、憎らしい敵役もいるし、どちらを選択するのかというハラハラもあり、全編、楽しめました。
秋にぴったりの、ハートウォーミングな小品でした。満足。
本作を観た後では、フルパワーって言葉が、いい響きになるね。
前世紀からの疑問
私、自他共に認める食いしん坊です。自分で料理をするようになってからの疑問…それは『適量』ってどんだけ?です。
まあまあ長く生きてますんで、前世紀から引きずってます(笑)
それが判る人は一流の料理人になれるんでしょう。でも、判っていても言葉では説明出来ないんです。
人生にも同じ事が云える。
アンナ役の女優さんの背中がとてもセクシーでした。
フルパワー❗️でもほっこり心温まる作品❗️
イタリアのトスカーナ地方の料理コンテストを巡って長老師匠、現在の師匠、若き天才の心温まる分かりやすいドラマ。悩みなく万人がほっこりできる良作。
ハリウッド映画のフルパワーに疲れた時に見るには最適な映画だと思う。乱暴者の師匠と気難しい若き天才の二人がお互いに触れ合いながら成長していく様子は見ていて清々しい。久しぶりにイタリア映画を見ていい時間を過ごせました。
quanto bastaでフルパワー!
なんていい映画なんだろう!イタリアらしさがいっぱい詰まってた:髭&サングラス付きのいい男、お洒落に靴は大事!、精神面で問題ある人達を隔離しない社会、女を誉めて口説く、車好き、トスカーナの自然、生きることは美味しく食べること、コネ社会。先生と車をguidareしながら、グイドが適量とフルパワーを身につけて前に進む!励まされました。
適量とは
作中に出てくるセリフだが、まさにこの映画がそういう感じだった。気楽に90分のドラマをちょっと見たいなーという時に見に行きたくなるようなほっこり伊ドラマ。
キャラクターやストーリーは予定調和で進むが、短気な一流シェフ(社会奉仕中)と天才的味覚を持つアスペルガー症の少年と支援施設の支援者の三人のバランスがよく、ストーリーに集中できた。
後半のコンテストなど興味深くて発見もある。
“Quanto Basta(どの程度が適量=十分ですか?)”と「フルパワー!」
やはりイタリア人は喜怒哀楽の表現力が豊かと言うべきか、初めて見たがヴィニーチョ・マルキオーニという俳優の人物造型が的確なのか、アルトゥーロの表情の変幻自在さに見とれた。対するグイドが障害のせいもあるが、やや表情に乏しいのと良いコントラストになっている。そのグイドの絶対味覚も、偶々料理の先生になったアルトゥーロが一流の腕を持つ料理人でなかったら、活かされることも料理人になるという夢もかなわなかったかもしれない。だからグイドはアルトゥーロを慕ったのだろう。一方、過去に受けた手痛い嘘と裏切りから立ち直れずにいたアルトゥーロも、真っ直ぐで裏表のないグイドと出会ったことで、新しい人生をどちら側で送るかを決められたのだと思う。印象的な台詞がある。「弱い彼を何故更に弱い俺に託したのか?」アルトゥーロはアンナに訊く。心理学者であるアンナでも其処までは考えなかったとは思うが、“マイナス×マイナスはプラスになるのだ!”と。アルトゥーロとアンナとが結ばれるのははじめから読めたが、グイドとジュリエッタが結ばれなかったことは、少し苦味を加えることで、もしかしたら大甘な夢物語になるところを押し留めた良い塩梅だったと思う。ご馳走さまでした。
ほろっと泣けるいい映画。
アスペルガーの子の特徴を押さえてうまく作られています。
主人公がグイドと関わることにより成長し変わっていく姿に感動。
グイドの恋や料理に対する一生懸命な姿、最後の車の中でのシーン
とっても良かった。
ホッコリします。
クスッと笑えるシーンもちょこちょこあり、無難におススメできる映画です。
予測可能なストーリーだけど、心がほっこり
共同経営者とのトラブルから暴力沙汰になり、社会奉仕活動を言い渡された人気シェフの、アスペルガー症候群の若者との心の交流を描いた作品。
まぁ、ちょい悪が、社会的弱者と関わる事によって自分を見つめなおして、良い奴になっていくと言う設定の映画は数多ありますが、これもその例に漏れません。言ってしまえば、なんとなく先のストーリーが読めてしまい、驚きとか、ドキドキは無いんですが、逆に言うと、そう言う先読みできる安心感がこの作品の良いところなのかもしれません。
悪く無いです。意外なストーリーではありませんが、ほっこりして、安心できる話です。
人との出会いって、いいな〜って思える
文化とか違っても、ニュアンスが伝わる映像。しかも、トスカーナとくれば建物、植物、料理・・・どれをとっても楽しめる。
その中で、イタリアのアスペルガーの方々がコミュニティーでどう暮らしているのかも描かれている。
障害があるとかないとか、人生の背景がどうであれ、人との出会いが人を変えるんだ。出会いっていいな、ってほんわかできる映画です〜。
ホッコリした
ストーリーは、意外性はなくて先が想像できる感じ。
車でコンテストに向かう辺りを見てたら「レインマン」を思い出した。
空気を読まないグイドに度々ニヤリとさせられました。
でも最初から最後まで全編を暖かい空気が包んでいる感じで、とても幸せな気分になれました。
イタリアの料理人が主人公の映画ならハズレ無し
三ツ星シェフで主人公のアルトゥーロは傷害事件を起こし社会奉仕活動としてアスペルガー症候群の施設で料理を教える事になったが、教え子のグイドがコンテストに応募する事からいろいろ始まる心温まる映画です。
アルトゥーロと施設の先生アンナとのロマンスも良い感じだし、純粋なグイドの演技も良かったです。
アルトゥーロと彼の師匠で著名な料理人チェルソとの交流も素晴らしい。
この映画、出てくる登場人物全員がチャーミングで優しくて素晴らしい映画でした。
邦題はこれも正解か。
予告と邦題から料理メインのお話かと思ったらハートフルな人間関係メインのとってもハッピーな作品でした。ちなみに出来上がった料理はスパゲティーがちょっと映されるだけ。展開に深みが皆無だけどこれはこれで良いかも。邦題にだまされた、って一瞬思ったけどよく考えたらドンピシャなタイトルだった。
わかりやすい、あったまる!
気が短くて攻撃的な有能シェフと記憶力と味覚に優れ気難しくのんびり屋のアスペルガー症候群の青年が料理作りを通じて心を通わせる物語。テーマも内容も、わかりやすいっちゃわかりやすいけど、妙に心があったまる。
指導役が料理を教える一方、教わる側が肩肘張って生きている指導役に人間らしさを目覚めさせるとでも言うのだろうか。
もっと料理を!w
はじめは噛み合わない二人が「お互いに」理解し、成長していく過程は見ててホッコリする
三ツ星シェフとしての人物深掘りが浅かったり一番の葛藤のしどころがサラッとしてたのは尺が短い中で描ききれなかったってことにしとこう
ただ!料理の描写が少ないのは如何なものか!w
もっとトスカーナ料理をバンバン作って「ああこれ美味そう…食べたい…」ってのを見せて欲しかった!
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