「非日常のなんとも言えぬ恐怖と安堵」羊とオオカミの恋と殺人 まっしーさんの映画レビュー(感想・評価)
非日常のなんとも言えぬ恐怖と安堵
原作の漫画は軽く知っている程度。
主人公の黒須の今の自分に不満しかないところに、たまたま現れた美しき殺人鬼の宮市。
2人の歪な関係が変化しながらも、繋がっていく。
福原遥はほんとうに綺麗で演技も上手だと思う。
ドラマ3年B組で見た時から、笑顔や涙、複雑な表情の使い分けができて、見ている人を惹き込む力があると思う。
ただ、話の流れとしてやはり、非日常なこともあり、のめり込むというよりは、ホラー的なドキドキ感、次はどうなるのか気になるという気持ちが強かった。
共感というものはほぼない、強いて言うなら黒須の「現状に不満を持った若者が、考え方を変えて、殻を破る」と言う部分か。
BGMとこちらの心境が合わない部分がややあったが、それは共感できない映画の筋とある意味合っていだと思う。
個人的に刺さらなかったため、星は3つだが、演技や構成は良かったのではと思う。
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