「永田クズ過ぎ」劇場 きのこさんの映画レビュー(感想・評価)
永田クズ過ぎ
普段は映画館で観た作品しかレビューしないのですが新型コロナの影響で劇場公開と配信が同時に行われたのでちょっと罪悪感を感じながらアマプラで観ました。
演出家気取りの若者とその恋人のおはなし
物語は主人公永田の主観で淡々と進みますが
観ていて非常にストレスがたまりました
なぜなら永田がクズすぎたから…
気持ちはわからなくもない
自分には才能がない。他人にもそう思われていると思ってる。でも認めたくない。お前らとは違うと虚勢を張る。そして自分を認めてくれる笑顔に惹かれるがその笑顔さえも自分を理解していないと疎ましく思えてくる。
永田はとてつもないクズだ!!
だけれど観ていて気持ちを理解できてしまう自分がショックで1日10分くらいしか観られなかった
何が一番イヤかというと最後のお芝居だ
自分でめちゃくちゃにしておいて夢を語る
独りよがりなお芝居な気がする
一応客席は埋まっている
事情を知っている人は泣くのだと思う
だけれど〝まだ死んでないよ〟の芝居で見られたようなスタンディングオベーションはなかった
客席を埋めたのはすごいと思うけど本当に永田に才能があるのかよくわからなかった
最後のお芝居は何を意味するのか?
永田は変わったか?…
大事なものを失い、悲しみ、反省もするだろう。でも永田は何も変わってないと思う。元に戻ればまた同じことを繰り返すだろう
本物のクズ!病気なんだと思う…
そう思わずにいられないほどに山崎賢人(永田)はすごかった。観ていて非常にストレスだった(褒めてます)
さきちゃんが幸せになっていてくれたら嬉しいなぁ
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