「「猫は犬にあらず。」文学的で哲学的なミュージカル。」キャッツ 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)
「猫は犬にあらず。」文学的で哲学的なミュージカル。
【賛否両論チェック】
賛:他の追随を許さない圧巻のミュージカルシーンは必見。その歌とダンスに魅了されること請け合い。
否:展開は非常に荒唐無稽で、内容的にも哲学的で難解なので、ミュージカルの好き嫌いで賛否は極端に分かれそう。
本作の魅力は、1にも2にもとにかくミュージカルです。珠玉の歌とダンスに圧倒されてしまうので、それだけでも一見の価値ありです。個人的にはグリザベラが歌い上げる、
「Beautiful Ghosts(美しいゴースト)」
が、切なすぎてメチャメチャ好きでした。
ただ逆に言ってしまうと、それ以外のストーリー的な部分は、非常に文学的というか哲学的というか、正直難しいです(笑)。いきなり
「猫は犬にあらず。」
って言われましても・・・っていう感じですね(笑)。
ですので、好き嫌いは本当に真っ二つに分かれるかと。好みが合えば何回でも観たいほどだと思いますし、合わなければ絶対寝てしまうと思います。基本的にはミュージカル好きな方向けの作品といって間違いなさそうです。