「ディズニーマジックで丸く治まった?」マレフィセント2 まいかさんの映画レビュー(感想・評価)
ディズニーマジックで丸く治まった?
*1も視聴済みです
ディズニープラスで公開されたので視聴しました。物語はムーアの女王オーロラにアルステッドのフィリップ王子がプロポーズから始まります。マレフィセントは人の子を愛し、森を守る役目をしているのに誤解されアルステッドの人々に不信感を持ちながらも彼女はオーロラと共にお城に向かいます。オーロラのために良好な雰囲気を保とうとしましたが、悪事を企む王妃の挑発や誤解により口論になり、ついに怒りを抑えきれず攻撃をしてしまいオーロラにも疑われてしまいます。ショックを受けたマレフィセントは恨みの気持ちを思い出し、王妃は既に進めていたムーアを滅ぼす計画を実行し始めます。そうして戦争が始まる。
迫害された恨み、人々の誤解、オーロラの迷い、王妃の計画などが絡まり戦争に発展しました。
その戦争は残酷で、たくさんの命を失いました。そしてついにマレフィセントと王妃の直接対決。1度は消えたマレフィセントですが、不死鳥フェニックスの末裔である彼女は復活します。そしてオーロラを助け、王妃はヤギに変えられてしまいます。オーロラとフィリップが結婚し物語は幕を閉じる。
戦争が起こるまでのストーリーはまさにドキドキハラハラで時には目を瞑りたくなるような現実もあってこんなに誤解し合い、敵対し合う彼らはどうやって和解するのか。私はディズニーだから最終的にはみんな仲良くなってちゃんちゃんと思っていました。だから結末が見えていたからこそ、そこのにたどり着くまでの展開を期待していました。フィリップ王子がダークフェイのポーラに争いはやめようと語りかけ家来のパーシヴァルの心が平和へと傾いていくところはまだ良かった。だけど、王妃に落とされたオーロラをマレフィセントが助けたあと周りにいる兵やダークフェイは都合よく争いをやめてしまいます。最初は誤解から始まった戦争だけど、仲間を殺された恨みはないの?あんなに激戦だったのにあっさりとやめちゃうの?たしかにマレフィセントが人の子を守ったところを見たけれど、それだけを見て戦争をやめるなんて理解が早いな〜と思いました😅その直後に結婚式をあげちゃって、国民たちは喜ばしい気持ちで出席しています。切り替えも早いなこの人たち笑 街も崩れて、命も危うかったのに「戦争終わった!結婚式行こう!」とはならないでしょ。しかも国民はマレフィセントがオーロラを救う様子を見ていたのでしょうか。1部のダークフェイが子供を守っていましたが、街を壊したことには変わりないし、皆はなぜ許す心を持てたのか。そこの部分をもう少しだけ映してほしかった。ずっと恨み続けたり、恐れ続けたりしてきた彼らの心を一瞬で変えたもの。その要素が少し弱かったかなと。なので私が最初に言ってたように「ディズニーだから結末はハッピーエンドで丸く治めなきゃ」と無理矢理感が出てしまってました。これがディズニーマジックってやつか。戦争が終わるまでのストーリーは良かったからもったいない😣