「クリント・イーストウッドを褒めただけで機嫌が悪くなる・・・」劇場 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
クリント・イーストウッドを褒めただけで機嫌が悪くなる・・・
あーわかる!その気持ち。自分がミュージシャンになる夢を持っていた学生時代を思い出してしまった。あまりにも似ていたので感情移入もしやすかったけど、現実を見つめたり、演劇に見切りをつけたりする決意がないのはダメダメ。
だらだらと同棲生活を続けると、どうしても甘えが出てきてしまう。また、それを許してしまう沙希の存在。「永くん、すごい」と思っていても、それを言葉には出来ないし、間接的に伝わってしまうのなら、もっと協力してもいいのかも・・・とまで感じてしまった。結局は甘い生活があったから言えないんだよね。感じたことと表現することが違う、ある意味女優向きな性格の沙希だからこそ。
途中までは、あるあるの連続だったから自分の過去をも懐かしむことが出来ました。しかし、ストーリー全体的には抑揚もなく、訴えてくるものもない。せめて沙希が学校を卒業する辺りで大きな変化がある方が面白い。そんな中でも、久しぶりに会った元劇団員・青山(伊藤沙莉)が言う「あー、そっちか」の辺りで気づいても良かった。そのままじゃ完全にヒモ男の物語になっちゃうもんなぁ。
松岡茉優の演技は絶品だったと思うし、山崎賢人もなかなか良かった。最近、伊藤沙莉が気になってしょうがない。
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こころさんのコメント
2022年2月14日
kossyさん
映画「ちょっと思い出しただけ」、お近くで上映の際に是非ご覧下さい。
伊藤沙莉さん推しのkossyさん、感涙必至かも。言葉のチョイスが絶妙で、伊藤沙莉さんの魅力が炸裂、といっても過言ではない、切なくも素敵な作品でした。