劇場公開日 2019年10月18日

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「完全大人向けの世界観。種を超えた真の愛とは。」マレフィセント2 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0完全大人向けの世界観。種を超えた真の愛とは。

2020年1月19日
PCから投稿

悲しい

怖い

興奮

【賛否両論チェック】
賛:1度は芽生えていた種を超えた愛を、戦いを通して主人公達が再び取り戻すことが出来るのか、目が離せない。ダークな中にも光が垣間見える世界観も印象的。
否:小さい子にはやや難しく、怖がってしまいそうなシーンも多いので、家族サービスには不向きか。前作の知識もあった方がイイ。

 前作の説明はあまりしてくれないので、予備知識は必要です。世界観も描写も大人向けといいますか、小さい子が観ると怖がってしまいそうな描写も多めですので、家族サービスには向かないかも知れません。
 そんな中で今回描かれていくのは、人間とダークフェルとの種族を超越した隣人愛の物語です。陰謀によって引き裂かれてしまったその絆が、人間の持つ猜疑心や強欲さに打ち克つことが出来るのか、その行方に思わずハラハラさせられます。あまり言うとネタバレになってしまうので、詳しくはご覧になっていただきたいですが、個人的にはダークフェルの1人が人間の子供を助けるシーンに、思わずグッと来ました。
 前作同様、基本的には大人向けのダークファンタジーといえそうです。

映画コーディネーター・門倉カド