「90年に1度の無茶振り祝祭設定と長いタラタラ話」ミッドサマー 巫女雷男さんの映画レビュー(感想・評価)
90年に1度の無茶振り祝祭設定と長いタラタラ話
家族を亡くし、精神的にも追い詰められている女性が彼氏&その男友達と一緒に、民族学勉強も兼ねてスウェーデンの村へ伝統祝祭を観に行く話。
「ここはスウェーデンだよ」とか「白夜だよ」とか言われても映像的にはイマイチピンと来ないが、見知らぬ土地で地方のお祭り、儀式観るならこんな感じだろうな感は味わえる。
90年に1度という祝祭の長いサイクル設定も、長々と何日も祝祭をしている映画内容を観る側に納得させる一要因なんだろうな。
しかし、その設定に反比例するかの様なカルト儀式の一部(監督らしいオカルトビックリネタ内容)には個人的に観る熱が中盤から冷めた。
90年に一度の祝祭だぜ?
そのサイクルで村民のこの祭慣れは無いわ。
身近な村民が死んでも平然。当たり前の様。
これが最低5年に一度で村民慣れ感あるなら分かるけどね。その態度なら毎年練習してるのコイツら?感あり。長老の老婆がアドバイスしてるにしても無理がある。
また、ただただ異文化を受け入れ、あまり行動をしない主人公達もどうだろうか?
民族学研究なら、「最低限ビデオカメラぐらい廻せば?」とも思っちゃう訳で。
芸術的カルトに見えがちですが、そこそこ考えれば映画内容が異文化で怖がらせたいだけだもの。
祝祭の意味や重要性が全然伝わって来ない。
監督は怪しい匂い薬で話全て誤魔化すんだろうね。
映画の尺取り過ぎ。
2時間半は要らん。
この監督は前作も踏まえ、こんなモノしか作れないのだろうなと実感しました。
SHINJI TAKEUCHI様コメントありがとうございます🙇♂️
ディレクターズカットの存在もオリジナル公開から直ぐで私としてはふに落ちないし、こちらの田舎にはディレクターカットが来ずオリジナル版のまま。
もう、機会があれば今後観ます。
ありがとうございます。そうですね、もの悲しさを感じてしまいました。金田一シリーズなどでも日本の集落の風習が取り上げられたりしてますけど、最低限のことは守っているように感じられます。文化伝統として自殺を見させられたり、外部の者の意思を無視して殺害するのを見るのは、サークル・オブ・ライフと言われてもなぁ、と思ってしまいます。
私も90年に1度?には違和感がありました。祭りを見ているとせめて3年に1度ぐらいじゃないかなぁ。メイクリーンの選ばれるのも、異なる血を入れるのも90年に1度なのも変かなぁって。
一応そこは何とか自分も劇中にハマりに行こうと努力しましたw
それよりも、巫女さんも書かれている様に90年に一度?どれが?全部?イヤイヤこれからだろと気にしてたら終わってましたww