劇場公開日 2020年7月24日

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「アルプスの少女(たち)」アルプススタンドのはしの方 梨剥く侍さんの映画レビュー(感想・評価)

2.0アルプスの少女(たち)

2020年8月15日
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鑑賞方法:映画館

2017年の全国大会で優勝した東播磨高校の舞台は当時TVで見てとても感心した覚えがあり、映画化と知って見てみることに(出演者は知らない人ばかりなので、てっきり高校演劇部だった連中がそのまま出ているのかと思ったら、そうではなかった)。
もともとの演劇は舞台という制約を逆手にとって、アルプススタンドのみを客席側からの視点で見せながら、グラウンドの試合も想像させる点が秀逸なアイデアだったわけだが…。
①舞台だとずっとロングショットなのが、登場人物のクローズアップが入って表情の機微がわかるようになった点は良かった。
②アルプススタンド以外の球場の通路などのシーンも加わったので、コンセプトの視点があいまいになった。
③狂言回しの英語教師はただただうっとうしかった。
④ラストの後日談も蛇足。
⑤安田あすは役の人は上手だと思った。
演劇を映画にする場合、何を足すか、あるいは足さないかの選択が肝になる。この作品に関しては改めて演劇という枠組で構想されたものとして再認識した。世間に広く知らしめたという功績はもちろんあるが。

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梨剥く侍