劇場公開日 2019年11月29日

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「真の愛とは。非日常を通して問う、異色作のラブストーリー。」羊とオオカミの恋と殺人 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5真の愛とは。非日常を通して問う、異色作のラブストーリー。

2020年3月12日
PCから投稿

怖い

興奮

幸せ

【賛否両論チェック】
賛:“殺人”を通して愛や人生を問う、異色の内容が魅力。
否:グロシーンが多いので、苦手な人には向かない。設定や展開もご都合主義で、かなり無理もある。

 全てを失い自暴自棄になった黒須が出逢った、清楚な殺人鬼・宮市。そんな2人が織り成す不思議なラブストーリーは、さしずめ“殺人”という超非日常的なものを通して、「本当の愛とは?」「本当の自分とは?」といった問いかけを描いているようで、思わず惹き込まれてしまいます。
 殺人鬼なのに笑顔を絶やさず、それでいて殺しの時は凄みをも感じさせる宮市のキャラクターも、とっても魅力的です。福原遥さんの怪演が光っています。
 勿論グロシーンは結構ありますし、ストーリーもかなり無理がある感じではありますが、他では観られない異色の恋愛映画ですので、是非チェックしてみて下さい。

映画コーディネーター・門倉カド