ミッドサマーのレビュー・感想・評価
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壮大な失恋劇
前半の薄暗い,話す人の顔さえ見えないダークな画面から,一転して白々と明るいスウェーデンの村へ。画面がハレーションを起こしたような白さで目を細めてしまった。
何と言おうか,見てはいけないものを見た感じ。
かつては日本にもあったはずの,姥捨て(親殺し)・子殺し・近親婚・よその血を入れるということ・等々。そんなものが何のためらいもなく,いやむしろ白々と朗らかに目の前で繰り広げられる。そんな馬鹿なと言ってももう遅い。二度と生きては帰れない。
ダニーの最後の選択も,予想はできたけど,怖すぎる。R15なのかR18じゃないのという声もあるけど,全てがフツーに目の前で,まさに日常のことのように行われるので,あっけにとられます。
私は鑑賞後,気分が悪くなりました。そのことはお伝えしたいと思います。
個人的には高評価だが、人にオススメはしない。
初日1回目に映画館で観たが、客席がビッシリ埋まるほどの人気ぶり。
海外では昨年の夏に公開された映画で、日本の公開が遅かったのが惜しい。
破局寸前の彼氏が友人達と計画していた旅行に、主人公の女性が参加するストーリー。
「スウェーデンは美女が多そうだし、可愛い娘と仲良くなって・・・ムフフフ(笑)」
そんなお気楽な大学生の彼らを待っていたのが、カルト村での恐怖の祝祭!
ここから先はジワジワと攻める、キチガイっぷりがとんでもない内容。
映画鑑賞後にあちこちで見られるレビューを沢山読んだが、中には
「グロさは大した事ない」「ホラーが苦手な人でも楽しめる」などと
調子のいい嘘を言って、お客を誘導するレビューが少しあったので、要注意。
実際はグロ過ぎる場面や、ショッキングな怖い場面が多く出てくるので、
ホラーや怖い映画が苦手な人は、無理をしてまで観ない方が良いでしょう。
観た後も数日間、イヤ~な場面が脳内リピートして鬱になる人もいるはず。
自分はその辺大丈夫だけど、そうでない人も少なくないと思うので。
細かい描写が緻密に作られていて、個人的には傑作で高評価だけれども
内容がアレなだけに、人にオススメしたくなるような映画では無い。
気持ち悪いとか不快になったとか、そんな低評価レビューを書いている人の
気持ちも、良く分かります。
この映画、伏線になるようなセリフや映像が各所に散りばめられていて
そこも興味深い所であったが、時系列がおかしく感じる箇所もあった。
場面を端折ったのか、いつどこでこうなったのか、分かりにくい部分も有り。
後で調べると、元々はもっと長い時間だったのをかなり短く編集したらしい。
カットされた重要な場面も多くありそうだ。
ゆくゆくはロングバージョンの完全版も、出来たら観てみたい。
長すぎる。。
感想としては、内容云々より無駄に長すぎて、イライラした。
前作へレディテリーを家で見て、まぁ良いかな?と今作期待し過ぎたのもあり、かなり残念。
ストーリー以上に、このシーンは絵的に撮りたかったんだろなてのが多すぎ。監督が自慰行為に走ってる感じも否めない。
勿論悪くないシーンもあり、悪魔の生贄の影響も要所に感じた。しかし、ダラダラした長さが、それらも全てぶち壊し。
この内容なら90分位に纏めて欲しかったし、140分流すんなら、展開をもう少し考えて欲しかった。緊張感に欠けてしまう映画でした。
道徳観の絶対性
"現代の"人が何に嫌悪感や、不快感を抱くかとことん突き詰めた感じのシナリオと美術、音。
しかも伏線が散りばめられてるタイプの映画なんで、それらを注意深くみてないといけないっていう性格の悪さ…
ラストまでみてハッとするのは、この狂気と思ってた村が、ある人にとっては救いだったり、村民にとっては割と"理に"かなってる行為だってこと。
現代の道徳観が実は絶対的なものじゃないかも、と思ってしまったら、ようこそアリアスター教へ。
まさかのフィジィカル戦!?
家族を失い悲壮感にくれる主人公が、彼氏とその仲間とスウェーデンのある村の祝祭に参加し、そこで巻き起こる出来事の物語。
ヘレディタリーがすごい好きだったので、本作も期待!
結論から言えば、怖さというよりは見ててとても気分が悪くなる作品(誉め言葉)。
村人の明るくオカルティックな雰囲気は独特の不気味さがあったし、何だかんだやっぱり死ぬ間際にはあなたたちも嫌になるんですね。
前半は何というか、祝祭や村人の描写がしつこいくらい続いたのでダレたけど、ある人物が立ちションしてからの展開は爽快なまでの不快感!しっかり堪能させてもらいました。
個人的に色々回収できていない伏線があったような気がするけど・・・。
結局家族が死んだのは直接は無関係?
昼が長いことを何故そんなにマズイと嘆く?
等々、よくわからないことがまた不気味だったり。。
とにかく、怖いというよりは不気味で気分の悪くなる映画だった。
ただ、ある儀式について、「話してなかったの!?」って言うくらいなので、何だかんだ自分達がやっていることは普通じゃないって意識はあるだなと・・・。そこは振り切ってくれてたほうがより怖いかと。。
あと、どうでも良いけど、夜に普通に寝るのより昼寝の方が幸せな自分としては、ほぼずっと明るい環境がちょっとうらやましかった(笑)絶対に行きたくはないが。
また女王を決める儀式(競争)がまさかのフィジィカルバトルなのはちょっと面白かった(笑)まぁあれも出来レースなのかもだけど。
間違ってたくさんの人が観にいくといい。
なぜか都内のTOHOシネマズが軒並み満席に。どうしてA24のカルト、カルチャー、おしゃれホラーがこんなことに、と戸惑いは隠せない。『ウィッチ』でも『ヘレデタリー』でも『イットフォロウズ』でもなくよりによってこれ、の強さは紛れもなく日本人の大好きな「おしゃれ北欧」との掛け算にしか思えない。だって、『サスペリア』のアート風リメイクはパーっとせず、この『2000人の狂人』や『ウィッカーマン』をまさかのおしゃれアート映画に変貌させて、しかも、ヒットしてるというのは目の付け所と売りどころが素晴らしいのだと思う。
監督も『ヘレデタリー』というものがあったからこその自由気ままに単純明快に詰め込んだ感がある。もちろんホラーではない。アートである。多分にふざけているはずだ。観光映画と言ってもいい。眺めていればいい。
カルトか?
自分はカルト宗教を題材にした映画本とか好きなので本作みました
結論期待していた洗脳とかはありません。狂人もいない。なるほど共同体だったんかい!
終始不気味ではありましたが絵が綺麗すぎるのか全く怖くなかったです
最初のアメリカでのシーンの方が微妙な関係における気まずさとか出ててよかったなあ、あと映り込みが面白いし呼吸の描写も気持ち悪かった
あとバーン!ドーン!みたいな映画じゃなくて親切設計
期待値上げすぎた
話題になってるので怖いもの見たさで見に行きました。
前評判が良かったので期待しすぎたかなぁ
個人的には、あまりグロくもないし怖くもないしこういう文化の土地があるんだなあって感じで「世界ふしぎ発見」を見ているような客観的な気持ちで見てしまい、登場人物に共感も何も出来なかった。見てて何も衝撃はなかった。
最悪でした。時間の無駄です。
最初だけはなんとか耐えられたが、集落に着いてからは全てが不快で見るのが辛い。
前作のスリラー要素もまるで無し。
まるでカルト教団の宣伝ビデオのよう。
絶対他人にはオススメしないです。
高評価が信じられない。
人々から凝視されていることに気づいた時の恐怖
白夜のスウェーデンで行われているという90年に一度の祝祭が舞台のホラー。
民俗学を研究する恋人の付き添いで行ったはずが、いつの間にか主役として参加することになる描写は、ホラーというよりカフカ的な不条理さがありクラクラさせられます。
「古来からの風習で人間を選び焼き殺す儀式に巻き込まれる話」と言ったら映画ウィッカーマンを思い出すね。
多幸感と爽快感
トラウマ必須との前評判に警戒しながら見に行きましたが、見終わった後に感じたのは不思議な爽快感と多幸感。思わず顔がほころんでいました。なにこれ怖い。
家族を失い唯一頼れるのが破局寸前の彼氏だけ。彼氏の友達にも嫌われ、気まずい空気が常に流れる序盤の描写が一番きつかった。リアルすぎる。
舞台となるホルガ村は鬱々とした序盤とは一転、青空と草原が広がる爽やかな夏の風景。
そこでダニーたち客人は異文化交流をするわけですが、内容は割愛。多少のグロはありますが、個人的には身構えていたけどそこまでグロシーン多くなかったなという印象です。
グロに関してはSAWやホステルが見れる人は余裕だと思いますよ。
伏線が割とわかりやすく張られているので、「これってさっき見たアレのことでは?」「今映ったのってまさか…?」と自分で見つけて推理して勝手に不安になりました。
美しい色彩に、可愛い衣装。料理は伏線のせいで美味しそうに見えないのが残念(笑)
お祭りも後半になると、薬でラリってる人のように見てるこちらもふわふわした心地に。
絶望から始まり更なる衝撃と絶望を経て、新たな絆と居場所を得て再生するお話でした。
確かにこれはホラー映画じゃなかった。監督の言う通り「失恋映画」でした。
皆様の感想を見ると、私はグッドトリップ派なんでしょうね。癖になる多幸感と爽快感をもう一度味わいたくて、また見に行く気予定です。
言葉が出ない
深い考慮とか
内容どうだとか
私には無理かな
説明できない
冒頭オープニング20分くらい(時間はおよそ)
辛い出来事があり
祝祭に向かうまで
映像が陰と陽みたいな感じで
魅せ方うまいなと
中盤以降エログロ耐性ないと
つらいかも
私にはなぜか笑えた
監督がホラーではないと言っていた
ブラックコメディという人もいた
私にはちょっとグロエロの
後者に感じた
深い考慮、意味とかあるんだろうけども
私には深すぎる
とりあえず二度と見ることはない作品
決して否定しているわけではない
がもう一度みたい作品ではなかった
評価もわかれるんだろうな
パンフレット売り切れでよかった
パンフレットみて考慮とか
絶対したくない
否定はしてない
人を選ぶ作品なんだとおもう
いやーなんとも言えない😓
最初は宗教じみていて不気味‼️ラストはなんかなんとも言えない空気で終わる
生きている心地がしないしホラーでもなんでもない
ただの胸糞映画だ😨胸糞映画と言ってもただただ嫌な気持ちさせる方の胸糞である😰重っかった!
美しく、グロく、ちょっぴりエロい逸品
大好きな「ヘレディタリー 継承」に続くアリ・アスター監督の第2作。期待しまくりの観賞。
両親と妹を失ったダニーは、傷心の中、同じ大学の彼氏や彼の友人たちとスウェーデンの奥地の村を訪れ、「90年に一度の祝祭」に参加した。
太陽が沈むことがない村。美しい花が咲き誇り、白い衣装を身にまとった住人たちが歌い舞い踊る。まるで楽園だ。
しかし何かおかしい。不穏な空気にぞくぞくする。そして、それが快感でもあり。
結構残酷な展開だが不思議に嫌悪感はなかった。ありえない世界観、そして逃れたくても逃れられない『何か』を納得させる手腕は流石アスター監督。
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