「ありがとう藤原啓治さん!」ドクター・ドリトル KZKさんの映画レビュー(感想・評価)
ありがとう藤原啓治さん!
思ってたより子供向けの作品だったなと印象。
もちろん終始ユーモラスなシーンが多く大人も楽しめる事には変わりないが、とても優しくシンプルなストーリー展開であり子供たちが楽しめるような作品だったように思う。
高校生の頃にアイアンマンを劇場で鑑賞しダウニーの大ファンになった。同時にその際吹き替えで観たこともあって藤原啓治さんの大ファンになり、以後ダウニーの作品は字幕吹き替え共に楽しむようになった。
4月にお亡くなりになりこの作品がダウニーを吹き替える最後の作品となったわけだが、改めて残念に思う。
しかしこの作品では変わらずいつもの藤原さんの元気な声が聞けてとても興奮し、楽しませてもらった。
作品自体は冒頭でも書いたとおり子供向けの作品であり見応えがあるというよりかは、ラフにほのぼのとした気持ちで見られる作品である。
しかし、ダウニー特有の理屈っぽいシーンや動物たちとのユーモラスのシーンは十分楽しめ、ダウニーファンなら見ていて十分楽しめるのではないか。
そしてなによりこの作品は敵含め、相手を過度に傷つけることなく優しさに溢れた作品である。臆病者のゴリラに対しても「恐れる事、恐怖を抱く事はいいんだ」などとても分かりやすい優しいメッセージが所々に散りばめられるためその辺は子供達に十分楽しめるであろう。
まだまだコロナが終息したとはいえない世の中だが、いずれはこの作品を1人でも多くの子供たちが目にし、楽しめる日が来たらなと思う。
そして藤原啓治さんのファンにも存分に楽しんでもらいたいと思う。