ザ・ランドロマット パナマ文書流出のレビュー・感想・評価
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「マネー・ショート」みたいな作品だが…
豪華キャスト&スティーブン・ソダーバーグ監督ということで見てみた。 「マネー・ショート」みたいな作品だが、中身が観客に伝わってない。新聞で読んだ程度の知識ではついててけなさそう。 もっと分かりやすく、かつコメディタッチになっていれば違っただろうに。
ポップで皮肉たっぷり
パナマ文書流出の内幕を、テンポよく、楽しく、わかりやすく描きつつ、法律の抜け穴を突いた悪事を告発する映画。 メインの役者3名は、この告発に共感して出演したのだろうな(みんな割と政治的立場をはっきりするタイプなイメージ)。 庶民には縁のない世界だけど、こういうことはなくならないんだろうなぁ。 「ランドロマット」はlaundromat=コインランドリー。 上手いタイトルだわ。
【”世界最大のタックスヘイブン、アメリカ” 今作が問いかける問題は重く、意義深い作品である。】
ー冒頭、この物語の”狂言回しの”会計士、モサック(ゲイリー・オールドマン)とフォンセカ(アントニオ・パンデラス)が金について語るシーン ”そして、金は今や目に見えないモノになった” という件で、期待高まる。- ・真面目に生きて来て、漸く夫ジョーとクルージングをする生活になったエレン・マーティン(メリル・ストリープ)に悲劇が起こる。クルーザー会社が掛けていた保険がペーパーカンパニー名義になっていて、保険金が下りない・・。 ーここから、エレンの厳しい追及が始まって行くのかと思いながら、鑑賞していたが、物語は”ペーパーカンパニー”で巨額の金を設ける人々の愚かしき行為にシフトしていく・・。少し分かりにくい・・。- ・モサックとフォンセカは章立てで進む物語の随所に現れて、現代社会の金融の矛盾について、述べる。 そして、”エエッ、貴方だったのですか!”というシーンが映し出され、この物語は、スティーブン・ソダーバーグ監督がブラック・ユーモアテイストよりも、シニカルな怒りをメインに持ってきて制作した事が分かる。 <ラストの、モサックとフォンセカが僅か3カ月の収監で”罪を償い”、明るい場所に出ていくシーンにもスティーブン・ソダーバーグ監督がシニカルな怒りを滲ませている作品でもある。>
吹替版が秀逸
ややグロテスク/微妙な性的シーンも若干あるので視聴注意かな 割と早口で内容もやや難しいので吹替版がおすすめ パナマ文書についてテンポよくコメディタッチに描かれている 見てためになる、面白い、演出もうまい 吹替版も実力派の声優さん揃いなので安心して見ていられる 秀作
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