「高速ゾンビはやばいって」王宮の夜鬼 Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
高速ゾンビはやばいって
1600年代の朝鮮王朝を舞台に、民のことを考えない愚鈍な王に対抗しようとした王子一派と謀反を企てる官職一派に、人を喰らい咬まれた人も感染するというゾンビに太陽光が苦手という吸血鬼を混ぜた様な設定の夜鬼が絡んでくる話。
中盤ぐらいまではどんなものかの説明程度にしか夜鬼は登場せず、王朝のお家騒動と謀反の舞台裏をみせていく様な展開。
一応悪しき位置付けだけど、この王なら正しい革命という感じもある兵曹判書率いる謀反チームながら、そこに夜鬼を絡めてみせることで陰謀感が増幅しているし、小難しくなりそうな、退屈になりそうな話を盛り上げてエンターテイメントにしていて良い感じ。
終盤、お涙頂戴演出やバトルの長さにちょっとぐだりかけたけど、歴史スペクタクルとか、中韓王朝ものとかが好みじゃない自分にも楽しめたし、判りやすくて非常に面白かった。
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