「これはこれで。。」キャッツ unicoさんの映画レビュー(感想・評価)
これはこれで。。
何だか酷評する人が多いようでしたが、全体的に質の高いパフォーマンス満載で、それなりに楽しめました。
やっぱり映画にするにはちょっと無理があったのかなぁ、とは思いつつ、映画にするなら、こうするしかないか、という気もするし、ある意味映画という”制約”の中では精一杯の力作ではないかと思います。
今どきの映像表現には無限の可能性があるので、”制約”は必要ないはずですが、元々かなり擬人化してしまったからライオンキングみたいには出来ないし、かといって人がやったら”Cats"じゃないし。。 アニメもちょっと違うしなぁ。。
オペラや歌舞伎を映画館で観ているのと同じような感覚で、「出来れば劇場でみたかった。」というのが正直なところではあります。
でも出演している皆さんのパフォーマンスは素晴らしく、歌も踊りも堪能させてもらいました。
フランチェスカのしなやかな身のこなしはさすが魅力的で、”ネコ”らしくてかわいいし、テイラースウィフトについてはヒット曲を聴く程度でしたが、懐の深いアーティストだということを再認識しました。
Beautiful ghostsの歌唱も心に沁みます。