「メモリー!」キャッツ DKawaさんの映画レビュー(感想・評価)
メモリー!
言わずと知れた舞台キャッツの映画化。
舞台版と比べると、本作は他の楽曲で次第に盛り上げていって"メモリー"でクライマックスとなるよう明確な演出にしているところが特徴的かな。
"ジェリクルソング"の方が主題的には合っていると思うけど"メモリー"の楽曲の破壊力は凄いしね。
あと、ダンスがクラシックバレー感が全開なところは、主演のフランチェスカ・ヘイワードがロンドンのバレー団のプリンシパルだったと知って納得。
<追記>
英語版に続いて吹き替え版を2回目に観ました。
英語版以外のバージョンはドイツ語版と日本語版だけだそうで、母国語でキャッツを観ることができるのは非常にラッキーなことです。
日本語で観るとなると、劇団四季版と比べてしまうわけですが、現代的な表現になっていてリズム的にも気持ち良いです。
名曲メモリーの歌詞で、
♪デイライト 待ちわびる サンライズ
♪あきらめたくない 新たな日々
なんてフレーズは日本語と英語混ぜつつ、韻を踏んでいたりして聞いていて気持ちが良い。
一方、
♪Touch me どうか行かないで
のところは劇団四季版の
♪お願い 私にさわって
の方が切なさが伝わってくるよなと思ってみたり。