「ファンへのご褒美」ダウントン・アビー しずるさんの映画レビュー(感想・評価)
ファンへのご褒美
家であまりTVを見ないのだが、和洋問わず歴史物が好きなので、『ダウントン・アビー』は、偶然見合わせた時などに飛び飛びでつまみ食っていた。貴族一家と使用人の、かなりドラマチックな偶像劇。日本で言うと朝ドラの感じだなぁと思っていた。
そんなつまみ食いの私でも大丈夫だろうか?と心配しつつ見に行ったのだが、流石のご長寿番組、冒頭からキッチリ登場人物紹介を用意してくれていた。大変助かりましたありがとう(笑)
今回は国王夫妻が屋敷に御滞在という事で、その間の階上階下のてんやわんやの顛末。ありがちで、相変わらずの力業展開もありながら、最後はあちらもこちらも丸く収まって、スッキリ気分良く楽しむ事ができた。無難な内容だが、ファンには嬉しい続編だろう。
歴史物好きとしては、舞台や衣装、小道具の華麗さも堪能できる。
映画として特に不満はないのだが、エピソードの描き方というような物が、やはり何処となく、連続ドラマの手法なのだよなぁ。
トムの恋路とか、バローさんと気になるあの人との今後とか、やっぱり凄く気になっちゃうじゃないか!
続きはいつ!?と言いたくなってしまう。これも製作陣の思うつぼなのかなぁ。
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