ミッドサマーのレビュー・感想・評価
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夢なら…さめて
カルトのようなの世界
踏み入れてはならない世界
お花をまとって白い服をきて踊っている
まるでおとぎ話の中に入った気分
そこは…びっくりする世界だった
文化と言いながら
次から次えと恐ろしいことが起きる
…最後はショックな結末が待っていた
途中
逃げようと試みるが
言葉巧みに説得されてしまう
そこに招待した男は
彼女を初めから狙っていた
所々彼女をアプローチするところも
弱いところに入り込む
知らないと…怖い
映画の作りとしては凝って作られている
(音楽を含めて)
観ていて常に拒否反応していて
いろんな感情が沸き起こる
その意味では楽しんでいるのか
いや嫌、楽しんではいない
…気分は悪い
ここでは集団行動の恐ろしさ
そして思想(文化)が
人間を人としてみていない
ところが怖い
期待した割には
ずっと興味があった作品
雰囲気は明るく、徐々に追い詰められていく展開が合わなかった
村の風習が独特過ぎてコントに見えてしまった
結構グロいけど正直そこまで怖さを感じなかった
よく分からない→もっと分からない
友達が誘ったイベントがディープ過ぎるってのは、我々の日常でもあるあるでしょうし、テーマとしては良かったのかと思います。特に民族や宗教の問題は興味が湧きます。
一応ジャンルとしてはホラーなんですが、怖さよりも異様さに気持ちを持っていかれます。少なくとも、今までどの映画でもできなかった感覚を体験させてくれます。
しかし、物語の作りが大問題で、ほとんど楽しめませんでした。
よく理解できないことが、様々なキッカケから何となく分かって、でも謎が残って…、という庵野作品や新海作品(すみません、アニメばっか観るんで…)のような味わいであれば楽しめるんですが。
本作は「よく分からない」→「もっと分からない」で終わってしまいました。
あと、あの空気感の中でよく平気で立ちションするな。
祝祭が始まる
家族を心中により亡くしたダニー、
恋人のクリスチャンと共に、友人の故郷で催される夏至祭へと招待される。
彼らを招待したペレはまるでハーメルンの笛吹。
招待されたコミューンでは、人生を季節に準えるという。
18年周期で春から冬へ、四季の終わりは人生の終わりと冗談めいて説明を受ける。
72歳を迎えると崖から飛び降りる。
曰く命を新たな世代に与えると。
外から招かれた客たち、慣習を荒らすことがなければ歓迎される。
若い女性が集められ、最後の1人になるまで踊り続ける。
ダニーはこの催事により女王へ選ばれた。
外から迎え入れた4人と内側の4人、そして女王の選んだ1人が生贄となり催事は幕を閉じる。
ダニーは自分を裏切ったクリスチャンを生贄に選ぶ。これは監督の用意した「カタルシス」だとか。
笑顔と善意による同調圧力。
蔓延するドラッグと単調な繰り返しによる催しに正常な判断力を失う。真に精神的共同体となっているのではなく、各々が習慣に則って共感を試みて、流され続けている。当人たちには神秘でも側から見ればカルト。
閉じた系で常識は疑いがたく、長く続くものは排他的になり得る。
不自然に動く植物や、うねる背景などの描写が印象的。
コミューンという文化的閉鎖空間で平衡感覚や自我が揺さぶられていく様を表しているよう。
テンポの悪さがすべて台無しに
カットごとは丁寧で美術もよくホラーらしい
嫌悪感ある表現や怖さはしっかりありますが
とにかく合間合間が長くて細かな良さを全て
消し去っていました
他の方でテーマや解説で色々と考えて作られて
いる作品だと思いますが
ホラーエンタメとしては全く面白くありません
飛ばして怖そうな所だけ見る事をおすすめします
同監督作品のヘレディタリーでも同じ感想を持ちました。演出、編集が単純に合わないんだと思います。
アリ・アスター監督の長編第二作、最低二回は観る価値があるのでは?
喜怒哀楽の感情は脳内で起こるが、それを徹底的に解析し、インパクトある映像に再現する才能において、アリ・アスター監督の右に出るものはいない。
肉親喪失の失意の時期に寄り添ってくれなかった元恋人という監督の実体験、その感情から映画は生まれたのでは?と考えた。
緻密なセリフやプロットの積み重ねと、それを支える独自の舞台設定、さらに技術よりも本能で演じることができるキャスト(フローレンス・ビュー)が加わり、すべてが異常なレベルとなった作品である。
アリ・アスター作品の主役クラスは、出演後にメンタル・ケアが必要なほど、究極の感情表現に追い込まれていそうだが、ダニエル役のビューは違っていたようだ。
劇中、狂気一歩手前の世界でもがくダニエルは、最終的に狂気の世界(ある意味、解放と充足と復讐の境地)まで行く。家族を突然失ったという喪失感から、新たな家族を手に入れ、立ち直れたのである。
しかし、このシーンでのビュー自身のコメントは「ドラッグによって混乱している」という的外れなもので、これぞ本能で演じることのできる役者なのではと思う。
確かにドラッグ始まりで、ダニエルたちは陽光と狂気の異世界に迷い込むが、そのスウェーデンのホルガ村は、60年代のヒッピーたちによるカルト共同体のようなイメージもある。
ひらひら衣装と真ん中分けロング・ヘア、それに花飾りとドラッグとフリー・セックスは、そうした時代につながる。なによりもラブ&ピースな感情やトリップの共有体験は、いかにもヒッピー共同体的な発想である。
アメリカ最強の価値観を信じながらもどこかで疑っている全米の観客に、60年代とカルトのネタで揺さぶりをかけ、脳内に自身の強い感情を植えつけることができたアリ・アスター監督の快心の意欲作である。
で、この作品が好きだと公言しているアリアナ・グランデは、あの「女王のための花のガウン」を手に入れることはできたのか?
映画の評価はその人の知識・経験・その時の精神状態で大きく左右される。残念だけどしょうがない。
高齢者を崖から突き落とし殺す。
強制的に性交し妊娠を望む女達。
花に溢れた美しい村で行われる、
エグいしきたりの数々。
これは制作国スウェーデンが、
高齢者を切り捨てる医療をしてること、少子化を食い止めた「サムボ(男女が登録住所を同じくした共同生活≠結婚)に対する問題提起・批判をメタホラー的に描いているのである。
不快だ。
グロい。と言われるが、
スエーデンはこれを国策としてやってるのです。笑
という、ブラックコメディ的な側面もある。
良作。
確かに怖い
ただのグロ映画
私はこの作品はなーんか不気味なカルト宗教の話だと思っていました。
しかし実際見てみると、ただ客観的に観るとグロい、信者たちは神聖な儀式としての映像が続いていました。
どの宗教でも周りから見たら異常でも、信者たちからしたら普通なのはあると思います。
この作品はそんな周りと中心の乖離を描いた作品のように感じました。
最終的には、ペレ作戦大成功じゃん!?よかったね!?と思わないと、あまりに騙された4人の学生たちが悲しく描かれていて、、、
最後の方にかけてカオスになっていくが、もう薬飲まされてラリって、自分でもよくわからないまま物事が進んでいく。
振り返れば、最初からダニーに対してみんなだるがっていたのに、ペレだけ優しくしていたのも怖いですね。
TRICKの笑えない版?
人里離れた村の特異な風習に巻き込まれた都会人。1人また1人と消えていく…これで貧乳ネタが出てきたらTrickと同じ系統と思ったがもちろんテイストは全然違う。
ヘレディタリーでは何気ない景色の中に変なのが映ってたりして気が抜けない怖さがあったが、こちらにはそういうのはなくグロ一色という感じ。正直前作ほどのインパクトは無かった。かつての美少年の登場のさせ方も「どんなに美しい存在もある周期を経ると朽ちて無理やり滅びる」という村の掟を象徴しているのかと深読みしたが、そうだとしても別の映画を利用するのは掟破りでしょう。単なる話題作りとしか思えない。
ただストーリーの胸糞感と反比例するような画像の美しさには素直に感動した。有機ELTV向け。
公開するには嗜好が猟奇的すぎです
怖いというよりも狂気に愕然とするという感じ
内容がやばすぎて、気がおかしくなりそうな映画
生贄や人身御供という文化がかつてはあったという知識があるので、完全なフィクションでありながらもリアリティを失わないところが恐怖感の演出に一役買っていることだろう。人喰い族とレベル感的には同じ。
藤子・F・不二雄が短編で描いたミノタウロスの皿、にも通じる文化的な相違という観点でも捉えられるし、
単純な猟奇ホラーとしても見れる。
個人的には単なる猟奇ホラーな映画として捉えている。
要は、単なる殺人でしかない。
こういう話は、ホラーやミステリー小説でも度々描かれていて、よく見る内容でもあるのだけど、描き方や映像を通して見ると、また異なる迫力がある。
映画として全く好きにはなれないけどね。
美しい映像と狂気の人間(グロ耐性必須)
ゲーム「エルデンリング」が一部参考にしているということで鑑賞
美しい北欧の映像が本当に素晴らしかったです
その対比の様にグロテスクなシーンを容赦なく映像化していました
グロ耐性がない方は絶対に見ない方が良いと思います
ホラーというよりはカルトや異常な集落をテーマにしているので好みが分かれそうです
依存性が強い主人公の女の子がカルトにハマっていく様は何とも言いがたかったですね
それにしても全体的なクオリティが非常に高いです
このアリ・アスター監督とラ・ラ・ランドのデイミアン・チャゼル監督は30代です
例え才能があったとしても一朝一夕で作れない映画を、その若さでこのクオリティを叩き出しているので、正直に勇気と焦燥を感じてしまいます。
圧巻です。
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