「どうしても舞台と比べてしまいますが…」キャッツ サトミンコさんの映画レビュー(感想・評価)
どうしても舞台と比べてしまいますが…
前評判があまり良くなかったのでどうかな?と思いながら見ましたが、最終的には良かったかなと思います。
【良かった点】
・とにかくジェニファー・ハドソンのメモリーが凄かった。
メモリー自体が感動的な曲ですが、自然と涙がこぼれました。
歌だけで人を感動させることが出来るってスゴイです。
・ヴィクトリア役の女優さんがとにかくカワイイ。
バレエ団出身とのことなので踊りもさすがです。
・ジュディ・デンチとイアン・マッケランのベテラン俳優が好きなので、出てることが嬉しかったです。
【いまいちな点】
・ダンスシーンがイマイチ。
振り付けが悪いのか?
もっとそのシーンの主役がクローズアップされるような映し方をして欲しかった。
・ここは舞台どおりタップダンスにして欲しかったと思うシーンがありました。
・一番残念は、ミストフェリーズのシーンです。
この役は舞台ではダンスが上手い人しか出来ません。
舞台では、それくらいミストフェリーズのダンスが見せ場の一つなのに、そんな扱いになってなくて残念でした。
・メリハリがなかったというか、全体的に流れるようにシーンが変わり、たしかに見せ場もあったけど舞台程でなく、あまりワクワクしなかったかな。
私は元々、20年以上前にロンドンでキャッツを見てレコードが擦り切れるほどサントラを聴いていたので、曲には思い入れがありました。
なので、ほとんど歌でも大丈夫でしたが、もしかしてキャッツが初めての人にはキツかったかもですね。
でも、なんだかんだ、もう一回見たいかな、とちょっと思ってます^_^