「家族の再生の物語?うーん。それだけでは無いような気がします。」最初の晩餐 もりのいぶきさんの映画レビュー(感想・評価)
家族の再生の物語?うーん。それだけでは無いような気がします。
映画のタイトルが気になったのと、
今の朝ドラヒロイン・戸田恵梨香が出ているので鑑賞しました。
父の死をきっかけに、ばらばらになっていた家族が再生する
そんな話かなと最初は単純に思いました。
作中、染谷将太がシンプルに問いかける場面があります。
「家族って、何スか?」
これ、実はすごく深い問いかけかなと。
子連れ同士の再婚から始まる話なのですが、話が進むにつれ、
家族一人一人が問題を抱えていたことや
今もそれぞれが問題をかかえていること。
それが次第に見えてきます。が、
・母斉藤由貴は前のダンナさんと何時離婚していたのか、とか
・父永瀬正敏は前の奥さんとどうして別居していたのか、とか
・姉戸田恵梨香は今のダンナと上手くいっていない感じだが何故か、とか
・兄が家を出て行った本当の理由は何なのでしょう、とか
そういったことは、はっきりとは明かされること無く、エンディングを迎えます。
それが何となく物足りない感じがして、もやもやしています。
もちろん、それを描写していたら、間違いなく
人間関係ドロドロのドラマになりそうで、それはそれで、とても嫌です。。
けど、それでいいのかな。どうなのかな、と頭の中で考えがぐるぐる回っています。 あれー。
最後に
森七菜ちゃん
小学生くらいから高校生くらいまでを演じてました(ですよね?)けど
自然に小学生に見えました。18歳が小学生をって
これはこれですごいなと。
で、この話の舞台ってどこなんでしょう?
谷川岳とか名前がでていたので関東かなと思ったのですが、
戸田恵梨香さんは関西弁で会話していたので。
あ、ロケ地は長野か。
いずれにしても田舎の風景。いいですね。
☆映画の感想は人さまざまかとは思いますが、このように感じた映画ファンもいるということで。
その後、やはり育ての父親に対しての感謝や、自分も子供をもつなどして、男女の在り方、家族になると言うことが理解できたので、義父のお見舞いや、葬式にも顔をだす。
私はその様に理解いたしました。
突然ですがコメント失礼します。
兄が家を出た理由は
自分の親の離婚は夫婦の問題であったと、兄は思っていたので、父親が亡くなったと聞いた時には、現父を認めていた為、お葬式には行かず、お葬式に行く事は自分的には今の父を裏切る様に思えた。
しかし、2人が理由で離婚なら話は変わってきて、実父のお葬式にも行ってないなどの自分との葛藤により一人暮らしを始める
舞台は九州、熊本かな、と。冒頭の台風のシーンでTVの天気予報での台風情報が九州だったのと、親子で野球放送を見ているシーンでソフトバンクの試合のようだったので。方言も、どこの国の言葉は確信はありませんけど、九州の言葉のようでした。
kossyさん
コメントありがとうございます。
私も、窪塚洋介が家を出た件について考えています。
家を出た理由が
今の家族が、実父は居なかったかのように存在している、
それが許せなかった。
もしそういう事なら、
義理の父に再び会おうとしたきっかけになるようなエピソードも
あって欲しかった気がしています。
桜とか焼き芋とかは季節感があってよかったのですが、本当に舞台がどこなのかさっぱりでした。でも長野だとしたらおかしい。東京に飛行機で帰ることんんてないし、長野方言がまったく聞けなかったし。
窪塚洋介は家を出ていきましたが、一人暮らしを余儀なくされた?それとも父親の親戚とかあったのかなぁ・・・さらに息子なのに葬儀には出なくてもよかったのか。ちょっとした矛盾が多かったように思います。