「人生とは“おーい、お〇”」アルプススタンドのはしの方 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
人生とは“おーい、お〇”
今、甲子園では無観客の交流試合が行われている。まさしくこの映画の逆パターン。応援団がいなくても努力してきたことは、勝敗にかかわらず必ずいい結果を生む。
茶道部の顧問・厚木先生も声を枯らして応援。のどを痛め血を吐き、声はいかりや長介状態になっている。タッチアップを知らない安田と田宮、それに成績トップの宮下は“迷宮”だと語り合う。また、宮下を抜いて模試1位になった吹奏楽部部長・久住も絡んできて、入間高校のエースソノダの話が彼らの話題の中心となる。
グラウンドにいるはずの高校生球児たちの映像は一切映し出されない画期的な作品でもあり、野球に対するそれぞれの思いから彼らの心情が浮かび上がるのです。最初は甲子園っぽさもなかったので、冷めた目で見てしまいましたが、見えないはずの白球を追う球児たちが浮かんでくる。作り方が上手い!
「人生は三振の連続」、「人生は送りバント」などと軽く言ういい加減さもあるのに、厚木先生はちゃんと生徒たちのことを見ていた。演劇部が関東大会に進みながらも演じられなかったという事実も重みを増してくるけど、藤野にもバカにされていた万年ベンチウォーマーのヤノがバッターボックスに立ったことに意味があった。
「しょうがない」で終わらせてはだめだ。努力は報われなくとも、人生にはきっと大きなウェイトを占める。それが青春ってもの。などと努力してない俺が言っても意味はない・・・かな。松井の5連続敬遠のときにはヤジを飛ばす側だったし、10数年前の母校の応援ではビールを飲んで宴会してたし・・・と、“生茶”飲みながらレビューしてみました。
kossyさんへ
俺も速攻で観に行くつもりだったんですがSPOTTEDのロゴを見て、他作品に走りました。高校ブラバンならグレンミラーはレパートリーにあるでしょうね!
コメントありがとうございました🙇♂️
舞台では無く、映画化するに辺り何処まで甲子園「アルプス」スタンドを映像化するか?になって来ると思うんですがねw
ちなみにお茶ネタ有りましたが、黒豆茶のペットボトル自販をこちらの地方で観た事がありませんw