ミッドサマーのレビュー・感想・評価
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とても美しい風景の陰で…
風景、景色、セット、美術がとにかく美しい。作品自体は監督が好む作品へのオマージュともとれる。映像の至るところで「あの作品からのインスパイアだな…」と気付く楽しみもある。前作「ヘレデタリー 継承」ではオカルトな内容がマンガチックなアプローチでエンディングを迎え、かなりガッカリさせられたのだが、今回はひたすら美しい映像の中でグロテスクなシーンとクレイジーな儀式が色取り取りの花に彩られ、この監督の一つの到達点を見た感じがした。ファンタジーとグロテスクが見事に融合され、軽くドラッグの要素も加味して、素晴らしい出来になっている。この監督自らが「面目躍如、ここに極まる」と宣言しながら表舞台に堂々と躍り出た印象の素晴らしい映画だ。余談だが「ベニスに死す」のタージオことビョルン・アンドレセンが出演していたのには大変驚いた。絶世の美少年も変わり果ててしまったが、元気な姿が見れただけでも感慨も一入である。
ホラーではない
監督がインタビューで言ってた通り、ホラー映画ではないという印象。
失恋をテーマにしたブラックコメディ??
メンヘラ彼女とズルズル付き合ってたら酷い目に遭った彼氏…。
90年に一度の奇祭らしいが、村人みんな慣れ過ぎてて年一で似たような儀式はやってるんだろなーと。
グロはあるが、エロめなシーンではエロさとか不気味さよりも滑稽さが際立って思わず劇場で吹き出して笑いを堪えるのに必死でした。
ネットやTwitterでは話題になってたというか、もはやTwitter民のオモチャにされてる感ありますが、まあオモチャにされるのもわかるような…。
2時間半という長尺ですが、不穏な曲と主人公らがキョドキョドするだけの間に無駄に尺が割かれていて冗長な印象。話を追うだけなら1時間あれば足りそう。
刺さる人には刺さるのかもしれないが、個人的にはシュールでチープなサブカルニッチムービーという感じでした。
ヘレディタリーに次ぐ、アリ・アスター監督の新境地
本作はヘレディタリーに引き続き、かつてないようなアイデア、構成の作品。
監督の発言通り、恋愛にある心情をカルト的な民間伝承の不気味さと融合させた話になっていた。
個人的には、正直気持ち悪いシーンが多く、ストーリーも隅々まで解決するようなものでもないので、後味悪く心に残ったのが正直な感想です。
複雑な内容を考察したからといってすっきりするものでもない気がします。(そういいつつも考察楽しいですけどね(笑))
が、本作の映像美、ストーリー、などなど見どころは満載な作品なのは断言できます。
アリ・アスター監督の次回作も期待しています。
ただ、今回ほどの描写は勘弁してくれ(´;ω;`)
ニコ動コメ付きなら満点
村八分のカルト団体のお話です。
白い装束に老若男女の営みを描く様はまるでオ〇ム真理教のサティアンを連想させました。
盛り上がりもなくただ淡々と生贄を調達していくさまを2時間半見させられるのみ。
途中で帰りたくなった映画は初めて。
恋人と見てなければ出てましたね笑
村人がクリーチャーになって村から脱出するサバイバル的展開なら盛り上がったかも。
100%クソ映画
予告編見て気になってたので、事前に見る人選ぶかもという情報は得た上で、ホラーのようなサスペンスのような映画なのかなと思って鑑賞。見終わって、堪らずに他の人のレビューをチェックして自分だけじゃなかった良かったと安心しました。
ストーリーも一応流れはあるけれど、やたら長くて早く終わってくれって上映中ずっと願ってました。家族一気に亡くしてボロボロメンタル状態な時に、関係がうまくいってない彼氏が友達と旅行に行くの隠してたの発覚して、しれっと一緒に行けるメンタルってどんな状態か分からないけど。
自分のような凡人には制作陣の「どうです?不気味でサイコでなんやかんやでこんな描写に結末なんて素敵でしょ?」感を前面に押し出されたような感じで非常にイラッとしました。
上映中ずっと不快だったのは音楽のボリュームが半端ない大きさだったこと。冒頭の電話の音からBGMと思ったら実は村人が演奏してましたな音まで全部耳が辛かった。編集の時に音楽やらの担当者がボリュームの調整間違えたのかな。会話の音量は普通なのでわざわざ大きくしてるのは分かるのですが、音楽のボリューム本当にうるさかった。
なんやかんやで仲間達が死んでいってそろそろ終わってくれるはず!と期待してみてたら、彼氏が薬入りジュース飲んで陰毛食べさせられた生娘村娘with村の女性達と花に囲まれて性行為をするシーンがあって、唐突なモザイクと喘ぎ声を増幅させた歌声で???何を見させられてるんだろう状態。オシャレ感?不気味感?もうモザイクしか目に残らない。話的にもカット出来ないし更に歌声入っちゃってるからカット出来ず苦肉の策でモザイク?
予告編で見たドアの向こうを見ちゃうシーンの向こう側って彼氏の浮気現場かっ!彼氏が裸で走り回るモザイクがスクリーンから浮きすぎててモザイクから目が離せなかった。あれは日本だけ配慮してモザイクなのか?
精神的に不安定そうな主人公は耐えきれず、とんでもない勢いで打ちひしがれて泣いてるのに合わせて増幅させた歌声で一緒に歌う村の女子たち。ここは笑ったら不謹慎なところですか?
最後は村に一緒に来た友人(既に死体)も彼氏(熊の中で虫の息)も一緒にお焚き上げ、それを見て笑う主人公。ほらこんな結末不気味でしょ!という制作陣の渾身のラストシーン。ずっと前から置いてきぼりだったから、スタッフロールに花が生えてたけど、湧き上がってくる時間(上映時間長すぎる)とお金を無駄にしてしまった後悔にさいなまれてそれどころじゃなない。もう何を伝えたかったのか分からなさすぎて、終わってから後ろ向きで花を摘みたくなった。
映画ってちゃんとジャンル分けができることって大切なんだと思いました。ホラーでもないし、グロでもないし、何を求めて見るかって大事。映画館にわざわざ見に行くと耳が壊れそうになるおまけ付きだし。この映画好きって言う人は、「大衆には理解できないだろう物を理解できちゃう自分すごくない?」とか「私は!監督の伝えたかったこと分かるわぁ」みたいな自分大好きな感情が見える気すらします。これは余計なお世話ですけど。
制作陣の自己満足映画としか言えない。自分の読解力が足りないせいで分からないのかと思ってネットで調べてたら、公式によるネタバレ解説があって絶句。映画の中で伝わってない、観客が理解出来てないだろうことを映画外で解説してるって…それって映画の中で伝えきれてないって分かってやってますよね。ずっと置いてきぼりだった自分が、思惑通りにわざわざ調べて公式の方々によるありがたーい解説も見て、それで理解した上での感想です。
100%クソ映画!!
祝祭が始まる
人の口ほどあてにならぬものはないんだが・・・
興味深くはある。
最悪、すべてが最悪、
観る人を選ぶ
タイトルのまんま、一言で言うと観る人を選ぶ作品です。
誰かと観に行こうとしている方、覚悟してください。
ヘレディタリー継承もそうでしたけど、観終わった後、微妙な空気が流れます。エロもグロも耐性がある方が良いかと。
画面の不安定感もあるので、できれば体調が万全な時に(笑)
晴れた日の昼間に観ると、映画館の外に出てからも余韻を感じられます。
不快指数最高レベル、画面は明るいですがとにかくお尻がモゾモゾしてしまうようなシーンが続きます。
不協和音と無音のバランスが絶妙で、またところどころスウェーデン語で何を話しているか分からないところが登場人物と同じ立場で不安になります。
言葉が分からなくても、笑顔で飲み物を差し出されたらつい手に取ってしまいますよね、何が入っているか分からなくても。
郷に入っては郷に従えとは良く言ったもので、明るく楽しそうな祭りに招かれたら、自分で考えることを放棄して身を委ねてしまうんだろうなと思ってしまいました。
でも、監督が言うとおり、私はホラーではなくてハッピーエンドのストーリーだと感じました。ハッピーエンドの裏には何があるのか、まざまざと見せつけられた思い。
元々はかなりの長尺だったそうなので、回収されない伏線もチラホラ。
いつか完全版を観る機会があったら、観てみたいなと思います。
もちろん、心身ともに元気な時に。
フラワー・インフェルノ
女子好みの要素をみっちり詰め込んで語られるファンシーグロムービー。
馬鹿で下品で勝手過ぎる男どもの末路
デブで取り柄がなくてメンヘラだけど「あなた」が
お姫様!
画面を埋め尽くす花、プーさん、股間を隠して右往左往する元カレ!
これが最初の<偏執狂>アリアスター作品なら充分満足できる。
次作、さらに完成度の高さを見せて欲しい。
蓼食う虫も好き好き。
お花はキレイだった🌺
RPGツクールで作った様な薄い村!!
設定が作り込んでありそうで期待しましたが、勿体ぶった作風で微妙でした。ロケーション、村人共にRPGツクールで作ったような感じで、大勢に共感?して泣いてもらえても、まるで虫か何かの集合体を相手にしているみたいで、薄っぺらく感じました。ショッキングなシーンも期待したようなものはなく、ほのめかしばかりで、どう殺されたかは想像して下さいばかりで肩透かしでした。エッチな儀式シーンは、天皇が若い巫女二人と一晩中3Pして稲に精子をかけるというカルト儀式、27億円かけた先日の「大嘗祭」が頭をよぎりました。マークがヤリ目キャラだったので、そこはマークじゃないと話が締まらないと思いました。(松坂桃李だと「うおおおお!!」と使命感に燃えて、滞りなく儀式は済んだのだろうなとも思いました。)長い割に村とアメリカどちらの暮らしが真の人間らしいのかというテーマでもなく、村と村人が薄く祭りや儀式の高揚感に入り込む事もできないので残念でした。ホルガ村より、出だしの電話のベルと主人公の泣き声が怖かったです。気に入った人はディレクターズカット(170分)も観て考察してね、という感じですが、半年遅れの劇場公開で制限版を観せられたのかよと、そこまで付き合う気にはなりませんでした。古いですが、「楢山節考」(1983)の方が生命の循環を上手く表していました。
ジャンル分けが難しい
不穏さと間抜けさが同居する、白昼のカルト追体験ムービー
これはギャグなのか??
ヘレディタリーで鑑賞した人間をどん底の気持ちに突き落としたアリアスター監督。明るいイメージから予想されるいやーな感じ。でも、なんだかコメディ。
笑っていいとこなのかな?ってちょいちょいあるシーン。
BGMからして不快な感じでちょっと面白かったのはBGMかと思ったらお前らが演奏してたんかい!
あと、モザイク、今更??笑
全裸で逃走するクリスチャン、いまさら股間を隠されても、、笑
と、色々なんだかクスリとするシーンもあるが、グロシーンもわりとある。
なんだか気に食わないのは押し付けられた価値観や村のルール。
ようはホステルみたいに騙してハメているようで嘘や薬物で自分達の思想をおしつけるのはなんだか嫌な気持ちだった。
あんな現場みて主人公の女はそりゃラストはニヤリとするだろうが、結局精神の弱い女の子はあっさり洗脳されて取り込まれますわ。
最後にガツンと反撃があればスカッとしたんだけどそれもなくどんよりとしたラスト、胸糞悪いなー
これが監督の狙いなんだろうけどきっちりハマりましたわ。
余談ですがjk2人見に来てたけど、ドン引きしてましたね。そりゃそうか笑
ちょっと怖そうだな〜なんて軽い気持ちでカップルが見に来たら気まずいこと間違いなし。
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