ミッドサマーのレビュー・感想・評価
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100%クソ映画
予告編見て気になってたので、事前に見る人選ぶかもという情報は得た上で、ホラーのようなサスペンスのような映画なのかなと思って鑑賞。見終わって、堪らずに他の人のレビューをチェックして自分だけじゃなかった良かったと安心しました。
ストーリーも一応流れはあるけれど、やたら長くて早く終わってくれって上映中ずっと願ってました。家族一気に亡くしてボロボロメンタル状態な時に、関係がうまくいってない彼氏が友達と旅行に行くの隠してたの発覚して、しれっと一緒に行けるメンタルってどんな状態か分からないけど。
自分のような凡人には制作陣の「どうです?不気味でサイコでなんやかんやでこんな描写に結末なんて素敵でしょ?」感を前面に押し出されたような感じで非常にイラッとしました。
上映中ずっと不快だったのは音楽のボリュームが半端ない大きさだったこと。冒頭の電話の音からBGMと思ったら実は村人が演奏してましたな音まで全部耳が辛かった。編集の時に音楽やらの担当者がボリュームの調整間違えたのかな。会話の音量は普通なのでわざわざ大きくしてるのは分かるのですが、音楽のボリューム本当にうるさかった。
なんやかんやで仲間達が死んでいってそろそろ終わってくれるはず!と期待してみてたら、彼氏が薬入りジュース飲んで陰毛食べさせられた生娘村娘with村の女性達と花に囲まれて性行為をするシーンがあって、唐突なモザイクと喘ぎ声を増幅させた歌声で???何を見させられてるんだろう状態。オシャレ感?不気味感?もうモザイクしか目に残らない。話的にもカット出来ないし更に歌声入っちゃってるからカット出来ず苦肉の策でモザイク?
予告編で見たドアの向こうを見ちゃうシーンの向こう側って彼氏の浮気現場かっ!彼氏が裸で走り回るモザイクがスクリーンから浮きすぎててモザイクから目が離せなかった。あれは日本だけ配慮してモザイクなのか?
精神的に不安定そうな主人公は耐えきれず、とんでもない勢いで打ちひしがれて泣いてるのに合わせて増幅させた歌声で一緒に歌う村の女子たち。ここは笑ったら不謹慎なところですか?
最後は村に一緒に来た友人(既に死体)も彼氏(熊の中で虫の息)も一緒にお焚き上げ、それを見て笑う主人公。ほらこんな結末不気味でしょ!という制作陣の渾身のラストシーン。ずっと前から置いてきぼりだったから、スタッフロールに花が生えてたけど、湧き上がってくる時間(上映時間長すぎる)とお金を無駄にしてしまった後悔にさいなまれてそれどころじゃなない。もう何を伝えたかったのか分からなさすぎて、終わってから後ろ向きで花を摘みたくなった。
映画ってちゃんとジャンル分けができることって大切なんだと思いました。ホラーでもないし、グロでもないし、何を求めて見るかって大事。映画館にわざわざ見に行くと耳が壊れそうになるおまけ付きだし。この映画好きって言う人は、「大衆には理解できないだろう物を理解できちゃう自分すごくない?」とか「私は!監督の伝えたかったこと分かるわぁ」みたいな自分大好きな感情が見える気すらします。これは余計なお世話ですけど。
制作陣の自己満足映画としか言えない。自分の読解力が足りないせいで分からないのかと思ってネットで調べてたら、公式によるネタバレ解説があって絶句。映画の中で伝わってない、観客が理解出来てないだろうことを映画外で解説してるって…それって映画の中で伝えきれてないって分かってやってますよね。ずっと置いてきぼりだった自分が、思惑通りにわざわざ調べて公式の方々によるありがたーい解説も見て、それで理解した上での感想です。
100%クソ映画!!
祝祭が始まる
ボーイフレンドの仲間達との旅行に同伴したダニーはスウェーデンの田舎町で夏至祭に参加することになり…。
価値観の違いによる恐怖が嫌と言うほど描かれているホラー映画で、シュールで笑っちゃいそうな怖さと心から吐き気のする気持ち悪さの両方を感じれる良い意味で嫌な作品。
人の口ほどあてにならぬものはないんだが・・・
ホラー映画なのか?
どこかでドキッツさせてくれてもいいんじゃないのか。
率直すぎる感想だった。
秋風がどこかで吹いてきて春を飛び越して、夏さえも置き去りにしてしまったような気分に襲われた。70年代のコミュンのような風情で、カルト集団にしては猫の頭で考えたような社会で、ここで暮らすことの意味など見出せないだろうに。
色彩、セリフ、音楽どれをとっても感嘆符はつけられない映画だった。
興味深くはある。
家族や共同体についての映画でもあるわけで、観ながらアーミッシュの人々や、かつての日本の農村での暮らしなどに思いを馳せていました。
儀式ばかりでなく、共同での作業や日常の歓びが描写されてると、共同体としての現実味が出ると思うんだけどホラー映画だから仕方ないかな。
正直言うと延々、冠婚葬祭というか儀式が続くのでスピード感がなく、また爽快感が得られないので、ちょっと観ていてイラつきました。
最悪、すべてが最悪、
つまらなくはない、と言いたいところだが、儀式が始まるまではタラタラしててつまんなかったな。
そこからも淡々と進んでいくので、それが恐怖と感じない人にはただただ退屈な時間だし、それを耐えても最悪なことしか待ってないし、どんな気持ちで見ればいいのかわからない。
考えうる限り最悪な出来事が全部起こる。
観る人を選ぶ
タイトルのまんま、一言で言うと観る人を選ぶ作品です。
誰かと観に行こうとしている方、覚悟してください。
ヘレディタリー継承もそうでしたけど、観終わった後、微妙な空気が流れます。エロもグロも耐性がある方が良いかと。
画面の不安定感もあるので、できれば体調が万全な時に(笑)
晴れた日の昼間に観ると、映画館の外に出てからも余韻を感じられます。
不快指数最高レベル、画面は明るいですがとにかくお尻がモゾモゾしてしまうようなシーンが続きます。
不協和音と無音のバランスが絶妙で、またところどころスウェーデン語で何を話しているか分からないところが登場人物と同じ立場で不安になります。
言葉が分からなくても、笑顔で飲み物を差し出されたらつい手に取ってしまいますよね、何が入っているか分からなくても。
郷に入っては郷に従えとは良く言ったもので、明るく楽しそうな祭りに招かれたら、自分で考えることを放棄して身を委ねてしまうんだろうなと思ってしまいました。
でも、監督が言うとおり、私はホラーではなくてハッピーエンドのストーリーだと感じました。ハッピーエンドの裏には何があるのか、まざまざと見せつけられた思い。
元々はかなりの長尺だったそうなので、回収されない伏線もチラホラ。
いつか完全版を観る機会があったら、観てみたいなと思います。
もちろん、心身ともに元気な時に。
フラワー・インフェルノ
女子好みの要素をみっちり詰め込んで語られるファンシーグロムービー。
馬鹿で下品で勝手過ぎる男どもの末路
デブで取り柄がなくてメンヘラだけど「あなた」が
お姫様!
画面を埋め尽くす花、プーさん、股間を隠して右往左往する元カレ!
これが最初の<偏執狂>アリアスター作品なら充分満足できる。
次作、さらに完成度の高さを見せて欲しい。
蓼食う虫も好き好き。
グロとエロをふんだんに使ってひたらすらに気味の悪さだけを押し付けてくる。
それでいて納得のいく終わりでもないし、謎が多く鑑賞後にわざわざ調べなきゃいけない。
正直このタイプの映画は嫌悪する。
思い出したかのようにモザイク使うのやめろや。
めっちゃ時間の無駄使い。
好きな人は好きなんでしょうね。
お花はキレイだった🌺
いやぁぁぁ、なんて後味悪いんだ。朝から観る映画じゃないな。いや、夜に観てても眠れないかもしれないな。
目を覆うようなシーンとかちょくちょくグロいし、ある儀式では笑うところじゃないんだけどなんか笑けてくるし。でも、ない話じゃないのかもとさえ思えてくるから不思議。
とにかくずっと不気味。唯一の救いは、80%自然の中でお花がたくさんでキレイってことかな🌺🌼💠🌻🌷🏵️
RPGツクールで作った様な薄い村!!
設定が作り込んでありそうで期待しましたが、勿体ぶった作風で微妙でした。ロケーション、村人共にRPGツクールで作ったような感じで、大勢に共感?して泣いてもらえても、まるで虫か何かの集合体を相手にしているみたいで、薄っぺらく感じました。ショッキングなシーンも期待したようなものはなく、ほのめかしばかりで、どう殺されたかは想像して下さいばかりで肩透かしでした。エッチな儀式シーンは、天皇が若い巫女二人と一晩中3Pして稲に精子をかけるというカルト儀式、27億円かけた先日の「大嘗祭」が頭をよぎりました。マークがヤリ目キャラだったので、そこはマークじゃないと話が締まらないと思いました。(松坂桃李だと「うおおおお!!」と使命感に燃えて、滞りなく儀式は済んだのだろうなとも思いました。)長い割に村とアメリカどちらの暮らしが真の人間らしいのかというテーマでもなく、村と村人が薄く祭りや儀式の高揚感に入り込む事もできないので残念でした。ホルガ村より、出だしの電話のベルと主人公の泣き声が怖かったです。気に入った人はディレクターズカット(170分)も観て考察してね、という感じですが、半年遅れの劇場公開で制限版を観せられたのかよと、そこまで付き合う気にはなりませんでした。古いですが、「楢山節考」(1983)の方が生命の循環を上手く表していました。
ジャンル分けが難しい
これは、友達といくと、ちょっと気まずい映画。
ホラーでもないし、スプラッタでもない。変な村でバカンス、もう帰りたくなーい、という気分。(テンポがゆったりなのも空気にどっぷり浸るためか?)
見たあと、さっぱりすっきりするけど、それは人によると思うので、ハマる人はハマる、いやな人は途中で帰りたくなるだろうなあ。1人で気兼ねなく見たい映画。
不穏さと間抜けさが同居する、白昼のカルト追体験ムービー
不穏さと間抜けさが同居する、あからさまな白昼が続く夏至祭。拷問やカジノの空間のような、時間の感覚を失わせる空間プラス幻覚剤のドラッギーな祝祭。俗世のディスコミュニケーションで孤立した主人公が、共感に満ちた閉鎖的なコミュニティに取り込まれていく、カルト追体験ムービー。
これはギャグなのか??
ヘレディタリーで鑑賞した人間をどん底の気持ちに突き落としたアリアスター監督。明るいイメージから予想されるいやーな感じ。でも、なんだかコメディ。
笑っていいとこなのかな?ってちょいちょいあるシーン。
BGMからして不快な感じでちょっと面白かったのはBGMかと思ったらお前らが演奏してたんかい!
あと、モザイク、今更??笑
全裸で逃走するクリスチャン、いまさら股間を隠されても、、笑
と、色々なんだかクスリとするシーンもあるが、グロシーンもわりとある。
なんだか気に食わないのは押し付けられた価値観や村のルール。
ようはホステルみたいに騙してハメているようで嘘や薬物で自分達の思想をおしつけるのはなんだか嫌な気持ちだった。
あんな現場みて主人公の女はそりゃラストはニヤリとするだろうが、結局精神の弱い女の子はあっさり洗脳されて取り込まれますわ。
最後にガツンと反撃があればスカッとしたんだけどそれもなくどんよりとしたラスト、胸糞悪いなー
これが監督の狙いなんだろうけどきっちりハマりましたわ。
余談ですがjk2人見に来てたけど、ドン引きしてましたね。そりゃそうか笑
ちょっと怖そうだな〜なんて軽い気持ちでカップルが見に来たら気まずいこと間違いなし。
余韻の長い作品。観るものが試されている。
まず最初に。この映画はホラーではない。主人公ダニーの物語だ。そのスエーデンのある村の白夜の90年に一度の祭りに出会うダニーの失恋や人生のいろいろなことの、悲しみが描がかれていて深い。恐怖心とは
怖さとはいろいろで人によりけり。
ブラックコメディともとれて笑える部分もたくさんある。観る人は選ぶかも知れないけれど、間違いなく言えるのは、この先の時代に残り、語り続けられる作品ではないかと思います。
そして何より映画とは余韻。終わったあと話しをしたくなったり何かいろいろ考える映画はやはり良作なのではないかと思いました。観る側の理想や想像に収まらないからこその良作です。新しい事へのリスクは常につきもの。映画を観る側が試されているのかもしれないです。
なにが気色悪いのかよくわからない
なんかもう一捻り欲しいなと思ってしまう作品だった。
カルト系のホラーと聞いて、なかなか残忍で非人道的なものだろうとあらかじめ予想はしていたが、そこまでなにも感じなかった。
それとどこに不安要素があるのか全くわからなかった。全てが伏線と言っていたので注意深く考えて見ていたが、鑑賞後確認したところ自分の考えていたものと似ていてあまり驚きなどは感じなかった。
レビューでの高評価、綺麗なポスターとカルト系のホラーという点で期待値が爆上がりしていたのですが想像と少し違ったので残念でした。
北欧に人知れず存在する真っ白な地獄、足を踏み入れてしまった主人公ダニーの喜びから絶望まで全てを味わうことが出来る、最高のトリップ映画
中毒性のあるものを薬だと表現することはよくあるが、この映画はそれらとはまた違う文字通りの「薬物」という感じ。
まず本作のイントロだが、一面に雪が広がる森のカットを背景に歌の聞こえてくるシーンから始まる。見ているこちらまで肌寒く、孤独を感じるこのイントロが本当に美しい…
視覚的にアートを楽しみたいならこの映画を選ぶのは正解だと思う。スタッフが一から作り上げた村のオブジェや建築造形、村の人々の白い衣装と幻想的な風景、そして中盤から白い景色の中で鮮やかに映える血の赤も含めて、終始どこを切り取っても美しかったのが本当に良かった。
(本作はR15指定ということもありスプラッタ描写に関しては相当なものがあった……が、生きている人を痛めつける描写ではなく死体が生々しく映っている描写の方が多かったので、個人的にはそこも不快感が少なかった。)
それからこの映画で面白いのが、主人公の感情を視覚と聴覚でそのまま味わえることだ。深い孤独を感じた時には周りの音は遠くなり視界もフォーカスされる、酷く泣き叫んだ後は場面が飛んで、気づいたら時間が経っている。怪しげなハーブの飲み物を飲んだ後には、あえて画面を歪ませている場面も多くある。全体を通してまるで主人公と一緒にトリップしたような感覚になることがまさに「薬物」な映画だった。
私個人としては、観るのに体力こそ使えど快感はそこまで感じなかったのでリピートはしないかなという感じ。ただ美術面や演出面などが刺さったし、いい映画だったと思う……劇中カットとか集めた画集みたいなのが欲しいやつだな〜〜〜
(あとパンフ、あれ本当に凄いのでもし映画が気に入れば、そしてパンフの在庫があれば、普段パンフ買わないよって方も買うのオススメします!!!手に取った瞬間でもうびっくりすること間違いなしです!!!)
とにかくダラダラ長い!ただ無駄に不穏なだけ!
ヘレディタリーに全く怖さも面白みも感じなかったので、さして期待もせず観ましたが…
どうもこの監督とは根本的に肌が合わないようです。
「明るい背景(空や花や衣装)」と「不協和音の音楽や声」という組み合わせで不穏な空気を出していますが、本作、終始そればっかで、しかもそのあと何が起こるわけでもない肩透かしパターンが多すぎて、わたくしは早々に白けてしまいました。また不穏になってきたけどどうせ何もないんだろ?ほら何もなかった、って。
たまに思い出したように事件が起きはしますが、そこに至るまでが長過ぎ。不穏さにビクつける人はいいと思いますが、わたくしのような捻くれ者にはただただ退屈なだけでした。早よ話進めろや!と。
そもそも、村に行く前から音楽で不安にさせる手法使っちゃってるのはどうなんですかね…
あと本作、主人公たちが終始ラリってるので、客観的に事態を見ている人物が一人もいないんですね。なので村人がどんなに変な行動をとっても、作中人物にとってそれがどれくらい変なのかの一貫したバロメーターがない。13金で登場人物全員ヤリチンヤリマン、みたいなもんです。感情移入の矛先がいない。だもんでなーんか作品に入り込みにくかったです。
こちらのレビューを見ても賛否割れてますね。
私は否に一票かな…
評価に難しい狂気
この手のジャンルはあまり見ないのですが、評価に悩む作品なのではないでしょうか。
ストーリーで評価すれば、設定も含めてありきたりなスリラーやサイコ映画であると言えないでもありません。キャラの作り込みや心理の変化もあまり見受けられず、祭事における人々の心情や生活などの設定は薄いと言えるでしょう。リアルな設定が好みな方には気になる点でしょう。
しかし、こと表現力、描写力となると私は好みでした。狂気という点においてはうまく表現されており、不安の煽り方は群を抜いているのではないでしょうか。叫び声や音楽、画面などの使い方は、惹きつける大きな要因になったといえます。ですので、ただ単にその他数多くの映画と同一の観点で評価することはおすすめしません。
とはいえ、ストーリーや所々のCGや人形を使用することによる違和感などを加味して3.5というのが私の評価です。そうした違和感をブラックコメディとしてみれば笑えるシーンもいくつかありますが、ブラックコメディとしてなら中途半端な気もします。
個人的にラストシーンは特に印象的でした。画面的な美しさもそうですが、様々な矛盾からなる狂気、まさにハッピーエンドでしたね。
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